NEWS & RELEASE|十方株式会社 Jippou Inc.

社員ブログ

Jippou Inc. 社員

テレアポ(アウトバウンド営業)の行動量を増やすには?成果を最大化する改善ポイントを紹介

2026年6月17日

第1章 アウトバウンドコールにおいてアクション数が重要な理由

電話営業やテレアポにおいて、多くの企業が抱える課題のひとつが「アクション数が伸びない」という問題です。

トークスクリプトの改善や営業研修も重要ですが、それ以前に十分な行動量が確保できていなければ成果は生まれません。

アウトバウンドコールは、見込み客に対して企業側から能動的にアプローチする営業手法です。そのため、問い合わせを待つインバウンド営業と比較して、営業担当者の行動量が成果に直結する特徴があります。

まずは、なぜアクション数が重要なのかを理解することから始めましょう。

アウトバウンド営業は確率の積み重ねで成り立っている

アウトバウンドコールの成果は、複数の確率の掛け算によって決まります。

例えば以下のようなケースを考えてみましょう。

・架電件数:100件
・担当者接触率:20%
・商談化率:10%

この場合、

100件 × 20% × 10%

となり、獲得できるアポイントは2件です。

もし架電件数が50件しかなければ、期待できるアポイント数は1件になります。

つまり、どれだけ優秀なスクリプトを用意しても、そもそもの架電件数が不足していれば成果は頭打ちになります。

営業現場ではよく

「アポ率を改善したい」

という声が聞かれますが、実際にはアポ率改善よりも行動量の改善のほうが即効性が高いケースも少なくありません。

行動量は自分でコントロールできる数少ない指標

営業活動には、自分でコントロールできるものとできないものがあります。

例えば、

・相手企業の予算
・市場環境
・競合状況
・景気動向

などは営業担当者が自由に変えられるものではありません。

一方で、

・架電件数
・再コール件数
・担当者への接触回数
・見込み獲得件数

は自分たちの努力で増やすことができます。

成果が出ていない組織ほど、結果指標ばかりに目が向きがちです。

しかし成果を管理する前に、まずは行動指標を管理しなければなりません。

トップ営業ほど、

「今日何件電話したか」

「何件の担当者と話したか」

を重視しています。

結果ではなく、結果につながる行動にフォーカスしているのです。

アクション数が増えると改善点も見えやすくなる

行動量が少ない状態では、問題点を正しく分析できません。

例えば、

・1日20件架電した人
・1日200件架電した人

では得られる情報量が大きく異なります。

20件しか架電していなければ、

・リストが悪いのか
・スクリプトが悪いのか
・時間帯が悪いのか

判断できません。

しかし200件架電していれば、

・受付突破率
・担当者接触率
・見込み獲得率
・アポイント率

などの数値が見えてきます。

十分な母数があるからこそ、改善ポイントが明確になるのです。

営業活動においてPDCAを回すためにも、まずは一定以上のアクション数が必要になります。

担当者につながるまで複数回の接触が必要な時代

近年は担当者が電話に出る機会が減っています。

リモートワークの普及や直通番号の増加により、1回の電話だけで商談化するケースは以前より少なくなりました。

実際には、

・担当者不在
・会議中
・外出中
・別日に連絡してほしい

というケースが非常に多くあります。

そのため、

「1回電話してダメだったから終了」

では成果につながりません。

成果を出している営業担当者ほど、

・担当者名を聞き出す
・在席時間を確認する
・再コール日程を設定する

といった行動を積み重ねています。

アクション数とは単なる架電件数だけではなく、継続的な接触回数でもあるのです。

トップアポインターほど圧倒的に行動量が多い

多くの企業で営業成績上位者を分析すると、共通点があります。

それは「行動量が多い」ということです。

もちろん話し方が上手な人もいます。

切り返しが上手な人もいます。

しかしそれ以上に、

・電話をかける回数が多い
・再コールを忘れない
