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営業代行とインサイドセールス代行の違いを比較|費用・業務範囲・向いている企業とは

2026年6月22日

営業代行とインサイドセールス代行の違いとは?費用・業務範囲・向いている企業を比較

企業の営業活動を支援するサービスとして、「営業代行」と「インサイドセールス代行」が注目されています。

しかし、

・営業代行とインサイドセールス代行は何が違うのか
・自社にはどちらが向いているのか
・費用対効果が高いのはどちらなのか

と疑問を持つ担当者も少なくありません。

実際、両者は「営業活動を外部へ委託するサービス」という共通点があるため混同されがちですが、役割や目的、成果指標は大きく異なります。

例えば、

・新規顧客を増やしたい
・商談数を増やしたい
・営業担当者が不足している

という課題であれば営業代行が適しているケースが多いでしょう。

一方で、

・問い合わせはあるが商談化できていない
・資料請求後の追客ができていない
・見込み顧客を育成したい

という課題であれば、インサイドセールス代行の方が効果的な場合があります。

営業支援サービスの選択を誤ると、期待した成果が得られず、時間やコストを無駄にしてしまう可能性もあります。

そこで本記事では、営業代行とインサイドセールス代行の違いを分かりやすく解説しながら、それぞれの特徴や向いている企業、選び方のポイントまで詳しく紹介します。

営業体制の強化や営業活動の外注化を検討している方は、ぜひ参考にしてください。


営業代行とインサイドセールス代行は混同されやすい

営業支援サービスを検討する際、多くの企業が最初につまずくのが「営業代行」と「インサイドセールス代行」の違いです。

どちらも営業活動を支援するサービスであり、電話やメールを活用して顧客へアプローチする点も共通しています。

しかし、本来の役割や目的は大きく異なります。

まずは両者が混同される理由と、それぞれの定義について整理していきましょう。

営業活動の分業化が進んでいる背景

以前の営業組織では、一人の営業担当者が以下の業務をすべて担当していました。

・見込み客の発掘
・アポイント獲得
・商談
・提案
・見積作成
・クロージング
・顧客フォロー

しかし近年では、営業活動の高度化や人材不足を背景に、営業プロセスを細かく分業する企業が増えています。

代表的な営業プロセスを整理すると以下のようになります。

・マーケティング
・インサイドセールス
・フィールドセールス
・カスタマーサクセス

それぞれが専門領域に集中することで、生産性向上や受注率向上を実現できるためです。

こうした流れの中で、営業代行やインサイドセールス代行の需要が高まっています。

営業代行とインサイドセールス代行が混同される理由

営業代行とインサイドセールス代行が混同される理由は、大きく3つあります。

どちらも営業活動を代行するサービスだから

両サービスとも、自社の営業活動の一部を外部へ委託する仕組みです。

電話営業やメール営業を実施するケースも多いため、違いが分かりにくくなっています。

業務範囲が重複する場合がある

営業代行会社によっては、

・テレアポ
・商談設定
・リード育成

まで対応するケースがあります。

逆にインサイドセールス代行会社がテレアポを行うケースもあります。

そのためサービス内容だけを見ると違いが見えにくくなります。

サービス名称が統一されていない

営業業界では、

・営業代行
・セールスアウトソーシング
・インサイドセールス代行
・SDR代行
・BDR代行

など似た言葉が多数存在します。

会社によって呼び方も異なるため、利用者側が混乱しやすいのです。

まずは両者の定義を整理しよう

違いを理解するためには、まず定義を整理することが重要です。

営業代行とは

営業代行とは、企業の営業活動そのものを外部の専門会社へ委託するサービスです。

対応範囲は会社によって異なりますが、一般的には以下の業務を含みます。

・新規開拓営業
・テレアポ
・メール営業
・フォーム営業
・商談
・提案活動
・クロージング
・営業戦略立案

つまり、営業プロセス全体を支援するサービスと言えます。

成果としては、

・商談数
・受注件数
・売上

などが重視されます。

インサイドセールス代行とは

インサイドセールス代行とは、電話やメール、オンライン商談などを活用しながら、見込み顧客との接点を作り、商談機会を創出するサービスです。

主な業務は以下の通りです。

・問い合わせ対応
・資料請求フォロー
・見込み顧客育成
・休眠顧客掘り起こし
・商談設定

特徴は、受注を直接目的とするのではなく、営業担当者へ質の高い商談を供給することにあります。

成果指標としては、

・商談化率
・商談件数
・有効リード数

などが用いられます。

つまり、

営業代行=営業活動全体を支援するサービス

インサイドセールス代行=商談創出を専門とするサービス

と考えると分かりやすいでしょう。

次章では、まず営業代行の具体的な役割や業務内容について詳しく解説します。

営業代行とは

営業代行とは、企業の営業活動の一部または全部を外部の専門会社へ委託するサービスです。

少子高齢化による人材不足や営業人材の採用難を背景に、多くの企業が営業代行を活用するようになりました。

特に近年は、

・営業担当者を採用できない
・新規開拓に手が回らない
・営業組織を立ち上げたい
・短期間で売上を伸ばしたい

といった課題を抱える企業から注目されています。

営業代行という言葉を聞くと、「テレアポを代わりにやってくれる会社」というイメージを持つ方も少なくありません。

しかし実際には、営業代行が担う業務範囲は非常に広く、企業によって対応内容も大きく異なります。

まずは営業代行の役割や業務内容について詳しく見ていきましょう。

営業代行の基本的な役割

営業代行の役割を一言で表すと、

「営業活動を外部人材によって代行し、売上拡大を支援すること」

です。

営業活動にはさまざまな工程があります。

一般的な営業プロセスを整理すると次のようになります。

・ターゲット選定
・営業リスト作成
・アプローチ
・アポイント獲得
・商談
・提案
・見積提出
・クロージング
・契約
・フォロー

営業代行会社は、これらの工程の一部または全部を請け負います。

企業によっては営業担当者を採用せず、営業機能そのものを営業代行会社へ委託しているケースもあります。

特にスタートアップ企業や中小企業では、営業組織を内製化するよりも営業代行を活用した方が効率的な場合も少なくありません。

営業代行会社が対応する主な業務

