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【法人向け】テレアポの断り文句と切り返し完全攻略|120フレーズ保存版

2025年11月19日

記事のポイント

  • ●法人テレアポでよくある断り文句を網羅的に解説
  • ●断り文句を5種類に分類し、本質を整理
  • ●状況別・即使える切り返しテンプレを会話形式で紹介
  • ●人材業界・IT業界・製造業など業界別対策も網羅
  • ●断り文句120フレーズ保存版を掲載
  • ●成功率を上げるための思考法と改善方法まで解説

本記事は単なる「断り文句まとめ」ではありません。
現場で成果に直結する“実践型”完全攻略記事です。

本記事の目的

テレアポにおける最大の壁は「断られること」です。

しかし本質的な問題は、

断られた後に、何を言えばいいのか分からないこと

です。

本記事の目的は次の4つです。

  • ●断り文句を恐れなくなること
  • ●切り返しに迷わなくなること
  • ●会話を主導できるようになること
  • ●アポ率を構造的に改善すること

感覚論ではなく、
再現性のある理論と実例で解説します。

この記事を読むことで得られるメリット

この記事を読み終えたとき、あなたは次の状態になります。

  • ●よくある断り文句を瞬時に分類できる
  • ●断りに動揺しなくなる
  • ●状況に応じた切り返しが自然に出てくる
  • ●業界ごとの傾向が理解できる
  • ●断り文句を“チャンス”に変えられる

さらに、

  • ●新人教育用マニュアルとして使える
  • ●トークスクリプト改善の土台になる
  • ●成功率改善の分析資料としても活用できる

目次

  1. テレアポは断られてからが勝負
  2. テレアポでよくある断り文句一覧【基本編】
  3. 断り文句は5種類に分類できる
  4. 断り文句別・即使える切り返しテンプレ
  5. なぜこの切り返しが効くのか(心理解説)
  6. 法人営業特有の断り文句と対策
  7. 業界別断り文句集【人材・IT・製造】
  8. 断り文句120フレーズ一覧【保存版】
  9. やってはいけないNG対応
  10. トップアポインターの思考法
  11. 成功率を上げる準備と改善方法
  12. 断られにくいトーク設計
  13. よくある質問(FAQ)

1. テレアポは断られてからが勝負

法人向けテレアポにおいて、成功率は決して高くありません。
業界や商材にもよりますが、一般的なアポ獲得率は1〜3%前後と言われています。

つまり、100件架電しても97件以上は断られる。
これが現実です。

しかし、多くの営業担当者はこの「断られる瞬間」に心が折れます。

  • ●また断られた…
  • ●やっぱり興味ないのか…
  • ●自分の話し方が悪いのか…

ですが、トップアポインターの考え方はまったく違います。

断り文句は、会話のスタート地点である。

「忙しい」「間に合っている」「必要ない」
これらは拒絶ではありません。
多くの場合、それは営業電話だと察知した瞬間の防御反応です。

企業の担当者は、日々多くの営業電話を受けています。
そのため、内容を精査する前に、

  • ●とりあえず断る
  • ●時間を確保しない
  • ●リスクを避ける

という行動をとります。

ここで重要なのは、
断られた瞬間に営業が終わるわけではないということです。

本当の勝負は、その「断り」の後にあります。

なぜ多くのテレアポが失敗するのか

テレアポがうまくいかない最大の理由は、
トークスクリプトの質でも、声の大きさでもありません。

それは、
断り文句の構造を理解していないことです。

例えば、

  • ●「忙しい」と言われたときに商品のメリットを語る
  • ●「予算がない」と言われたときに日程調整を提案する
  • ●「間に合っている」と言われたときに強引に食い下がる

これらはすべて、ズレた対応です。

断り文句には種類があります。
そして種類ごとに、正解の切り返しが違います。

断り文句は“拒絶”ではなく“情報”である

断り文句は、相手の心理状態を示すヒントです。

  • ●本当に興味がないのか
  • ●忙しくて聞けないだけなのか
  • ●内容が理解できていないのか
  • ●判断権限がないのか

これを見極められるかどうかで、
アポ率は大きく変わります。

断り文句を「壁」と見るか、
「突破口」と見るか。

その違いが、成果の差になります。

本記事で扱う内容

本記事では、単なる断り文句の羅列ではなく、
実務で使える形に落とし込みます。

  • ●よくある断り文句の網羅整理
  • ●断り文句の5分類理論
  • ●即使える切り返しテンプレ(会話形式)
  • ●法人特有の断りパターン
  • ●人材・IT・製造など業界別傾向
  • ●断り文句120フレーズ保存版
  • ●成功率を上げる改善思考法