・担当者接触を諦めない

という特徴があります。

営業の世界では才能や話術ばかり注目されがちですが、実際には行動量が成果の土台になっています。

優秀な営業担当者は特別な能力を持っているというよりも、「成果が出るまで十分な回数を実行している」と言ったほうが正確かもしれません。

アクション数は組織全体の売上を支える基盤

営業組織を強くするためには、個人の能力だけに依存してはいけません。

誰か一人のスター営業に頼る組織は再現性が低くなります。

一方で、

・架電件数
・担当者接触件数
・見込み獲得件数
・再コール件数

といった行動指標を組織全体で管理できれば、安定して成果を出せる体制を構築できます。

その意味でも、アウトバウンドコールにおけるアクション数は単なるKPIではありません。

組織の売上を支える最も重要な土台といえるでしょう。

次章では、多くの企業でアクション数が伸びなくなる原因について詳しく解説します。

第2章 アウトバウンドコールの現場で起こりがちな問題

アウトバウンドコールの重要性は理解していても、実際の現場では思うようにアクション数が伸びないケースが少なくありません。

管理者から見ると、

「もっと電話をかけてほしい」

と思っていても、現場の担当者には担当者なりの悩みや障害があります。

アクション数を増やすためには、まず何が行動を妨げているのかを理解することが重要です。

ここでは、多くの営業組織やコールセンターで共通して見られる課題について解説します。

架電件数が伸びない

最も多い問題が、単純に架電件数が伸びないことです。

例えば勤務時間が8時間あるにもかかわらず、

・1日50件しか電話していない
・午前中にほとんど発信できていない
・午後になるとペースが落ちる

といったケースがあります。

本人は忙しく働いているつもりでも、実際には通話以外の時間が多くなっている場合があります。

特に経験の浅い担当者ほど、

・電話をかける前に考えすぎる
・断られた後に落ち込む
・メモ作成に時間をかけすぎる

傾向があります。

結果として行動量が不足し、成果も伸びなくなります。

通話以外の作業に時間を取られる

営業担当者の生産性を下げる大きな原因のひとつが、付随業務の多さです。

例えば、

・顧客情報の入力
・活動履歴の記録
・メール作成
・リスト検索
・資料確認

などです。

もちろん必要な業務ではありますが、これらに時間を使いすぎると本来の架電活動が圧迫されます。

特に管理体制が整備されていない組織では、

「電話している時間より入力している時間の方が長い」

という状況すら発生します。

営業成果を生み出すのはあくまでも顧客との接触です。

そのため、管理者は架電以外の作業をどれだけ削減できるかを常に考える必要があります。

断られることへの心理的負担が大きい

アウトバウンドコールは断られることが前提の仕事です。

しかし、人間は本能的に拒絶を避けようとする傾向があります。

例えば、

・必要ありません
・間に合っています
・営業電話はお断りです

という言葉を何度も聞くと、誰でも精神的な負担を感じます。

特に真面目な人ほど、

「迷惑をかけてしまった」

「嫌われたかもしれない」

と考えてしまいます。

すると、

・発信ボタンを押すまで時間がかかる
・積極的に電話できなくなる
・行動量が落ちる

という悪循環に陥ります。

管理者は単純に件数を求めるだけではなく、断られることが当たり前であるという認識を浸透させる必要があります。

担当者につながらずモチベーションが下がる

アウトバウンドコールでは、担当者本人と話せる機会は決して多くありません。

むしろ、

・受付
・事務担当者
・代表電話

との会話が大半を占めます。

そのため新人スタッフからすると、

「何件電話しても担当者につながらない」

と感じてしまいます。

実際には成果を出している営業担当者でも、

100件架電して担当者と話せるのは10〜20件程度というケースは珍しくありません。

しかし経験が少ないと、

「つながらない=失敗」

と考えてしまいます。

その結果、行動意欲が低下してしまうのです。

担当者名を聞き出せない

法人向けテレアポでは、担当者名の取得が非常に重要です。

