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【完全版】法人向け(BtoB)テレアポの成功率を上げるコツ15選|すぐ使えるスクリプト例つき

2025年11月19日

【完全版】BtoBテレアポの成功率を上げるコツ15選|すぐ使えるスクリプト例つき

BtoBテレアポは法人営業の中でも難易度が高く、受付突破・決裁者接続・ニーズ喚起など複数の壁があります。しかし、正しい「型」を理解すれば再現性高く成果を出せます。本記事では十方株式会社がアポ率を2〜5倍に改善してきたノウハウを公開します。


目次


1. なぜBtoBテレアポは難しいのか

法人担当者は常に忙しく、知らない会社の電話に対して「聞くメリットがあるか」を瞬時に判断します。これがテレアポが難しい理由です。

【図解】BtoBテレアポが難しい理由

  • 受付で止められる
  • 担当者不在が多い
  • 決裁者に繋がりにくい
  • 警戒心が強い(電話=営業)
  • 初対面で信頼ゼロスタート

しかし逆に言えば、これらの“壁”を攻略すれば成果は出せます。


2. 業界別の平均アポ率

まず自社商材の「基準値」を把握することが重要です。

業種 平均アポ率
人材・採用系 0.5〜2%
IT/SaaS 0.3〜1.5%
製造業向け 0.2〜0.8%
コンサル/研修 0.3〜1.0%

十方株式会社では、リスト最適化と業界特化スクリプトにより1〜2%台を安定的に実現しています。


3. 成功率を上げるための「3つの前提」

テレアポで成果が出ない人は、この3つが整っていないケースがほとんどです。

【図解】テレアポ成功の3原則

  1. 戦略(誰に・何を・どの順番で伝えるか)
  2. (スクリプト・話法・会話設計)
  3. 改善(数字分析・音声分析・フィードバック)

この3つが揃うと、アポ率は安定して伸びていきます。


4. ターゲット設計(ペルソナ)の重要性

テレアポは「誰に電話するか」で8割が決まります。

よくあるターゲット設計の失敗

  • 「全業種にかける」
  • 役職を絞らない
  • 採用系なのに総務にかけてしまう

正しいペルソナ例(人材系)

  • 役職:採用責任者、人事担当
  • 課題:応募数、採用単価、歩留まり
  • 意思決定:担当者 → 責任者 → 経営者

ターゲットが絞れていない状態で架電を続けても成果は出ません。


5. リストの質でアポ率は3倍変わる

リストはテレアポの「血液」。質が悪ければ成果が出ません。

質の高いリストの条件

  • 役職・部署が明確
  • 企業規模と商材の相性が良い
  • 過去架電履歴(HOT/WARM/COLD)が蓄積されている
  • 採用/営業タイミングが推測できる

改善するとどう変わるか

アポ率0.3% → 1.0〜1.2%へ 伸びるケースは多いです。

リスト改善は最も費用対効果の高い打ち手です。


6. 受付突破の鉄則

受付突破はテレアポの成否を左右する最重要工程です。

鉄則1:受付は「味方化」する

高圧的・強引な突破は逆効果。落ち着いたトーンで丁寧に伝えることが重要です。

鉄則2:要件は15秒以内で伝える

受付は「電話の用件が何か」だけを判断基準にします。

【受付突破スクリプト】

「お世話になっております。採用の件でご担当の方に、
一点だけ確認がありお電話しました。
ご担当者さまはいらっしゃいますでしょうか?」

シンプルで端的な要件ほど突破率は上がります。


7. 第一声の7秒が全て

法人営業の相手は忙しく、最初の7秒で「聞く価値があるか」を判断します。

NG例

「お忙しいところすみません、突然のお電話で…」

OK例

「採用体制について一点だけ、ご確認でお電話しました。」

要件が明確で短いことが重要です。


8. 名乗り方で相手のモードが決まる

名乗りは「声の印象」を決定づけ、相手の防御反応に直結します。

良い名乗り方の例

「株式会社◯◯の△△と申します。採用状況について一点だけ確認がありまして…」

悪い名乗り方の特徴

  • 声が小さい
  • 早口
  • 抑揚がない(棒読み)

声の出し方ひとつで、相手の聴く姿勢は大きく変わります。


9. PREP話法で伝える技術

テレアポでは「伝え方の構造」が非常に重要です。PREP法はもっとも使えるテンプレートです。

PREP話法の構造

P(結論) 採用費用を下げられます
R(理由) 同業界で成果が出ているため
E(具体例) 例えば介護施設で応募数を1.8倍に改善
P(再結論) 30秒だけ概要をお伝えできればと思い…