この記事を読み終えたとき、
あなたは断り文句に動揺しなくなります。

そして、
断り文句を“会話の入口”に変える力が身につきます。

2. テレアポでよくある断り文句一覧【基本編】

まずは法人テレアポで頻出する断り文句を整理します。
ここで重要なのは、単にフレーズを覚えることではなく、
「なぜその言葉が出るのか」という背景まで理解することです。

断り文句の多くは、深く考えた末の意思表示ではありません。
反射的・習慣的に発せられているケースが大半です。

2-1. 時間系の断り文句

最も多いのが時間を理由にした断りです。
これは営業電話と察知した瞬間に出る“自動反応”でもあります。

  • ●今忙しいです
  • ●会議中なので無理です
  • ●手が離せません
  • ●今はタイミングが悪いです
  • ●また今度にしてください
  • ●後日にしてください
  • ●今月は予定が詰まっています
  • ●年度末なので厳しいです
  • ●繁忙期で対応できません
  • ●今は検討できる状況ではありません

これらの本音は必ずしも「本当に忙しい」ではありません。

多くの場合、

  • ●営業電話に時間を割きたくない
  • ●内容が不明でリスクを感じている
  • ●すぐ判断できないので一旦断る

といった心理が背景にあります。

したがって、ここで重要なのは
「時間を奪わない」姿勢を示せるかどうかです。

2-2. 興味なし・間に合っている系

次に多いのが「間に合っている」「必要ない」といった興味なし系です。

  • ●間に合っています
  • ●今のところ必要ありません
  • ●他社でやっています
  • ●検討予定はありません
  • ●今後も考えていません
  • ●現状で満足しています
  • ●困っていません
  • ●大丈夫です
  • ●結構です
  • ●興味ありません

一見すると完全な拒絶に見えます。

しかし、実際には次の2パターンに分かれます。

  • ●本気NO型: 本当に不要
  • ●仮断り型: 内容が分からないため拒否

特に仮断り型は非常に多く、
実はここが最もアポ転換の可能性があるゾーンです。

「間に合っています」という言葉の裏には、

  • ●現状に大きな不満はない
  • ●変える理由がまだ見えていない
  • ●比較する材料が不足している

という状態が潜んでいることがあります。

つまり、“興味がない”のではなく、
“興味を持つ理由が提示されていない”可能性があるのです。

2-3. 既存取引・他社利用系

法人営業では非常に多いパターンです。

  • ●既存の業者がいます
  • ●長年の取引先があります
  • ●代理店経由でやっています
  • ●今は乗り換える予定はありません
  • ●ベンダーは固定です
  • ●入札で決めています
  • ●指定業者があります
  • ●比較対象にはしていません

この断りは一見ハードルが高く感じます。

しかし、
「現状に不満ゼロ」という企業はほぼ存在しません。

多くの場合、

  • ●なんとなく継続している
  • ●変える理由が弱い
  • ●乗り換えの手間が面倒

という状態です。

重要なのは、
「今すぐ切り替えましょう」と迫ることではなく、
“比較材料の一つになる”ポジションを取ることです。

ここを理解せずに強引に提案すると、
即座にシャットアウトされます。

2-4. 予算・費用系の断り文句

法人営業において避けて通れないのが「予算」の問題です。
特にBtoBでは、個人判断で即決できるケースは少なく、
予算・費用対効果・稟議といったハードルが存在します。

  • ●予算がありません
  • ●今期の予算は締まっています
  • ●コスト削減中です
  • ●来期なら検討できます
  • ●金額が合いません
  • ●費用対効果が見えません
  • ●社内で通りません
  • ●価格が高いですね
  • ●安ければ考えます
  • ●相見積もり中です