担当者名が分かれば、

・次回の取り次ぎ率が上がる
・担当者への接触率が上がる
・再コールの精度が向上する

というメリットがあります。

しかし真面目なスタッフほど、

「担当者名を聞くのは失礼ではないか」

と考える傾向があります。

すると、

・担当者不在で終了
・担当部署のみ確認
・次回も代表電話からやり直し

という状態になります。

結果として、アクション数は増えていても成果につながるアクションが蓄積されません。

法人営業では担当者名や在席時間を聞くことは決して失礼な行為ではありません。

むしろ業務を円滑に進めるための自然な確認作業といえます。

再コールが徹底できていない

成果が出ない組織に共通する特徴として、再コール管理の甘さがあります。

例えば、

・来週電話してほしい
・午後なら在席している
・月末なら時間が取れる

という情報を獲得しても、適切に管理できていなければ意味がありません。

新規リストへの架電ばかりに注力すると、

せっかく獲得した見込み客が放置されてしまいます。

実際には、

1回目の電話よりも2回目、
2回目よりも3回目、

の方がアポイント獲得率が高くなるケースもあります。

そのため再コールは単なる事務作業ではなく、成果を生み出す重要な営業活動として位置付ける必要があります。

管理者が問題を把握できていない

最後に大きな問題となるのが、管理者自身が現場を正しく把握できていないケースです。

例えば、

・架電件数しか見ていない
・アポ数しか見ていない
・録音を聞いていない

といった状況です。

これでは、

・受付突破が弱いのか
・担当者接触が少ないのか
・切り返しに問題があるのか

判断できません。

営業組織を改善するためには、

・架電数
・担当者接触数
・担当者名取得数
・再コール獲得数
・アポイント数

を細かく分析する必要があります。

数字を分解して初めて、本当の課題が見えてくるのです。

問題を把握できれば改善策は見えてくる

アウトバウンドコールのアクション数が伸びない背景には、単純なサボりややる気不足だけではなく、さまざまな要因があります。

・心理的な問題
・仕組みの問題
・教育の問題
・管理の問題

これらが複雑に絡み合っているケースがほとんどです。

だからこそ管理者は「もっと電話しろ」と指示するだけではなく、行動を妨げている要因を一つずつ取り除いていく必要があります。

次章では、アクション数を増やすために最初に整備すべき3つの準備について詳しく解説します。

第3章 アクション数向上の前提となる3つの準備

アウトバウンドコールのアクション数を増やしたいと考えたとき、多くの管理者はまず「もっと電話をかけよう」と考えます。

しかし実際には、行動量が少ない原因は本人のやる気だけではありません。

・何を話せばいいか分からない
・断られたときの対応が分からない
・電話をかけても成果が出ない

このような不安を抱えたままでは、誰でも発信ボタンを押す手が止まります。

逆に言えば、安心して電話できる環境が整えば、自然とアクション数は増えていきます。

そのためには、まず営業担当者が迷わず行動できる土台を整備しなければなりません。

ここでは、アクション数向上の前提となる3つの準備について解説します。

トークスクリプトを整備する

アクション数が伸びない組織では、スクリプトが曖昧なケースが少なくありません。

例えば、

「サービス説明をしてください」

と言われても、人によって話し方が変わります。

・説明が長くなる人
・何を伝えればいいか迷う人
・毎回言うことが変わる人

が出てきます。

すると電話をかけるたびに考える必要が生まれ、発信スピードが落ちてしまいます。

一方、成果を出している組織では、基本となるスクリプトが整備されています。

例えば、

・受付突破用
・担当者接続用
・不在時対応用
・担当者断り対応用
・アポ打診用

など場面ごとにパターン化されています。

営業担当者はゼロから考える必要がなくなるため、安心して架電できます。

特に新人教育ではスクリプトの存在が重要です。

経験者は応用できますが、新人はまず型を覚えることが必要です。

野球でいえば素振りのフォーム、料理でいえばレシピのようなものです。