営業代行会社によって対応範囲は異なりますが、代表的な業務は以下の通りです。

テレアポ

最も代表的な業務がテレアポです。

企業へ電話をかけ、

・担当者へ接続する
・課題をヒアリングする
・商談機会を獲得する

ことを目的とします。

BtoB営業においては、現在でも有効な新規開拓手法の一つです。

フォーム営業

企業ホームページのお問い合わせフォームから営業メッセージを送る手法です。

電話では接触できない企業にもアプローチできるため、近年利用が増えています。

メール営業

ターゲット企業へ営業メールを送信し、商談獲得を目指します。

特にITサービスやSaaS業界で活用されるケースが多く見られます。

商談代行

営業担当者として商談を実施するサービスです。

ヒアリングから提案まで代行するため、自社に営業経験者がいない場合でも営業活動を進められます。

クロージング代行

提案後の契約交渉やクロージングを担当します。

高額商材や専門性の高いサービスで利用されることがあります。

営業戦略の立案

営業代行会社によっては実務だけでなく、

・ターゲット選定
・営業手法の設計
・KPI設定
・営業資料改善

などのコンサルティング業務まで対応しています。

営業代行の種類

営業代行は大きく分けると3つのタイプがあります。

テレアポ中心型

アポイント獲得に特化したタイプです。

最も導入しやすく、中小企業でも利用が広がっています。

新規顧客開拓を目的とする企業との相性が良いでしょう。

商談代行型

営業担当者として商談を実施するタイプです。

営業経験豊富な人材を活用できるため、営業人材不足の解消につながります。

フルファネル型

営業活動全体を支援するタイプです。

・リスト作成
・テレアポ
・商談
・提案
・受注

まで一貫して対応します。

営業組織をゼロから構築したい企業に向いています。

営業代行の料金体系

営業代行の料金体系は主に3種類あります。

固定報酬型

毎月一定額を支払う方式です。

費用相場は月額30万円〜100万円程度が一般的です。

メリットは活動量を確保しやすい点です。

一方で成果が出なくても費用が発生します。

成果報酬型

アポイント獲得や受注に応じて料金が発生します。

初期費用を抑えやすいことが特徴です。

ただし成果単価は高くなる傾向があります。

複合型

固定報酬と成果報酬を組み合わせた方式です。

近年はこのタイプを採用する会社も増えています。

営業代行を導入するメリット

営業代行が広く利用されるのには理由があります。

ここでは代表的なメリットを紹介します。

短期間で営業活動を開始できる

営業担当者を採用する場合、

・求人募集
・面接
・採用
・教育

が必要です。

戦力化まで数か月かかるケースも珍しくありません。

営業代行なら契約後すぐに営業活動を開始できます。

採用リスクを抑えられる

営業職は離職率が高い職種です。

せっかく採用しても短期間で退職してしまうケースがあります。

営業代行であれば採用リスクを軽減できます。

営業ノウハウを活用できる

営業代行会社は複数業界の営業経験を持っています。

そのため、

・ターゲット選定
・営業トーク
・提案方法

などの知見を活用できる点も大きなメリットです。

営業コストを最適化できる

人件費や採用費、教育費を考慮すると、営業代行の方が費用対効果が高くなるケースもあります。

特に営業組織が小さい企業ではメリットを感じやすいでしょう。

営業代行のデメリット

一方で注意点もあります。

商品知識の習得に時間がかかる

専門性が高い商材ほど立ち上がりに時間を要します。

丸投げでは成果が出ない

営業代行は万能ではありません。

ターゲット設定や提案内容の改善など、自社側の協力も必要です。

会社によって品質差が大きい

営業代行業界はサービス品質に大きな差があります。

価格だけで選ぶのではなく、

・実績
・対応範囲
・担当者の経験

なども確認することが重要です。

営業代行は営業活動全体を支援するサービスであり、売上拡大を目的として幅広い業務を担います。

一方で、インサイドセールス代行は役割が異なります。

次章では、近年急速に注目を集めているインサイドセールス代行について詳しく解説します。

インサイドセールス代行とは

営業代行について理解したところで、次はインサイドセールス代行について見ていきましょう。

近年、BtoB営業の現場では「インサイドセールス」という言葉を耳にする機会が増えています。

特にSaaS企業やIT企業を中心に導入が進み、現在では製造業や人材業界、コンサルティング業界など幅広い業種で活用されています。

しかし、

・テレアポと何が違うのか
・営業代行との違いが分からない
・本当に必要なのか

と感じている方も少なくありません。

結論から言うと、インサイドセールス代行は「見込み顧客を商談につなげる専門部隊」です。

営業代行が売上や受注を目的とするのに対し、インサイドセールス代行は質の高い商談を創出することに重点を置いています。

ここではインサイドセールス代行の役割や業務内容、注目されている背景について詳しく解説します。

インサイドセールスとは何か

インサイドセールスとは、電話やメール、オンライン会議ツールなどを活用しながら非対面で営業活動を行う手法です。

従来の営業活動では、営業担当者が顧客先へ訪問し商談を行うことが一般的でした。

これに対してインサイドセールスは、

・電話
・メール
・Web会議
・SNS
・チャット

などを活用し、遠隔で顧客との関係構築を進めます。

最近ではオンライン商談が一般化したことで、多くの企業がインサイドセールスを導入するようになりました。

インサイドセールス代行の役割

インサイドセールス代行の最大の役割は、

「見込み顧客を育成し、商談化すること」

です。

例えば以下のようなケースを考えてみましょう。

・資料請求が月100件ある
・セミナー参加者が月50名いる
・問い合わせが月30件ある

しかし営業担当者が不足しているため、

・連絡できない
・フォローできない
・優先順位を付けられない

という企業は少なくありません。

その結果、多くの見込み顧客が放置されてしまいます。

インサイドセールス代行は、こうした見込み顧客へ継続的に接触し、商談のタイミングを見極めながら営業担当者へ引き渡します。

つまり、

マーケティングと営業をつなぐ役割

を担う存在なのです。

インサイドセールス代行が対応する主な業務

インサイドセールス代行の業務は多岐にわたります。

問い合わせ対応

ホームページからの問い合わせや資料請求に対して迅速に連絡を行います。

問い合わせ直後は顧客の興味関心が高い状態です。