ここで注意すべきは、
「予算がない=お金がない」ではないという点です。

多くの場合、意味は次のいずれかです。

  • ●優先順位が低い
  • ●価値が十分に伝わっていない
  • ●リスクを感じている
  • ●社内説明が難しそう

つまり、“価格”の問題というより、
“納得材料不足”であることが少なくありません。

ここを価格交渉だけで解決しようとすると、
利益率を下げるだけで本質改善になりません。

2-5. 決裁者・権限系の断り文句

法人営業特有の壁が「決裁権限」です。
電話口の担当者が決定権を持っていないケースは非常に多いです。

  • ●私では決められません
  • ●上司に確認が必要です
  • ●本社決裁になります
  • ●経営判断です
  • ●稟議を通す必要があります
  • ●担当部署が違います
  • ●管掌外です
  • ●決裁者は不在です

この断りには大きく2種類あります。

  • ●事実型: 本当に権限がない
  • ●回避型: 面倒なので上司を盾にしている

見極めのポイントは、
「具体性」があるかどうかです。

例えば、

  • ●「部長決裁です」→具体的
  • ●「上に確認します」→抽象的

抽象的な場合は、回避型の可能性があります。

重要なのは、
担当者を飛ばすことではなく、
“味方にする”ことです。

電話口の担当者が
「この内容なら上司に話してもいいかも」
と感じるかどうかが分岐点になります。

2-6. 保留・資料送付系の断り文句

一見前向きに見えるのが、資料送付・保留系です。

  • ●資料を送ってください
  • ●メールでください
  • ●検討します
  • ●社内共有します
  • ●必要ならこちらから連絡します
  • ●一度見ておきます
  • ●時間があるときに確認します

しかし、実務上のデータでは、
「資料送付のみ」で終わる案件の多くは失注します。

理由は単純です。

  • ●他業務に埋もれる
  • ●優先順位が低い
  • ●読む理由が弱い

つまり、資料送付はゴールではなく、
“接点維持のための通過点”に過ぎません。

断り文句に共通する3つの構造

ここまで紹介した断り文句には、
共通する構造があります。

① 防御構造

営業電話だと察知した瞬間に出る反応。
「忙しい」「結構です」など。

② 不確実性回避構造

内容が不明確でリスクを感じるため拒否する。
「間に合っている」「検討しない」など。

③ 責任回避構造

自分で判断したくない心理。
「上司決裁」「本社判断」など。

この3構造を理解すると、
断り文句は単なる拒絶ではなく、
相手の心理サインであることが分かります。

そして重要なのは、
断り文句そのものよりも、
その“裏側の意図”に反応することです。

表面の言葉に対抗するのではなく、
背景の心理に応答する。

これが、アポ率を左右する本質です。

3. 断り文句は5種類に分類できる

ここまで数多くの断り文句を紹介してきました。

しかし重要なのは、
フレーズを覚えることではありません。

本当に重要なのは、
断り文句の“種類”を見極めることです。

なぜなら、種類によって「正解の切り返し」がまったく異なるからです。

断り文句は、大きく5つに分類できます。


3-1. 本気NO型(確度低)

本当に必要性を感じていないケースです。

  • ●今後も検討予定はありません
  • ●絶対に導入しません
  • ●興味ありません
  • ●今後も利用するつもりはありません

特徴は、
言い切り型・断定型であること。

このタイプに無理に食い下がると、
印象を悪化させる可能性があります。

判断基準は、
「質問を投げたときに会話が続くかどうか」です。

完全にシャットアウトされる場合は、
追う優先順位を下げるのも戦略です。


3-2. 仮断り型(最大チャンスゾーン)

最も多く、そして最もチャンスがあるのがこのタイプです。

  • ●間に合っています
  • ●今は大丈夫です
  • ●検討していません
  • ●他社でやっています

一見拒絶に見えますが、
実際は「深く考えていない」ケースが多いです。

本音は、

  • ●詳しく聞く時間がない
  • ●内容がよく分からない
  • ●判断材料が不足している

という状態です。

ここで重要なのは、
相手を説得することではなく、
「再検討する理由」を提示することです。

例:

「現在のやり方で大きな問題がない企業様が多いのですが、
直近では◯◯の部分だけ見直されるケースが増えております。」

仮断り型は、
アポ転換率が最も高いゾーンです。


3-3. 防御反応型(瞬間的拒否)

電話に出た瞬間の反射的拒否です。

  • ●今忙しいです
  • ●会議中です
  • ●結構です

営業電話だと認識した瞬間に、
無意識で発せられます。

ここで商品説明を始めると、
即終了します。

必要なのは、
「時間を奪わない」姿勢を即座に示すこと。

例:

