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BtoBリード獲得方法17選|2025年に効果の高い手法を徹底解説【保存版】
2025年11月19日
BtoBリード獲得方法17選|2025年に効果の高い手法を徹底解説【保存版】
2025年のBtoB領域では「リード獲得の難易度が急上昇」しています。
理由は簡単で、- ●情報量が増えすぎた
- ●競合サービスが乱立している
- ●広告費が高騰している
- ●アウトバウンド単体が効きづらくなっている
かつては「テレアポの数を増やす」「広告を回す」だけで成果が出た時代もありましたが、
2025年は“点”の施策ではなく“線”の戦略が求められます。つまり、
アウトバウンド × インバウンド × ABM × データ
この組み合わせでリードを取りに行く時代に突入しました。この記事では、法人営業・採用領域に強い十方株式会社が、
2025年に本当に効果の出るBtoBリード獲得方法を17個にまとめ、
営業現場で実際に使われている“実務的ノウハウ”として徹底解説します。
目次
- 1. はじめに|2025年のBtoBリード獲得は複合型が勝つ
- 2. BtoBリードの種類(HOT/WARM/COLD)を理解する
- 3. 【アウトバウンド】2025年も効果の高い手法7選
- 4. 【インバウンド】検索・反響を生む手法7選
- 5. 【データ×ABM】次世代型リード獲得手法3選
- 6. 2025年のリード獲得は単体では勝てない
- 7. 成果につなげるKPI設計
- 8. よくある失敗
- 9. 予算別ロードマップ(中小企業・スタートアップ向け)
- 10. まとめ
1. はじめに|2025年のBtoBリード獲得は複合型が勝つ理由
BtoBのリード獲得は、明確に“複合型”へと移行しています。
理由は3つです。① 情報量が爆発し、比較検討が当たり前になった
ユーザーは「サービス名+評判」「比較表」「レビュー記事」を見てから問い合わせします。
広告やテレアポだけでは刈り取れません。② インバウンドの比重が増えた
SaaSの普及により、問い合わせや資料請求などのインバウンドが増加。
“待つだけ”ではなく、戦略的に取りに行く必要があります。③ アウトバウンド単体では成果が出にくい
電話に出ない、メールが開かれない。
だからこそアウトバウンド → インバウンド → 商談の導線が重要です。
2. BtoBリードの種類(HOT/WARM/COLD)を理解する
リード獲得の難易度は、リードの“温度”によって決まります。
【HOTリード(今すぐ客)】
- 問い合わせ
- 資料請求
- セミナー参加
最も商談化しやすく、CVRが高い。
【WARMリード(そのうち客)】
- ホワイトペーパーDL
- Webサイトへの複数回訪問
- SNSでの接触
【COLDリード(まだ興味なし)】
- テレアポ
- メール営業
- フォーム営業
COLD → WARM → HOT の順番に温度を上げていくのが王道です。
3. 【アウトバウンド】2025年も効果の高い手法7選
2025年でも“攻めの施策”としてアウトバウンドは強力です。
ただし運用する際は「成果が出やすい構造」にする必要があります。1. テレアポ(アウトバウンドの王道)
依然として最速で商談を取りに行ける施策。
2025年は、AIコール・音声分析・CRM連携で成果に差が出ます。- 決裁者接続の強化
- 業界特化スクリプト
- 架電時間の最適化(10〜11時、14〜16時)
2. 問い合わせフォーム営業(フォームDM)
2024〜2025年で最も伸びている手法。
フォーム送信後にテレアポを組み合わせるのが鉄板です。- 営業色が弱く、企業側の拒否反応が少ない
- 自動化しやすい
- 反応率が安定
3. メールアウトバウンド(ステップ配信)
単発メールではなく、シナリオ型が2025年の主流。
- 事例 → 提案 → 案内 の3段階構成
- MAツールとの連動が必須
4. DM(郵送)
案外侮れない施策。特に決裁者に届きやすい。
- 役員/経営者向けに刺さる
- テレアポの突破率が上がる
5. FAX DM
特定の業界で未だに反応がよい(製造・物流・建設)。
レガシー市場を攻めるなら有効。6. LinkedIn・SNSアウトリーチ
BtoBはLinkedIn運用が必須レベルになってきた。
- 接触回数増加
- 自然接触で信頼構築
7. ビジネスマッチングサイト(比較サイト)の活用
比較サイトは“導線の入り口”として有効。
リード単価は高いがHOTリードが多い。
4. 【インバウンド】検索・反響を生む手法7選
インバウンドは中長期で最も安定するリード獲得施策です。
2025年は「コンテンツの質 × 構造化」が鍵になります。8. SEO(検索流入)
中長期施策の王道。
CVにつながる記事は「信用 × 具体性 × 業界特化」の3点が重要。9. ホワイトペーパー(DL施策)
問い合わせの前段階として有効。
WARMリードを大量に獲得できる。10. セミナー/ウェビナー
HOTリードを一気に増やせる施策。
SaaS企業の成長率を支える必須施策になっている。11. YouTube解説動画
BtoBの意思決定者もYouTubeで情報を集める時代。
- 導入事例
- よくある課題解説
- 業界特化のノウハウ
12. オウンドメディアでの事例公開
BtoBは“事例”が最強のコンテンツ。
問い合わせ率が大きく上がる。13. 導入事例ページ/比較ページ
CVRを引き上げる強力なページ。
案件の温度を上げる効果がある。14. 広告(リスティング・SNS広告)
短期的なリード獲得に最適。
SEOと合わせると相乗効果が出る。
5. 【データ×ABM】次世代型リード獲得手法3選