このタイミングで接触できるかどうかによって商談化率は大きく変わります。

リードフォロー

資料請求や展示会で獲得した見込み顧客へ継続的に接触します。

すぐに商談にならない顧客でも関係性を維持することで将来的な案件化につなげます。

リードナーチャリング

ナーチャリングとは「顧客育成」を意味します。

例えば、

・定期的な情報提供
・課題のヒアリング
・導入検討状況の確認

などを通じて購買意欲を高めていきます。

商談設定

顧客の検討度合いが高まった段階で営業担当者との商談を設定します。

インサイドセールス代行における最重要業務の一つです。

休眠顧客の掘り起こし

過去に接点があった顧客へ再アプローチする業務です。

営業担当者だけでは手が回らないため、外注されるケースが増えています。

CRM・SFAへの入力

活動履歴や顧客情報を管理ツールへ入力します。

営業担当者は顧客の状況を把握した状態で商談へ臨めるため、提案精度向上につながります。

SDRとBDRの違い

近年のインサイドセールスでは、「SDR」と「BDR」という考え方が浸透しています。

SDRとは

SDRは、

Sales Development Representative

の略です。

マーケティング施策によって獲得したリードへ対応する役割を担います。

対象となるのは、

・問い合わせ
・資料請求
・セミナー参加

などです。

顧客からの反応を起点として営業活動を行います。

BDRとは

BDRは、

Business Development Representative

の略です。

ターゲット企業へ能動的にアプローチする営業活動です。

対象は、

・大手企業
・特定業界
・重要アカウント

などになります。

テレアポやメール営業に近い活動を行うケースもあります。

なぜSDRとBDRが重要なのか

同じインサイドセールスでも、

・問い合わせ対応中心なのか
・新規開拓中心なのか

によって求められるスキルが異なります。

インサイドセールス代行会社を選ぶ際には、SDR型なのかBDR型なのかを確認することが重要です。

インサイドセールス代行が注目される背景

近年インサイドセールス代行の需要が高まっている理由には、いくつかの要因があります。

営業人材不足

営業職の採用難は年々深刻化しています。

限られた人材で成果を出すため、営業活動の分業化が進んでいます。

Webマーケティングの普及

以前と比べて、

・資料請求
・問い合わせ
・セミナー申込

などのリード獲得数が増えています。

そのため、獲得したリードを効率的にフォローする仕組みが求められています。

オンライン商談の定着

コロナ禍以降、オンライン商談が一般化しました。

対面訪問の必要性が低下し、インサイドセールスの重要性が高まっています。

営業生産性向上への期待

営業担当者がすべての見込み顧客へ対応するのは現実的ではありません。

インサイドセールスが商談化可能な顧客を選別することで、営業担当者は受注活動へ集中できるようになります。

インサイドセールス代行のメリット

導入によって得られる主なメリットは以下の通りです。

・商談数が増える
・営業担当者が受注活動に集中できる
・問い合わせ対応の速度が向上する
・休眠顧客を活用できる
・商談化率が向上する
・営業活動を仕組み化できる

特にリード数が多い企業ほど効果を実感しやすいでしょう。

インサイドセールス代行のデメリット

一方で注意点もあります。

・リード数が少ない企業には向かない
・CRMやSFAの整備が必要になる
・営業部門との連携が重要
・短期間では成果が見えにくい

特にリードナーチャリングは中長期的な施策です。

導入後すぐに大きな成果が出るとは限りません。

そのためKPIを設定しながら継続的に改善していく必要があります。

インサイドセールス代行は、見込み顧客を育成し商談化することを目的とした営業支援サービスです。

一方で営業代行は売上や受注獲得まで含めた幅広い営業活動を担います。

次章では、営業代行とインサイドセールス代行の違いを7つの視点から詳しく比較していきます。

営業代行とインサイドセールス代行の違いを7つの視点で比較

ここまで営業代行とインサイドセールス代行それぞれの特徴について解説してきました。

どちらも営業活動を支援するサービスですが、役割や目的は大きく異なります。

違いを正しく理解せずに導入してしまうと、

・期待した成果が出ない
・費用対効果が合わない
・外注先選びに失敗する

といったリスクもあります。

ここでは営業代行とインサイドセールス代行の違いを7つの視点から詳しく比較していきます。

違い① 目的

最も大きな違いは「何を目的としているか」です。

営業代行の目的

営業代行の目的は売上拡大です。

具体的には、

・アポイント獲得
・商談実施
・案件創出
・受注獲得

などが目標となります。

営業活動そのものを代行するため、最終的には売上への貢献が求められます。

インサイドセールス代行の目的

一方、インサイドセールス代行の目的は商談創出です。

見込み顧客を育成し、

「今なら商談しても良い」

という状態まで引き上げることが役割になります。

受注そのものではなく、営業担当者へ質の高い商談を供給することが重要です。

分かりやすい例

例えば100件の見込み顧客がいる場合、

営業代行
→受注を増やすことがゴール

インサイドセールス代行
→商談可能な顧客を見つけることがゴール

となります。

違い② 担当する営業フェーズ

営業プロセスにおける担当範囲も異なります。

営業代行が担当する範囲

営業代行は営業プロセス全体に関与します。

・リスト作成
・新規開拓
・アポ取得
・商談
・提案
・クロージング
・契約

まで対応するケースもあります。

インサイドセールス代行が担当する範囲

インサイドセールス代行は営業初期フェーズが中心です。

・問い合わせ対応
・リードフォロー
・顧客育成
・商談設定

が主な業務です。

商談実施や契約交渉は基本的に自社営業担当者が行います。

イメージすると

営業代行
→営業活動全体の代行

インサイドセールス代行
→商談獲得までの代行

と考えると分かりやすいでしょう。

違い③ 対応業務

具体的な業務内容も異なります。

営業代行の主な業務

・テレアポ
・フォーム営業
・メール営業
・飛び込み営業
・商談
・提案
・クロージング
・営業戦略立案

インサイドセールス代行の主な業務

・問い合わせ対応
・資料請求フォロー
・休眠顧客掘り起こし
・リードナーチャリング
・商談設定
・CRM入力

営業代行の方が対応範囲は広くなります。

違い④ KPI(評価指標)