「30秒だけ概要をお伝えして、
ご不要であればすぐ切っていただいて大丈夫です。」

防御反応型は、
最初の10秒で空気を変えられるかが勝負です。


3-4. 情報不足型(説明不足)

価値が伝わっていないための拒否です。

  • ●費用対効果が見えません
  • ●具体的に何をするのですか?
  • ●メリットが分かりません

これは営業側の説明不足である場合が多いです。

重要なのは、
機能ではなく「成果」を伝えることです。

× 機能説明中心
○ 数字・事例中心


3-5. 本当に忙しい型(タイミング問題)

本当に今は無理なケースもあります。

  • ●移転直前
  • ●決算直前
  • ●大型案件進行中

この場合、深追いは逆効果です。

正解は、
具体的な再架電日程の設定です。

「来週の火曜か水曜でしたら、
どちらが落ち着いていらっしゃいますか?」


分類を誤ると、なぜ失敗するのか

断り文句を一律に扱うと、
次のようなズレが生まれます。

  • ●本気NOに食い下がる
  • ●仮断りを見逃す
  • ●防御反応に商品説明をする
  • ●忙しい相手に価格提案をする

これは、
相手の心理に対して間違った処方をしている状態です。

医者が誤診をすれば治療は失敗します。
テレアポも同じです。

まず診断(分類)、
そして処方(切り返し)。

この順番が、成果を分けます。

次章では、
具体的な切り返しテンプレを、
会話形式で解説します。

4. 断り文句別・即使える切り返しテンプレ①

ここからは、実際にそのまま使える切り返しテンプレを紹介します。

重要なのは「言い負かすこと」ではありません。
相手の心理状態に合わせて、会話を前に進めることです。


4-1. 「今忙しいです」への切り返し

最も多い断り文句です。
ここで商品説明を始めるのはNGです。

■ テンプレ①:時間限定型

相手:「今ちょっと忙しいので…」

営業:「承知しました。30秒だけ概要をお伝えして、
ご不要であればすぐ切っていただいて大丈夫です。」

✔ ポイント:時間の主導権を相手に戻す
✔ 効果:心理的抵抗が下がる

■ テンプレ②:再架電具体化型

相手:「今は無理です」

営業:「ありがとうございます。では、
明日の午前と午後でしたら、どちらが落ち着いていらっしゃいますか?」

✔ ポイント:「いつなら?」ではなく二択にする
✔ 効果:日程を具体化することで再接触率が上がる

■ テンプレ③:理由提示型

相手:「忙しいです」

営業:「承知しました。実は同業の企業様で、
直近◯◯の改善事例が出ておりまして、
その件で1分だけご確認いただければと思いまして。」

✔ 効果:“何の話か”を具体化すると遮断率が下がる


4-2. 「間に合っています」への切り返し

仮断り型が最も多いゾーンです。
ここはチャンスです。

■ テンプレ①:共感+微差提示型

相手:「間に合っています」

営業:「ですよね。現状で大きな問題がない企業様がほとんどです。
ただ、◯◯の部分だけ見直されるケースが最近増えておりまして。」

✔ ポイント:否定しない
✔ ポイント:“全部変えましょう”ではなく“一部だけ”