相手が情報を理解しやすい構造で伝えることがポイントです。


10. 決裁者接続率が2倍になる質問術

決裁者に繋がるかどうかでアポ率は大きく変わります。

担当者への質問例

「採用に関して最終判断はどなたがされていますか?」

決裁者同席を引き出す質問例

「この件、最終判断される方にもご同席いただいた方が良いと思うのですが、可能でしょうか?」

決裁者に接続できるアポインターは数字が安定します。


11. ニーズ喚起の質問テンプレート

質問によって相手の「潜在課題」を思い出させることができます。

人材系の質問例

  • 今年の採用計画はどのくらいでしょうか?
  • 応募数に波はありますか?
  • 歩留まりで課題がありますか?
  • 採用単価に変化はありますか?

質問が上手いアポインターほどアポ率は高いです。


12. 業界別の刺さる話法

業界に応じて「刺さるワード」が異なります。

人材・採用系

応募数/採用単価/歩留まりの話が刺さりやすい。

IT/SaaS

効率化、商談化率、営業コストの話が響きやすい。

製造業

人手不足、技能労働者不足、現場の欠員問題が刺さる。


13. 断り文句10パターンと切り返し例

BtoBテレアポでは、断り文句の9割はパターン化されています。事前に切り返しを用意することでアポ率が大きく向上します。

代表的な断り文句と切り返し

断り文句 切り返し例
忙しい 「30秒で終わりますので、ご安心ください。」
間に合っている 「現在の体制で採用数は確保できそうでしょうか?」
興味ない 「ご興味というよりも、課題として感じる点はありますか?」
予算がない 「予算を使わずに始められる方法もございます。」
メールで 「メールは埋もれやすいため、30秒だけ概要をお伝えさせてください。」

「断られてからが勝負」なのではなく、「断り文句には型がある」と理解することが重要です。


14. 相手の心理状態を読む

テレアポでは、相手の声のトーンや反応速度から“心理状態”を読み取る力が重要です。

心理状態と適切な対応

  • 忙しい:短く・端的に。
  • 警戒している:ロジカルに説明。
  • 興味がある:事例で深掘り。
  • 前向き:クロージングへ。

「どの心理状態か」を即判断できると、会話の質が大きく変わります。


15. 声のトーン・スピード・呼吸

テレアポにおける最大の武器は「声」です。同じ内容でも声の質で成果が倍変わります。

良い声の条件

  • 普段よりややゆっくり話す
  • 語尾を下げない(明るい印象)
  • 口角を上げる(声が柔らかくなる)
  • 深い呼吸で安定した声を出す

声の質はスキルではなく「トレーニングで改善可能」な領域です。


16. アポ獲得のクロージングの型

アポは「最後の30秒」で決まります。日時をこちらから提示することが鉄則です。

クロージングテンプレート

「では◯日の15:00から30分ほどお時間いただければと思いますが、いかがでしょうか?」

日時を具体的に提示すると、相手が判断しやすくなりアポ率が上がります。


17. コール後の振り返り方法(KPI分析)

成果を出すアポインターほど「数字を見て改善」しています。

最低限見るべきKPI

  • 架電数
  • 接続数
  • 担当者接続率
  • ニーズ喚起率
  • アポ数
  • アポ率

特に重要なのは 受付突破率 × 決裁者接続率
ここが改善されるとアポ率は一気に伸びます。


18. テレアポスタッフ育成のポイント

十方株式会社では、以下のプロセスでアポインターを育成しています。

育成メニュー

  • 音声レビュー(声質・話法の改善)
  • スクリプト改善
  • 1on1フィードバック
  • KPIの「クセ」分析
  • 週次レビューで改善サイクルを回す

成長スピードは「音声の改善量」にほぼ比例します。


19. よくある失敗例

以下の特徴は、アポが取れないアポインターに共通しています。

代表的な失敗

  • スクリプトを読むだけで会話になっていない
  • 説明が長い(情報過多)
  • 受付突破でつまずく
  • 課題ヒアリングなしでサービス説明に走る
  • 決裁者に繋がらない
  • クロージングが弱い

逆に言えば、これらを改善すれば成果は自然と上がります。


20. まとめ

BtoBテレアポは「型 × 質 × 改善」の積み重ねで確実に成果が出ます。

【総まとめ】アポ率を上げるポイント

  • ターゲット設計とリストの質が最重要
  • 受付突破と第一声で勝負が決まる
  • PREP話法で伝わる構造にする
  • 決裁者接続でアポ率は倍増
  • クロージングは「日時指定」
  • 改善サイクル(KPI×音声)が成果をつくる

本記事を参考に、貴社の新規開拓が大きく前進することを願っています。

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