成果を測る指標も異なります。

営業代行のKPI

営業代行では売上に近い指標が設定されます。

代表例は以下の通りです。

・アポイント数
・商談数
・提案件数
・受注件数
・売上金額

インサイドセールス代行のKPI

インサイドセールス代行では商談創出に関する指標が重視されます。

・架電数
・接触数
・会話数
・商談設定数
・商談化率
・有効商談率

KPIの違いが示すもの

営業代行は結果責任が強く、

インサイドセールス代行はプロセス責任が強い

という違いがあります。

違い⑤ 費用体系

料金体系にも違いがあります。

営業代行の料金相場

営業代行は対応範囲が広いため費用も高くなる傾向があります。

目安としては、

・固定報酬型:月額30万〜150万円
・成果報酬型:1アポ2万〜8万円
・商談代行型:月額50万〜200万円

程度です。

インサイドセールス代行の料金相場

インサイドセールス代行は固定報酬型が主流です。

目安は、

・月額30万〜100万円

程度となります。

専任担当者の配置人数や架電量によって変動します。

費用だけで選ぶのは危険

料金の安さだけで選ぶと失敗するケースもあります。

重要なのは、

・何を委託したいのか
・どの成果を求めるのか

を明確にすることです。

違い⑥ 必要なツール

業務を行う上で必要なツールも異なります。

営業代行で利用されるツール

・架電システム
・営業リスト
・メール配信ツール
・SFA
・CRM

などです。

インサイドセールス代行で利用されるツール

・CRM
・SFA
・MAツール
・Web会議システム
・顧客管理システム

などが中心です。

インサイドセールスはデータ活用が重要

インサイドセールスでは、

・どの資料を見たか
・どのページを閲覧したか
・メールを開封したか

などの行動データを活用します。

そのためMAツールとの連携が重要になります。

違い⑦ 求められるスキル

担当者に求められる能力も異なります。

営業代行に求められるスキル

・新規開拓力
・提案力
・交渉力
・クロージング力
・営業戦略立案力

インサイドセールス代行に求められるスキル

・ヒアリング力
・課題整理力
・顧客管理能力
・ナーチャリング力
・コミュニケーション力

例えるなら

営業代行は「攻める営業」

インサイドセールス代行は「育てる営業」

という表現が近いかもしれません。

結局どちらが優れているのか

ここまで比較すると、

「どちらが優れているのか」

という疑問を持つ方もいるでしょう。

しかし結論としては、優劣の問題ではありません。

企業が抱える課題によって最適な選択肢は変わります。

例えば、

・営業担当者が不足している
・新規顧客を増やしたい
・売上を伸ばしたい

のであれば営業代行が向いています。

一方で、

・問い合わせ対応が追いつかない
・商談化率を改善したい
・リードを有効活用したい

のであればインサイドセールス代行が適しています。

重要なのはサービス名で判断するのではなく、自社の課題から逆算して選ぶことです。

次章では、どのような企業が営業代行に向いているのかを具体的に解説していきます。

営業代行が向いている企業

営業代行とインサイドセールス代行の違いを理解したところで、

「結局、自社はどちらを選べばよいのか」

と考えている方も多いでしょう。

営業代行は営業活動全体を支援するサービスですが、すべての企業に向いているわけではありません。

一方で、営業課題によっては非常に高い効果を発揮するケースもあります。

ここでは営業代行の活用が特に向いている企業の特徴を解説します。

営業担当者が不足している企業

営業代行の活用が最も効果的なのは、営業担当者が不足している企業です。

近年は営業職の採用難が続いており、

・応募が集まらない
・採用しても定着しない
・教育に時間がかかる

といった悩みを抱える企業が増えています。

例えば従業員10名規模の会社で考えてみましょう。

社長が営業を兼任しながら、

・経営
・採用
・現場管理

まで行っているケースは珍しくありません。

そのような状況では新規開拓に十分な時間を確保することが難しくなります。

営業代行を活用すれば、自社で営業担当者を採用することなく営業活動を開始できます。

特に創業間もない企業や中小企業との相性は良好です。

新規開拓が進んでいない企業

既存顧客対応に追われ、新規営業が後回しになっている企業にも営業代行は向いています。

多くの企業では、

・既存顧客対応
・問い合わせ対応
・見積作成
・トラブル対応

に時間を取られています。

その結果、

「新規開拓をやらなければいけないと思いながら手が回らない」

という状態になりがちです。

しかし既存顧客だけに依存した経営はリスクがあります。

主要顧客が離脱した瞬間に売上が大きく落ち込む可能性もあるからです。

営業代行を活用することで、既存業務を維持しながら新規顧客開拓を進められるようになります。

短期間で商談数や売上を増やしたい企業

営業代行は即効性を期待しやすい施策です。

営業担当者を採用する場合、

・募集
・面接
・採用
・研修

を経て戦力化まで数か月かかることもあります。

一方で営業代行であれば、比較的短期間で営業活動を開始できます。

例えば、

・新サービスをリリースした
・新規事業を立ち上げた
・展示会後の営業を強化したい

といったケースでは、スピード感が求められます。

営業代行はこうした状況で大きな力を発揮します。

特にBtoB商材では、短期間で数百社へアプローチできる体制を構築できる点が魅力です。

新規事業を立ち上げる企業

新規事業では営業体制が整っていないことが少なくありません。

特に立ち上げ初期は、

・ターゲットが明確でない
・営業手法が確立されていない
・営業資料が未完成

といった状況が多くあります。

こうした段階で営業代行を活用すると、

・市場の反応を把握できる
・営業トークを改善できる
・ターゲットを絞り込める

といったメリットがあります。

つまり営業活動だけでなく、市場調査としても活用できるのです。

営業代行会社が蓄積したデータやノウハウは、新規事業の成功確率向上にも役立ちます。

特定業界へのアプローチを強化したい企業

営業代行会社の中には、

・製造業
・人材業界
・IT業界
・建設業界

など特定分野に強みを持つ会社があります。

そのため、

「今まで接点がなかった業界へ参入したい」

という場合にも有効です。

例えば製造業向けにサービスを販売したい場合、

・誰に連絡すべきか
・どんな課題があるのか
・どのような提案が響くのか

を理解する必要があります。

業界知識を持つ営業代行会社であれば、立ち上がりを早められる可能性があります。

営業活動を仕組み化したい企業

営業活動が属人化している企業にも営業代行は向いています。

例えば、

「営業部長しか売れない」

「ベテラン社員しか契約を取れない」

という状況は珍しくありません。

この状態では担当者が退職した瞬間に売上が大きく低下するリスクがあります。

営業代行会社は、

・ターゲット設定
・営業リスト管理
・トークスクリプト
・活動管理

などを体系化していることが多いため、営業プロセスを仕組み化するきっかけになります。

将来的に営業組織を内製化したい企業にとっても参考になるでしょう。

営業代行が向いていない企業

一方で営業代行が向いていないケースもあります。

商品知識が極端に必要な商材

例えば、

・高度な技術商材
・専門性の高いコンサルティング
・医療関連サービス

などは立ち上がりに時間がかかります。

外部人材だけで成果を出すのが難しい場合もあります。

営業活動を完全に丸投げしたい企業

営業代行を導入すれば何もしなくて良いと考えるのは危険です。

成果を出している企業は、

・定例会議
・情報共有
・提案内容の改善

を継続しています。

営業代行はあくまでもパートナーであり、完全な丸投げでは成果が出にくいことを理解しておきましょう。

リードが豊富にある企業

問い合わせや資料請求が大量に発生している企業の場合は、営業代行よりもインサイドセールス代行の方が向いている場合があります。

既存リードを活用した方が費用対効果が高くなるケースも多いためです。

営業代行は「売上を作る仕組み」が欲しい企業に向いている

営業代行が向いている企業をまとめると以下の通りです。

・営業担当者が不足している
・新規開拓が進んでいない
・短期間で売上を伸ばしたい
・新規事業を立ち上げたい
・営業活動を仕組み化したい
・特定業界への営業を強化したい