■ テンプレ②:将来リスク提示型

相手:「今は必要ないです」

営業:「承知しました。ちなみに、
今後◯◯のコストが上昇した場合、
見直すご予定はございますか?」

✔ ポイント:現在ではなく未来に視点を移す
✔ ポイント:思考を止めさせない

■ テンプレ③:比較材料型

相手:「他社でやっています」

営業:「ありがとうございます。
実は他社様をご利用中の企業様からも
セカンドオピニオンとしてお話をいただくケースが増えておりまして。」

✔ ポイント:乗り換え提案をしない
✔ ポイント:“比較材料”ポジションを取る


4-3. 「必要ありません」への切り返し

この言葉は強いですが、
内容理解前に出ることが多いです。

■ テンプレ①:確認質問型

相手:「必要ありません」

営業:「承知しました。
ちなみに現在◯◯はどのような方法で対応されていますか?」

✔ポイント: 即撤退せず、状況確認に切り替える
✔ ポイント:会話の主導権を取り戻す

■ テンプレ②:限定提案型

相手:「興味ありません」

営業:「ありがとうございます。
すべてではなく、
◯◯の部分だけでも改善余地があるか
10分だけ確認できればと思いまして。」

✔ ポイント:ハードルを下げる
✔ ポイント:“全面導入”を想像させない


4-4. 切り返しで絶対にやってはいけないこと

  • 否定する(「でもそれは違います」)
  • 被せる(相手の言葉を遮る)
  • 焦って早口になる
  • 論破しようとする

切り返しの目的は、
“勝つこと”ではなく、
“会話を続けること”です。

断り文句は壁ではありません。
扉です。

4-5. 「予算がないです」への切り返し

予算系の断りは一見ハードルが高そうに見えます。
しかし多くの場合、問題は“金額”ではなく“優先順位”です。

■ テンプレ①:優先順位確認型

相手:「予算がありません」

営業:「承知しました。
ちなみに、もし◯◯の課題が改善できる場合、
優先順位としてはどの程度になりますでしょうか?」

✔ ポイント:お金の話から“課題”に戻す
✔ ポイント:本質的なニーズを探る

■ テンプレ②:段階導入型

相手:「今期は難しいです」

営業:「ありがとうございます。
では本格導入ではなく、
小規模なトライアルであれば
ご検討の余地はございますか?」

✔ ポイント:導入のハードルを下げる
✔ポイント: “ゼロか100か”の構図を崩す

■ テンプレ③:数値再定義型

相手:「費用対効果が見えません」

営業:「承知しました。
仮に月◯件の改善が見込めた場合、
御社の粗利ベースではどの程度のインパクトになりますでしょうか?」

✔ポイント: 相手自身に数字を考えさせる
✔ ポイント:コスト→利益視点へ転換


4-6. 「上司決裁です」への切り返し

決裁者問題は法人営業の核心です。
ここで強引に「上司を出してください」はNGです。

■ テンプレ①:味方化型

相手:「上司に確認が必要です」

営業:「ありがとうございます。
上司様にご説明される際、
どの点を重視される傾向がございますか?」

✔ ポイント:担当者を敵にしない
✔ ポイント:内部事情を引き出す

■ テンプレ②:同席依頼型

相手:「私では決められません」

営業:「承知しました。
ではご負担にならない形で、
上長様も含め10分だけオンラインで
お時間いただくことは可能でしょうか?」

✔ ポイント:“決裁者につなげてください”ではなく
✔ポイント: “ご一緒に”という姿勢

■ テンプレ③:資料補助型

相手:「稟議が必要です」

営業:「承知しました。
稟議用に1枚でまとめた資料もございますので、
そちらを基に5分ほどご説明できればと思います。」

✔ ポイント:相手の手間を減らす提案
✔ ポイント:社内説得の負担を軽減


4-7. 「資料を送ってください」への切り返し

ここは失注率が最も高いゾーンです。

■ テンプレ①:期限設定型

相手:「資料送ってください」

営業:「ありがとうございます。
明日お送りいたしますので、
金曜か月曜に5分ほどだけご感想を
お聞きしてもよろしいでしょうか?」

✔ ポイント:フォロー日程を先に決める
✔ ポイント:放置を防ぐ

■ テンプレ②:要点限定型

相手:「メールでください」

営業:「承知しました。
特に御社に関係しそうな◯◯の部分だけ
2分でご説明してからお送りしてもよろしいでしょうか?」

✔ポイント: “読む理由”を作る
✔ ポイント:単なるカタログ送付にしない

■ テンプレ③:目的確認型

相手:「検討します」

営業:「ありがとうございます。
ご検討の際、特に重視される点は
コスト面でしょうか、それとも成果面でしょうか?」

✔ ポイント:次回接触時の軸を作る
✔ポイント: 単なる社交辞令で終わらせない


切り返し成功の共通原則

  • ●相手を否定しない
  • ●質問で会話を続ける
  • ●全面導入を想像させない
  • ●小さなYESを積み重ねる

テレアポは一撃必殺ではありません。
小さな合意を積み上げるゲームです。

断り文句の瞬間に焦るのではなく、
“次の一歩”を設計する。

これが、成果を安定させる最大のコツです。

5. なぜこの切り返しが効くのか(心理学・行動原理)

ここまで具体的な切り返しテンプレを紹介してきました。

しかし重要なのは、
“暗記すること”ではありません。

本質は、
相手の心理に沿って会話を設計することです。

テレアポは心理戦です。
相手の脳内で何が起きているのかを理解すると、
切り返しは格段に安定します。


5-1. 心理的リアクタンス(人は押されると反発する)

