NEWS & RELEASE|十方株式会社 Jippou Inc.
社長ブログ
本多
私が見てきた凄いアポインター 其の一
2021年6月16日
久々の更新でございます。
以前にブログで「日本一のテレフォンアポインターに会いたい」という、
謎の原動力に突き動かされ仕事を続けてきたと書いており、
また別の機会に・・・なんて勿体ぶったことを申しておりましたので
今日はその続きです。
またしても勿体ぶって3部構成にしてみます。
【其の壱 これが日本の伝統芸能の底力・・噺家のアポインター】
私が前職の営業代行会社で新人研修を任されたアポインターのお話です。
もともと法人営業の経験者のみ採用している会社なので、
どのスタッフもある程度、最初から基礎はできています。
これまで新人研修を担当したスタッフは前々職合わせて
500人以上になるのですがその中でも、ダントツに力がある超逸材のスタッフのお話です。
話のテンポ、声のボリューム、抑揚、間合いなど・・・ある程度できるスタッフは
この辺は既にしっかりしているのですが、
このA君の場合、それに加えて、目を見張ったのは、電話中に相手の懐に入る巧みさでした。
絶妙なタイミングで間合いを詰め、いつの間にか相手に気に入られ、話を聞いてもらいアポイントを獲得しています。
これ、真似しようと思ってもなかなか難しいです。
研修スタートして二日目には「これは・・もしや?」と思い
「あんた、お笑い芸人か何かやってるでしょ?」と聞いてみましたところ(実はお笑い芸人でテレアポバイトしてる人多いです)
「いえいえ、前職は深夜ドライバーです」と答えるのみでした。
彼が、だれもが知る、有名落語家のお弟子さんであったことはずっと後になってから知りました。
私は常々、研修したスタッフ(研修期間は1週間ほどです)のことを、弟子と呼んでいたのですが、
私の弟子、あの有名落語家さんの弟子でもあったのか!と驚愕しました。
一人で座布団の上に正座して、小道具もなにもない状態でまるでその場にいるかのような臨場感を
見る者に伝える芸に修行を積んでいる人間・・・テレアポうまいに決まってるわ。
さすが、日本が世界に誇る伝統芸能、噺家。