これらに該当する企業は営業代行の活用によって大きな成果を得られる可能性があります。

一方で、

・問い合わせが多い
・資料請求が多い
・見込み顧客を活用しきれていない

という課題を抱える企業は、インサイドセールス代行の方が適しているかもしれません。

次章では、インサイドセールス代行が向いている企業の特徴について詳しく解説します。

インサイドセールス代行が向いている企業

営業代行が「新規開拓や売上拡大」を目的とするサービスであるのに対し、インサイドセールス代行は「見込み顧客の商談化」を目的とするサービスです。

そのため、営業代行が向いている企業と、インサイドセールス代行が向いている企業では抱えている課題が異なります。

実際には、

「営業担当者が足りない」

というよりも、

「見込み顧客はいるのに活用できていない」

という企業の方がインサイドセールス代行によって大きな成果を得られるケースが少なくありません。

ここではインサイドセールス代行の活用が向いている企業の特徴を詳しく見ていきましょう。

問い合わせや資料請求が多い企業

インサイドセールス代行が最も効果を発揮するのは、すでに一定数の見込み顧客を獲得できている企業です。

例えば、

・毎月50件の問い合わせがある
・資料請求が月100件ある
・セミナー参加者が毎月集まる

といった企業です。

本来であれば、これらの見込み顧客へ迅速に連絡し、課題をヒアリングしながら商談へつなげるべきです。

しかし実際には、

・営業担当者が忙しい
・優先順位が付けられない
・フォロー体制がない

といった理由から放置されるケースも少なくありません。

インサイドセールス代行はこうした見込み顧客へ継続的に接触し、商談化率を高める役割を担います。

既にリードがある企業ほど効果を実感しやすいでしょう。

マーケティング施策に力を入れている企業

近年は、

・SEO
・Web広告
・SNS運用
・ウェビナー
・ホワイトペーパー

などに投資する企業が増えています。

しかし、

リード獲得=受注

ではありません。

多くの見込み顧客は、

・情報収集段階
・比較検討段階
・将来検討段階

にあります。

例えばホワイトペーパーをダウンロードしただけの顧客に対して、いきなり商談を提案しても断られることが多いでしょう。

そのため、

・継続的な接触
・課題のヒアリング
・適切なタイミングでの提案

が必要になります。

こうした役割を担うのがインサイドセールスです。

マーケティング施策を積極的に行っている企業ほど、インサイドセールス代行との相性は良くなります。

商談化率を改善したい企業

問い合わせ数は十分あるにもかかわらず、商談化率が低い企業にもインサイドセールス代行は向いています。

例えば、

毎月100件の問い合わせ

商談化10件

という企業があったとします。

この場合、問い合わせ件数を増やす前に商談化率を改善した方が効率的です。

もし商談化率が10%から20%になれば、

問い合わせ100件

商談20件

となり、広告費を増やさなくても成果が倍になります。

インサイドセールス代行は、

・初回接触速度
・ヒアリング品質
・追客頻度

などを改善することで商談化率向上を目指します。

営業担当者が受注活動に集中できていない企業

営業担当者が、

・架電
・メール送信
・追客
・日程調整

に多くの時間を使っている企業も少なくありません。

しかし本来、営業担当者が最も価値を発揮するのは、

・商談
・提案
・クロージング

です。

インサイドセールス代行を導入することで、

見込み顧客との初期接触

課題ヒアリング

商談設定

までを外部へ委託できます。

その結果、営業担当者は受注活動に集中できるようになります。

特に営業人数が少ない企業では大きな効果が期待できます。

長い検討期間を持つ商材を扱う企業

高額商材や法人向けサービスは、検討期間が長くなる傾向があります。

例えば、

・システム開発
・人材サービス
・コンサルティング
・製造設備
・業務改善ツール

などです。

こうした商材は、

今日問い合わせ

来週契約

というケースはほとんどありません。

数か月から1年以上かけて検討されることもあります。

その間に適切なフォローを行わなければ競合他社へ流れてしまいます。

インサイドセールス代行は、

・定期接触
・情報提供
・課題確認

を行いながら商談機会を維持します。

そのため検討期間の長い商材との相性が非常に良いのです。

休眠顧客が大量に存在する企業

過去の問い合わせや名刺交換データを活用できていない企業も少なくありません。

例えば、

・展示会名刺3,000件
・過去問い合わせ1,000件
・失注案件500件

などが眠っているケースです。

これらはすべて潜在的な営業資産です。

しかし営業担当者だけで掘り起こしを行うのは現実的ではありません。

インサイドセールス代行は、

・状況確認
・課題ヒアリング
・再提案機会の創出

を行いながら休眠顧客を活性化させます。

新規リード獲得よりも低コストで成果が出る場合もあります。

CRMやSFAを導入している企業

インサイドセールスはデータ活用との相性が良い営業手法です。

そのため、

・Salesforce
・HubSpot
・Mazrica
・kintone

などを導入している企業は成果が出やすい傾向があります。

顧客データを活用しながら、

・閲覧履歴
・問い合わせ履歴
・商談履歴

を分析できるためです。

インサイドセールス代行会社もCRMやSFAとの連携を前提としているケースが増えています。

インサイドセールス代行が向いていない企業

一方で、すべての企業に向いているわけではありません。

リード数が少ない企業

問い合わせや資料請求がほとんどない企業の場合、インサイドセールス代行の効果は限定的です。

そもそも接触する見込み顧客が不足しているためです。

この場合は営業代行やテレアポ代行による新規開拓の方が有効でしょう。

すぐに売上が欲しい企業

インサイドセールスは中長期的な施策です。

顧客育成には時間がかかります。

そのため、

「来月中に売上を作りたい」

という企業には不向きな場合があります。

営業体制が整っていない企業

インサイドセールス代行が商談を設定しても、その後の営業担当者が不足していては成果につながりません。

商談を受ける体制が必要です。

インサイドセールス代行は「既存リードを最大活用したい企業」に向いている

ここまでをまとめると、インサイドセールス代行が向いている企業は以下のような特徴があります。

・問い合わせが多い
・資料請求が多い
・SEOや広告に投資している
・商談化率を改善したい
・営業担当者を受注活動へ集中させたい
・検討期間の長い商材を扱っている
・休眠顧客を活用したい