人は「自由を奪われる」と感じると、
無意識に反発します。

これを心理学では
リアクタンスと呼びます。

例えば、

  • ●「ぜひ一度お時間ください」
  • ●「必ずお役に立ちます」
  • ●「絶対に聞いたほうがいいです」

こうした強い言葉は、
相手に「押されている」感覚を与えます。

その結果、
「結構です」という反発が生まれます。

だからこそ、

「不要であればすぐ切っていただいて大丈夫です」

という表現が効くのです。

自由を戻してあげると、
逆に話を聞く余地が生まれます。


5-2. 一貫性の法則(人は自分の発言に縛られる)

人は自分の発言や選択と
一貫性を保とうとする傾向があります。

例えば、

「もし◯◯が改善できるなら、
ご興味はございますか?」

と聞いて「はい」と答えた場合、
その後に完全否定しづらくなります。

これが“小さなYESを積み重ねる”戦略の根拠です。

テレアポは、
いきなりアポを取りにいくのではなく、

  • ●課題確認のYES
  • ●興味確認のYES
  • ●5分確認のYES

と段階的に進めるほうが成功率が上がります。


5-3. 損失回避バイアス(人は損を嫌う)

人は「得をする」よりも
「損を避ける」ことに強く反応します。

例えば、

  • ●「コスト削減できます」
  • ●「売上が伸びます」

よりも、

  • ●「今後◯◯のコストが上昇する可能性があります」
  • ●「このままだと機会損失が出るケースがあります」

のほうが反応が出やすい傾向があります。

ただし、不安を煽りすぎるのは逆効果です。
バランスが重要です。


5-4. 選択肢提示効果(二択は断りづらい)

「いつがよろしいですか?」よりも、

「明日の午前と午後でしたらどちらがよろしいですか?」

のほうが成功率は高まります。

これは、人は提示された選択肢の中から
選びやすいという性質があるためです。

ただし、
二択を強引にすると押し売り感が出ます。

前提として、
相手の状況を尊重する姿勢が必要です。


5-5. 共感が防御を下げる理由

「ですよね」「お忙しいですよね」といった共感は、
単なる社交辞令ではありません。

共感は、
相手の“防御モード”を下げます。

人は否定されると防御し、
共感されると安心します。

切り返しの前に
ワンクッション共感を入れるだけで、
その後の成功率は大きく変わります。


テレアポは論破ゲームではない

多くの営業が誤解しているのは、
「説得しよう」とすることです。

しかし、電話口での説得はほぼ不可能です。

目的は、
説得ではなく
“次の会話機会を作ること”です。

断り文句は、
相手の心理の入り口です。

そこを理解すれば、
切り返しは自然に組み立てられます。

6. 法人営業特有の断り文句と業界別対策

個人向け営業と法人テレアポはまったく構造が異なります。

法人営業では、

  • ●決裁フローがある
  • ●既存取引が固定化している
  • ●社内規定が厳しい
  • ●コンプライアンス意識が強い

といった背景があります。

そのため、断り文句にも法人特有の傾向があります。


6-1. 法人営業で多い断り文句

  • ●指定業者があります
  • ●既存ベンダーで固定です
  • ●入札で決めています
  • ●代理店経由で契約しています
  • ●コンプラ上、新規取引は難しいです
  • ●与信審査が必要です
  • ●本社決裁になります
  • ●グループ会社経由で対応しています
  • ●価格だけでは決められません

これらは「興味がない」というより、
“仕組みの壁”を理由にした断りです。

重要なのは、
その仕組みを壊そうとしないこと。

代わりに、
“比較材料”“情報提供”“将来選択肢”
のポジションを取りにいきます。


7. 業界別断り文句集【人材・IT・製造】

業界によって断り文句の傾向は大きく異なります。

ここでは、
人材業界・IT業界・製造業に絞って解説します。


7-1. 人材業界のテレアポで多い断り文句

  • ●応募は足りています
  • ●媒体契約中です
  • ●エージェント経由で十分です
  • ●採用凍結中です
  • ●人員計画が未確定です
  • ●今は中途採用していません
  • ●派遣で足りています
  • ●紹介料が高いので難しいです