2025年以降、BtoBリード獲得の“本命”となるのが
データ活用 × ABM(アカウントベースドマーケティング) です。「数を打つ営業」から、「狙い撃ちの営業」へとパラダイムが完全に移行しました。
15. ABM(アカウントベースドマーケティング)
狙う企業を絞り込み、1社1社に深くアプローチする手法。
特に単価が高い商材では必須レベル。- ターゲット企業を100〜1,000社に絞る
- 企業ごとに提案内容を変える
- テレアポ・広告・メールを統合して攻める
無駄な架電を減らし、商談化率が高い営業ができる。
16. インテントデータ活用
「今、情報収集中の企業」を検知して狙い撃ちする方法。
- 検索キーワード
- 比較サイト閲覧
- ホワイトペーパーDL
- 自社サイト再訪
これらの“購買行動”をデータ化し、
今まさに動いている企業へピンポイントでアウトバウンドを仕掛ける。17. MA(マーケティングオートメーション)×スコアリング
MAとスコアリングにより、
「温度の高いユーザー」を自動で可視化できる。- メールの開封・クリック
- サイト訪問回数
- 閲覧ページ
- 流入元
これらを点数化し、
スコアが一定以上の企業だけに営業リソースを集中させると、
商談化率が大幅に上がる。
6. 2025年のリード獲得は単体では勝てない
2025年の最大のポイントは、
「どの施策も単体では弱い」
という現実です。
たとえば、テレアポだけでは
「電話に出ない」「比較検討前では刺さらない」という問題がある。逆にSEOだけでも、HOTリードは取れても
「営業の刈り取り余地」がなくなる。【組み合わせが勝負を決める】
テレアポ → SEO記事 → ホワイトペーパー → ウェビナー → 商談というように、“線でつなぐリード獲得”が2025年の最重要ポイント。
【複合型の例(成果が出る導線)】
- フォーム営業 → テレアポ(追撃)
- SEO記事 → ホワイトペーパーDL → MAメール → テレアポ
- 広告 → 比較ページ → セミナー → 商談
- LinkedIn → 事例ページ → DM(郵送)
どれも単体でも使えるが、複合することで効果が “2×ではなく5×” になる。
7. 成果につなげるKPI設計
リード獲得において最も重要なのが“KPIの正しい設計”。
ここを間違えると、どんな施策も「やって終わり」になる。【見るべきKPI一覧】
- リード数(問い合わせ・DL・参加)
- MQL数(マーケ合格のリード)
- SQL数(営業が追うべきリード)
- 商談化率
- CAC(顧客獲得単価)
- LTV(顧客生涯価値)
CAC(顧客獲得単価)とLTVの関係が最重要
CAC<LTVでなければ、
リード獲得を続けても利益が出ない構造になる。多くの企業が広告費垂れ流しになる理由がコレ。
KPIは「前工程 → 後工程」でつなぐべき
2025年は特に、
- SEO → メール反応 → 商談化
- セミナー → テレアポ追撃 → 商談化
- フォーム営業 → テレアポ → 成約
という “KPIの連動” が必須です。
8. BtoBリード獲得でよくある失敗
多くの企業がリード獲得に失敗する理由は、
施策自体の弱さではなく、構造の欠陥にあります。よくある失敗1:手法がバラバラで一貫性がない
広告・SEO・テレアポ・セミナー…
全部違う方向を向いてしまっているケース。よくある失敗2:インバウンドを軽視する
アウトバウンド偏重では限界が来ます。
よくある失敗3:ABMを理解していない
「誰に売るか」を定義していない施策は、コストが上がり続けます。
よくある失敗4:事例が弱い
BtoBは事例で意思決定が決まる。
事例ページ・比較ページの弱さは致命的。
9. 予算別ロードマップ(中小企業・スタートアップ向け)
ここからは、2025年における
予算別の最適リード獲得プランを提示します。【低予算:〜30万円/月】
- SEO(ロングテール)
- フォームDM
- テレアポ(ピンポイント)
- 事例ページの整備
まずは“最小コストで最大効率”を狙う構成。
【中予算:〜100万円/月】
- SEO(ミドルKWまで攻める)
- ホワイトペーパー
- ウェビナー
- MA導入でスコアリング
- テレアポ × メールの複合施策
【高予算:100万円〜】
- ABM(100〜500社に集中投下)
- 広告(Google/SNS)
- 比較系LP作成
- YouTube運用
- テレアポ部隊の内製化・外部委託
予算帯に応じて、
「スピード」か「スケール」のどちらに寄るかで戦略が変わる。
10. まとめ|2025年のBtoBリード獲得は「戦略 × 組み合わせ」で決まる
2025年以降のBtoBのリード獲得は、
「単体施策では勝てない」 というのが最大のポイントです。テレアポだけ、広告だけ、SEOだけ──
どれか一つに依存する時代は終わりました。重要なのは、
● 誰に売るか(ターゲティング)
● 何を届けるか(メッセージ)
● どう組み合わせるか(導線設計)この3点です。
【本記事の総まとめ】
- アウトバウンドは“決裁者接続 × スクリプト × 量”で成果が決まる
- インバウンドは“SEO × ホワイトペーパー × セミナー”が黄金パターン
- 2025年はABM・インテントデータ活用が伸びる
- KPIは「前工程 → 後工程」で連動させるべき
- 単体施策ではなく「複合導線(線)」を作るのが最重要
- 予算帯に応じて、攻め方を戦略的に変えるべき
リード獲得は「仕組み化」すれば安定し、
営業組織全体の成長スピードが一気に上がります。本記事が、貴社の新規開拓戦略のヒントになれば幸いです。
2025年も、勝つのは「戦略的に動ける企業」。
ひとつずつ戦略を積み上げていきましょう。