つまり、

営業代行は「新しい顧客を増やす施策」

インサイドセールス代行は「既にいる見込み顧客を活かす施策」

という考え方ができます。

では、自社にとって本当に必要なのはどちらなのでしょうか。

次章では、営業代行とインサイドセールス代行のどちらを選ぶべきか、具体的なケース別に解説していきます。

営業代行とインサイドセールス代行はどちらを選ぶべきか

ここまで営業代行とインサイドセールス代行の違い、それぞれに向いている企業について解説してきました。

しかし実際には、

「結局、自社にはどちらが向いているのか分からない」

という企業も少なくありません。

なぜなら、多くの企業は複数の営業課題を同時に抱えているからです。

例えば、

・新規顧客を増やしたい
・商談数も増やしたい
・営業担当者も足りない

といった状況は珍しくありません。

そのため重要なのは、

サービス名で選ぶのではなく、自社の課題から逆算して選ぶこと

です。

ここでは代表的なケースごとに、どちらを選ぶべきかを解説します。

ケース① 営業担当者がいない、または極端に不足している

おすすめ:営業代行

営業担当者がいない企業や、営業担当者が1〜2名しかいない企業は営業代行が向いています。

例えば、

・創業間もない企業
・技術者中心の会社
・社長が営業を兼任している会社

などです。

こうした企業では、

・新規開拓
・商談
・提案

まで対応できる人材が不足しています。

その状態でインサイドセールス代行を導入しても、商談を受ける担当者がいなければ成果につながりません。

まずは営業代行を活用し、営業活動そのものを強化する方が効果的です。

判断ポイント

以下に当てはまる場合は営業代行が優先です。

・営業専任者がいない
・社長営業から脱却したい
・営業組織を立ち上げたい
・新規開拓を外部へ任せたい

ケース② 問い合わせはあるが商談にならない

おすすめ:インサイドセールス代行

問い合わせや資料請求が一定数あるにもかかわらず、商談につながらない企業はインサイドセールス代行が向いています。

例えば、

・月50件の問い合わせがある
・資料請求が月100件ある
・ウェビナー参加者が多い

にもかかわらず、

・営業担当者が連絡できていない
・フォローできていない
・追客が属人化している

というケースです。

この場合、新規リードを増やすよりも既存リードの活用を優先した方が成果が出やすいでしょう。

判断ポイント

以下に当てはまる場合はインサイドセールス代行が有力です。

・問い合わせ対応が遅い
・商談化率が低い
・リードが放置されている
・営業担当者が追客できていない

ケース③ 新規顧客を増やしたい

おすすめ:営業代行

売上拡大のために新規顧客を増やしたい企業は営業代行が向いています。

特に、

・新規事業
・新サービス
・新エリア進出

などの場合は、まず見込み顧客との接点を増やす必要があります。

そのため、

・テレアポ
・フォーム営業
・メール営業

などを活用した営業代行との相性が良いでしょう。

判断ポイント

以下の状況なら営業代行を検討しましょう。

・新規開拓ができていない
・既存顧客依存が強い
・新市場へ参入したい
・営業活動量を増やしたい

ケース④ 休眠顧客を活用したい

おすすめ:インサイドセールス代行

過去に獲得した顧客情報が大量に眠っている企業にはインサイドセールス代行が向いています。

例えば、

・展示会名刺
・失注案件
・過去問い合わせ

などです。

これらは営業資産ですが、多くの企業では十分に活用できていません。

インサイドセールス代行によって、

・現状確認
・課題ヒアリング
・再提案

を行うことで商談機会を創出できます。

判断ポイント

以下に当てはまる場合は有効です。

・過去顧客データが大量にある
・失注案件が多い
・展示会名刺が活用できていない
・CRMが放置されている

ケース⑤ 短期間で成果を出したい

おすすめ:営業代行

短期間で商談数や売上を増やしたい場合は営業代行が向いています。

インサイドセールスは顧客育成を含むため、成果が出るまで時間がかかるケースがあります。

一方で営業代行は、

・新規開拓
・アポ獲得
・商談設定

を短期間で実施できます。

もちろん商材や市場によって異なりますが、即効性を重視するなら営業代行の方が適しているケースが多いでしょう。

判断ポイント

・早急に案件が欲しい
・売上目標が迫っている
・営業活動量を増やしたい

場合は営業代行が候補になります。

ケース⑥ 営業担当者を受注活動に集中させたい

おすすめ:インサイドセールス代行

営業担当者が、

・架電
・追客
・日程調整

に追われている場合はインサイドセールス代行が有効です。

営業担当者の本来の役割は、

・商談
・提案
・クロージング

です。

インサイドセールス代行が商談化までを担当することで、営業担当者は受注活動へ集中できます。

特に高額商材を扱う企業では大きなメリットがあります。

ケース⑦ 営業組織を仕組み化したい

おすすめ:営業代行とインサイドセールス代行の併用

企業によっては、

・新規開拓も必要
・商談化率改善も必要

というケースがあります。

その場合は併用も選択肢になります。

例えば、

営業代行

アポイント獲得

インサイドセールス

案件育成

営業担当者

商談・受注

という分業体制です。

特に営業組織を拡大していく企業では、このような体制が一般的になりつつあります。

判断に迷ったら「リードの有無」で考える

営業代行とインサイドセールス代行で迷った場合は、

「既に見込み顧客がいるかどうか」

で考えると分かりやすくなります。

リードが少ない

・問い合わせが少ない
・新規顧客が足りない

営業代行

リードは多い

・問い合わせが多い
・資料請求が多い
・追客できていない

インサイドセールス代行

非常にシンプルですが、多くの企業はこの基準で整理できます。

自社の課題を明確にすることが最優先

営業代行とインサイドセールス代行は競合するサービスではありません。

それぞれ役割が異なる営業支援サービスです。

重要なのは、

・顧客が足りないのか
・商談が足りないのか
・営業担当者が足りないのか
・受注率が低いのか

を整理することです。

課題を正しく把握できれば、どちらを選ぶべきかも自然と見えてきます。

次章では、営業代行やインサイドセールス代行を導入する際によくある失敗例と、成功確率を高めるための注意点について解説します。

営業代行・インサイドセールス代行を導入する際の注意点

営業代行やインサイドセールス代行は、自社だけでは実現できない営業成果を生み出す可能性があります。