人材業界では「今は足りている」が頻出です。

しかし実態として、
採用は常に“変動”します。

切り返しのポイントは、

  • ●歩留まり
  • ●採用単価
  • ●応募の質

に焦点を当てることです。


7-2. IT業界のテレアポで多い断り文句

  • ●内製で対応しています
  • ●SaaSは増やせません
  • ●セキュリティポリシーが厳しいです
  • ●すでに導入済みです
  • ●ベンダーは固定です
  • ●クラウド利用に制限があります
  • ●API連携が難しいです

IT業界は合理的・比較検討文化が強いのが特徴です。

抽象的なメリットでは響きません。

必要なのは、

  • ●具体的な数値事例
  • ●技術的優位性
  • ●導入ハードルの低さ

です。


7-3. 製造業のテレアポで多い断り文句

  • ●長年の取引先があります
  • ●品質基準が厳しいです
  • ●認証が必要です
  • ●購買部を通してください
  • ●新規取引は審査が必要です
  • ●価格だけでは判断しません

製造業は「信頼」と「継続」が重視されます。

価格訴求だけでは突破できません。

切り返しの鍵は、

  • ●実績
  • ●導入企業名
  • ●品質保証

を明示することです。


業界別対策のまとめ

テレアポ成功率を上げるためには、
「断り文句テンプレ」を覚えるだけでは不十分です。

業界構造を理解し、
断られる理由を先回りして設計する。

これが、
法人テレアポの勝率を上げる最短ルートです。

8. 断り文句120フレーズ一覧【保存版】

ここでは、法人テレアポで実際に頻出する断り文句を
カテゴリ別に網羅的に掲載します。

教育資料・トークスクリプト改善・想定問答集としてもご活用ください。


A. 時間系(15)

  • 今忙しいです
  • 会議中です
  • 手が離せません
  • 今はタイミングが悪いです
  • 後日にしてください
  • 今月は難しいです
  • 来月なら可能です
  • 繁忙期です
  • 決算前でバタバタしています
  • 出張中です
  • 移動中です
  • 折り返します
  • 時間が取れません
  • 今は検討できません
  • 別の案件で手一杯です

B. 興味なし系(15)

  • 必要ありません
  • 間に合っています
  • 検討していません
  • 今後も考えていません
  • 興味ありません
  • 結構です
  • 大丈夫です
  • 問題ありません
  • 現状満足しています
  • 特に困っていません
  • 予定はありません
  • 今はいいです
  • 対象外です
  • 必要性を感じていません
  • 導入予定はありません

C. 既存取引系(15)

  • 既存業者があります
  • 長年の取引先があります
  • 乗り換え予定はありません
  • 代理店経由です
  • ベンダーは固定です
  • 指定業者があります
  • 入札で決めています
  • 比較対象にしていません
  • 今は見直す予定はありません
  • 現契約を継続します
  • 既に契約済みです
  • パートナー企業があります
  • グループ会社経由です
  • 現状変更予定なしです
  • 社内で決まっています

D. 予算系(15)

  • 予算がありません
  • 今期は難しいです
  • 来期なら検討します
  • コスト削減中です
  • 価格が合いません
  • 高すぎます
  • 費用対効果が不明です
  • 社内で通りません
  • 承認がおりません
  • 投資予定がありません
  • 他に優先事項があります
  • 今は予算確保できません
  • 見積もりが高いです
  • 削減対象です
  • 金額次第です

E. 決裁・権限系(15)

  • 私では決められません
  • 上司決裁です
  • 本社判断です
  • 経営判断になります
  • 稟議が必要です
  • 担当部署が違います
  • 管掌外です
  • 責任者が不在です
  • 役員決裁です
  • 部長判断です
  • 社長決裁です
  • グループ承認が必要です
  • 確認します
  • 一任されています
  • 現場判断ではありません

F. 資料・保留系(15)

  • 資料を送ってください
  • メールしてください
  • 検討します
  • 社内共有します
  • 必要なら連絡します
  • 一度見ておきます
  • 時間があるときに確認します
  • 後ほど返信します
  • 情報だけください
  • 参考にします
  • 共有しておきます
  • 保留でお願いします
  • 社内で話します
  • また連絡ください
  • 検討材料にします

G. 技術・条件系(15)

  • 内製で対応しています
  • システム連携が難しいです
  • セキュリティポリシーが厳しいです
  • APIが対応していません
  • 既に導入済みです
  • 仕様が合いません
  • 品質基準が厳しいです
  • 認証が必要です
  • 契約条件が合いません
  • 与信審査が必要です
  • 支払い条件が厳しいです
  • 納期が合いません
  • 規定上難しいです
  • コンプラ上不可です
  • 対応範囲外です

H. 即断り・シャットアウト系(15)

  • 結構です
  • 間に合っていますので
  • 営業はお断りしています
  • 取り次ぎません
  • 必要ありません
  • 失礼します
  • 興味ありません
  • 今後も不要です
  • お断りしています
  • 案内不要です
  • 検討対象外です
  • 必要になれば連絡します
  • 営業はお控えください
  • お時間ありません
  • 担当不在です

合計120フレーズ。

重要なのは、これらを丸暗記することではなく、
どの分類に属するかを瞬時に判断することです。

9. やってはいけないNG対応

切り返し以前に、
やってしまうと成功率が大きく下がるNG対応があります。

① 否定する

「でもそれは違います」「御社は損しています」
こうした言い方は防御反応を強めます。

② 食い下がりすぎる

押せば通るという発想は逆効果です。
特に法人営業では印象悪化が致命傷になります。

③ 早口・一方的説明

不安になると営業は話しすぎます。
テレアポは“説明競争”ではありません。

④ アポ目的が見えすぎている

いきなり「お時間ください」は警戒されます。
まずは価値確認が先です。

10. トップアポインターの思考法

① 断られる前提で設計している

断られることを想定し、
その後の分岐を用意しています。

② 感情を持ち込まない

断りは人格否定ではありません。
数字で見ています。

③ 一撃必殺を狙わない

小さなYESを積み重ねる設計をしています。

11. 成功率を上げる改善方法

① 断り文句の記録を取る

何で断られたかを記録し、
分類ごとに改善します。

② 業界別スクリプトを作る

人材・IT・製造など、
業界特化トークを用意します。

③ 録音分析を行う

客観視すると改善点が明確になります。

12. よくある質問(FAQ)

Q1. テレアポは何件かければ1件アポが取れますか?

業界・商材によりますが、法人営業では1〜3%が一般的です。
100件で1〜3件が目安です。
ただし、断り文句への対応精度で大きく変わります。

Q2. 断られ続けるのは向いていない証拠ですか?

いいえ。ほとんどの場合はスクリプト設計の問題です。
個人適性より、改善プロセスの有無が影響します。

Q3. 切り返しは暗記したほうがいいですか?

丸暗記ではなく、分類理解が重要です。
状況に応じて組み替えられる状態が理想です。

Q4. テレアポで嫌われないコツは?

否定しないこと、時間を奪わないこと、
押し付けないことが基本です。

Q5. 「営業お断り」と言われた場合の正解は?

無理に突破しないことが基本です。
ただし代表番号ではなく、
部署直通やメールアプローチへ切り替える選択肢もあります。

Q6. 法人テレアポと個人向けテレアポの違いは?

法人は決裁フロー・稟議・既存契約が存在します。
そのため“関係構築型”のアプローチが必要です。

Q7. 成功率を上げる最短の方法は?

断り文句を分類し、
切り返しテンプレを業界別に作ることです。

Q8. テレアポでメンタルがきついときの対処法は?

数値目標を“アポ数”ではなく
“架電数”や“接続率”に置くと安定します。

Q9. テレアポのコツは何ですか?

最初の10秒で価値を明確にすること。
そして断り文句を想定しておくことです。

Q10. テレアポは時代遅れですか?

いいえ。BtoB領域では依然有効です。
ただし“押し売り型”は通用しません。

Q11. 法人テレアポでアポが取れない原因は?

①業界理解不足
②断り分類不足
③目的がアポに偏りすぎている
が主因です。

Q12. 断り文句への切り返しは毎回同じでいいですか?

同じで構いませんが、
トーンと共感は毎回調整が必要です。

Q13. テレアポで最も多い断り文句は?

「今忙しい」「間に合っています」が
圧倒的多数です。

Q14. テレアポは外注すべきですか?

内製化か外注かは、
商材単価・リソース・再現性によって判断します。

Q15. アポ率を2倍にする方法はありますか?

断り文句のログを分析し、
仮断り型への切り返し精度を高めることが
最も効果的です。

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