しかし、

「営業代行を使ったのに成果が出なかった」

「思ったより商談が増えなかった」

という声があるのも事実です。

実際のところ、営業代行やインサイドセールス代行の失敗原因はサービスそのものではなく、導入方法にあるケースが少なくありません。

特に、

・丸投げしてしまう
・目的が曖昧
・KPIが不明確

といった状態では成果が出にくくなります。

ここでは営業支援サービスを導入する際に押さえておきたいポイントを解説します。

丸投げすれば成果が出るわけではない

最も多い失敗が「完全丸投げ」です。

営業代行会社へ依頼すると、

「プロだから全部やってくれるだろう」

と考えてしまう企業もあります。

しかし営業活動は自社と代行会社の共同作業です。

例えば、

・ターゲット企業が曖昧
・提案内容が整理されていない
・競合との差別化が不明

という状態では、どれだけ優秀な営業代行会社でも成果を出すことは難しくなります。

成果を出している企業は例外なく、

・定期的な情報共有
・改善提案
・ターゲット見直し

を行っています。

営業代行は外注先ではなくパートナーと考えることが重要です。

導入目的を明確にする

営業支援サービスを導入する前に、

「何を達成したいのか」

を明確にしましょう。

例えば、

・アポイントを増やしたい
・商談数を増やしたい
・売上を伸ばしたい
・営業組織を作りたい

では必要な施策が異なります。

意外と多いのが、

「とりあえず営業代行を試してみたい」

という状態です。

これでは成果の判断もできません。

導入前に以下を整理しましょう。

・何が課題なのか
・何を改善したいのか
・どの指標を伸ばしたいのか

目的が明確になるほど成果は出やすくなります。

KPIを具体的に設定する

営業活動は感覚ではなく数字で管理することが重要です。

例えば、

「アポイントを増やしたい」

だけでは不十分です。

より具体的にすると、

・月20件の商談獲得
・商談化率15%以上
・有効商談率70%以上

などになります。

営業代行やインサイドセールス代行でよく使われる指標は以下の通りです。

営業代行

・架電数
・接続率
・受付突破率
・アポイント数
・商談数
・受注数

インサイドセールス代行

・接触数
・リード対応率
・商談化率
・有効商談率
・案件化率

数字を可視化することで改善点も見つかりやすくなります。

ターゲットを具体的に定義する

営業活動の成果はターゲット選定によって大きく変わります。

例えば、

「製造業向けに営業したい」

だけでは範囲が広すぎます。

より具体的には、

・従業員50~300名
・愛知県、岐阜県、三重県
・自動車部品メーカー
・生産管理部門

といったレベルまで絞り込む必要があります。

ターゲットが曖昧だと、

・アポイントは取れる
・でも受注につながらない

という状態になりがちです。

成果が出る企業ほどターゲット定義が明確です。

定例会議を実施する

営業活動は開始後の改善が非常に重要です。

そのため、

・週1回
・隔週1回
・月1回

などの定例会議を設けることをおすすめします。

定例会では、

・アポイント状況
・顧客の反応
・断り理由
・競合情報

などを共有します。

特に断り理由は重要です。

例えば、

「料金が高い」

という断りが多い場合でも、

実際には

「比較検討中」

「タイミングが悪い」

「導入メリットが伝わっていない」

など別の理由が隠れていることがあります。

こうした情報共有が改善につながります。

録音や活動履歴を確認する

営業代行やインサイドセールス代行を利用する際は、活動内容の可視化も重要です。

最近では、

・通話録音
・商談録画
・活動履歴管理

が一般的になっています。

成果だけを見るのではなく、

「なぜその結果になったのか」

を確認することが重要です。

例えば、

アポイントが少ない場合でも、

・接続率が低いのか
・受付突破率が低いのか
・担当者との会話に課題があるのか

によって改善方法は変わります。

数字と現場の両方を確認することで精度の高い改善が可能になります。

価格だけで選ばない

営業支援サービスを選ぶ際、

価格だけで判断するのは危険です。

例えば、

A社:1アポ10,000円

B社:1アポ25,000円

の場合、一見するとA社の方が魅力的に見えます。

しかし、

・決裁者商談なのか
・担当者商談なのか
・有効商談率はどうか

によって価値は大きく変わります。

極端な例ですが、

10件の商談で受注ゼロ

よりも、

3件の商談で1件受注

の方が価値は高いでしょう。

そのため、

・実績
・業界経験
・品質管理体制
・レポート体制

も含めて比較することが重要です。

成果が出るまでの期間を理解する

営業代行やインサイドセールス代行は即日成果が出るものではありません。

特にBtoB営業では、

・ターゲット選定
・スクリプト改善
・顧客理解

が必要になります。

一般的には、

・1か月目:検証
・2か月目:改善
・3か月目以降:安定

という流れになるケースが多く見られます。

特にインサイドセールスは顧客育成が目的のため、成果が見えるまで数か月かかることもあります。

短期視点だけで判断しないことも重要です。

社内体制も整備する

外部へ委託しても、自社側の受け皿がなければ成果につながりません。

例えば、

・商談対応が遅い
・提案資料が整備されていない
・問い合わせへの返信が遅い

といった状況では機会損失が発生します。

営業代行やインサイドセールス代行の成果を最大化するためには、自社側の体制整備も欠かせません。

成功する企業に共通する3つの特徴

最後に、営業支援サービスを成功させている企業の共通点を紹介します。

①課題が明確

何を改善したいのかが明確です。

②数字で管理している

感覚ではなくKPIで評価しています。

③継続的に改善している

定例会や分析を通じてPDCAを回しています。

この3つを実践するだけでも成果は大きく変わります。

営業代行やインサイドセールス代行は、導入しただけで成果が出る魔法のサービスではありません。

しかし適切に活用すれば、自社だけでは実現できない営業成果を生み出すことも可能です。

次章では、営業代行とインサイドセールス代行に関するよくある質問についてQ&A形式で解説します。

よくある質問(FAQ)

ここまで営業代行とインサイドセールス代行の違いや、それぞれの特徴について解説してきました。

最後に、実際に導入を検討する企業からよく寄せられる質問についてQ&A形式で回答します。

Q1. 営業代行とテレアポ代行は何が違うのですか?

営業代行は営業活動全体を支援するサービスです。

一方、テレアポ代行は営業活動の中でもアポイント獲得に特化しています。

例えば、

営業代行
・ターゲット選定
・テレアポ
・商談
・提案
・クロージング

テレアポ代行
・テレアポ
・アポイント獲得

という違いがあります。

そのため、商談獲得だけが目的ならテレアポ代行、営業全体を支援してほしい場合は営業代行が向いています。

Q2. 営業代行とインサイドセールス代行は併用できますか?

可能です。

実際には併用している企業も少なくありません。

例えば、

営業代行

新規顧客開拓

インサイドセールス

顧客育成

営業担当者

商談・受注

という流れです。

営業組織を分業化したい企業では有効な選択肢となります。

Q3. 営業代行とインサイドセールス代行はどちらが費用対効果が高いですか?

企業の状況によります。

例えば、

新規顧客が足りない

営業代行

問い合わせは多い

インサイドセールス代行

というように課題によって最適解は異なります。

重要なのは自社の営業課題を明確にすることです。

Q4. 営業代行は成果報酬型と固定報酬型のどちらが良いですか?

一概にどちらが優れているとは言えません。

成果報酬型は初期リスクを抑えやすい反面、アポイント単価は高くなる傾向があります。

固定報酬型は活動量を確保しやすく、改善活動も行いやすい特徴があります。

商材や営業戦略によって適切な料金体系は変わります。

Q5. インサイドセールス代行だけで受注は増えますか?

可能性はあります。

ただしインサイドセールス代行の役割は商談創出です。

最終的な受注率は、

・営業担当者の提案力
・商談品質
・商品競争力

などにも左右されます。

そのため商談後の営業体制も重要になります。

Q6. 小規模企業でも利用できますか?

もちろん可能です。

むしろ営業人材を採用しづらい中小企業やスタートアップ企業こそ、営業代行やインサイドセールス代行の恩恵を受けやすい傾向があります。

営業組織をゼロから構築するよりも、外部リソースを活用した方が効率的なケースも少なくありません。

Q7. どれくらいで成果が出ますか?

商材やターゲットによって異なります。

一般的には、

・1か月目:検証期間
・2か月目:改善期間
・3か月目以降:安定運用

となるケースが多く見られます。

特に法人営業は検討期間が長いため、中長期視点で判断することが大切です。

Q8. 営業代行を導入すると営業担当者は不要になりますか?

不要になるわけではありません。

営業代行は営業組織を補完するサービスです。

商談対応や提案活動を自社で行うケースも多いため、営業担当者との連携は重要です。

Q9. テレアポは時代遅れではないですか?

そのようなことはありません。

確かにメールやSNSなど営業手法は増えています。

しかしBtoB営業では、

・決裁者へ直接アプローチできる
・短期間で大量接触できる
・反応を即座に確認できる

という理由から現在でも有効な営業手法です。

特に新規開拓においては重要な手段の一つです。

Q10. インサイドセールスとテレアポは同じですか?

同じではありません。

テレアポはアポイント獲得が目的です。

一方でインサイドセールスは、

・顧客育成
・課題把握
・商談創出

まで含みます。

電話を使う点は共通していますが、役割や考え方は大きく異なります。

Q11. どのような業種でも利用できますか?

多くの業種で利用可能です。

例えば、

・人材サービス
・ITサービス
・製造業
・建設業
・コンサルティング
・SaaS

などで活用されています。

ただしターゲットや商材によって適切な営業手法は異なるため、実績のある会社を選ぶことが重要です。

Q12. インサイドセールス代行にはCRMやSFAが必須ですか?

必須ではありません。

ただし、

・顧客情報管理
・活動履歴管理
・分析

を行うためにはCRMやSFAがある方が望ましいでしょう。

特に継続的なリード育成を行う場合は導入を検討する価値があります。

Q13. 営業代行会社はどのように選べば良いですか?

以下のポイントを確認しましょう。

・実績
・得意業界
・料金体系
・レポート体制
・担当者の経験
・改善提案力

価格だけで選ぶのではなく、成果につながる体制があるかを確認することが重要です。

Q14. 営業代行を利用する最大のメリットは何ですか?

最も大きなメリットは、

短期間で営業活動を強化できること

です。

採用や教育に時間をかけることなく、営業リソースを確保できます。

特に新規開拓を強化したい企業にとって大きなメリットとなります。

Q15. 営業代行とインサイドセールス代行で迷ったらどうすれば良いですか?

迷った場合は次の基準で考えてみてください。

見込み顧客が不足している

営業代行

見込み顧客はいるが活用できていない

インサイドセールス代行

多くの企業はこの考え方で整理できます。


まとめ|営業課題に合わせて最適な営業支援サービスを選ぼう

営業代行とインサイドセールス代行は、どちらも営業活動を支援するサービスですが、その役割は大きく異なります。

営業代行は、

・新規開拓
・アポイント獲得
・商談
・受注支援

など営業活動全体を担うサービスです。

一方でインサイドセールス代行は、

・問い合わせ対応
・リード育成
・商談創出

を中心に行うサービスです。

どちらが優れているということではなく、自社の課題によって選ぶべきサービスが変わります。

例えば、

・新規顧客を増やしたい
・営業担当者が不足している
・営業組織を強化したい

のであれば営業代行が向いています。

一方で、

・問い合わせを活用しきれていない
・商談化率を改善したい
・営業担当者を受注活動へ集中させたい

のであればインサイドセールス代行が適しているでしょう。

また、企業によっては営業代行とインサイドセールス代行を組み合わせることで、より高い成果を実現できるケースもあります。

重要なのは、

「営業代行が良いか」

ではなく、

「自社の営業課題は何か」

を明確にすることです。

その上で適切な営業支援サービスを選択することで、営業組織の生産性向上や売上拡大につなげることができます。

営業代行やテレアポ代行の活用も選択肢の一つ

特にBtoB企業では、新規顧客開拓の難易度が年々高まっています。

営業担当者の採用も簡単ではなく、限られた人員で成果を出すことが求められています。

そのような状況において、営業代行やテレアポ代行は有効な選択肢の一つです。

新規開拓に課題を感じている企業は、自社だけで抱え込まず、外部の専門サービスの活用も検討してみてはいかがでしょうか。

※営業代行に関する詳細はこちらでご案内しております。
※テレアポ代行に関する詳細はこちらでご案内しております。

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