基本形があるからこそ、安定した行動につながります。

スクリプトは短い方が良い

よくある失敗が、スクリプトを作り込みすぎることです。

何ページにもわたる長いスクリプトは現場では使われません。

電話営業では、

・最初の10秒
・最初の一言

が重要です。

そのため、

・会社名
・用件
・担当部署

が簡潔に伝わる内容にすることが大切です。

長い説明はかえってアクション数を下げる原因になります。

FAQ・切り返し集を用意する

電話営業では断り文句への対応が避けられません。

例えば、

・間に合っています
・必要ありません
・メールで送ってください
・営業はお断りしています

などです。

新人スタッフが不安を感じる理由の多くは、

「何を言われるか分からない」

という点にあります。

そこで有効なのがFAQや切り返し集の整備です。

よくある断り文句に対して、

どのように返答するのかを事前に整理しておきます。

例えば、

【間に合っています】

→ありがとうございます。現在ご利用中のサービスがある企業様にもご案内している内容でして、一度情報収集という形でお話いただく企業様も多いのですが……

【担当者が忙しい】

→承知いたしました。ちなみに比較的お時間を取りやすい曜日や時間帯はございますでしょうか。

といった形です。

もちろん全員が同じ言葉を使う必要はありません。

しかし考え方の土台があるだけで安心感は大きく変わります。

成功事例を蓄積する

FAQは管理者が作るだけでは不十分です。

現場で成果を出している担当者の事例を集めることが重要です。

例えば、

・担当者名取得が得意な人
・受付突破が得意な人
・アポ率が高い人

の録音を共有します。

すると、

「こんな言い方でもいいんだ」

という気付きが生まれます。

成功体験を共有できる組織ほど、アクション数も成果も伸びやすくなります。

ターゲットリストを最適化する

どれだけ優秀な営業担当者でも、リストが悪ければ成果は出ません。

そして成果が出ない状態が続けば、アクション数も落ちていきます。

例えば、

・倒産企業が多い
・電話番号が古い
・ターゲット条件が曖昧
・ニーズが薄い業界ばかり

というリストでは、誰が架電しても苦戦します。

その結果、

「どうせ電話しても無駄だ」

という空気が生まれてしまいます。

逆に成果が出やすいリストでは、行動量も自然に増えます。

人は成功体験を得ると行動が加速するからです。

リスト品質がモチベーションを左右する

管理者はアポ率ばかり見がちですが、リスト品質も重要な指標です。

例えば、

・担当者接触率
・見込み獲得率
・再コール獲得率

などを分析すると、リストの良し悪しが見えてきます。

成果が出ない原因をすべて現場に求めるのではなく、

「リスト自体に問題はないか」

を定期的に確認する必要があります。

担当者名・在席情報を資産化する

法人営業では、一度取得した情報を蓄積することが重要です。

例えば、

・担当者名
・役職
・直通番号
・在席曜日
・在席時間

などです。

これらの情報は次回以降の架電効率を大幅に高めます。

特に担当者名の取得は非常に重要です。

担当者名が分かるだけで受付突破率が大きく向上するケースもあります。

成果を出している組織ほど、

「担当者名取得」

「在席時間取得」

を重要なKPIとして管理しています。

アクション数向上は準備段階で決まる

アクション数を増やそうとすると、多くの企業は精神論に走りがちです。

しかし実際には、

・話しやすいスクリプト
・安心できるFAQ
・成果が出やすいリスト

この3つが整っているだけで、行動量は大きく変わります。

営業担当者が迷わず電話できる状態を作ることこそ、管理者の重要な仕事です。

次章からは、実際にアクション数を増やすための具体的な改善策11選を順番に解説していきます。

第4章 解決策①〜③ アクション数を増やすための目標管理

前章では、アクション数向上の土台となる「スクリプト」「FAQ」「ターゲットリスト」の重要性について解説しました。

これらが整ったら、次に取り組むべきなのが目標管理です。

営業組織では、

「もっと電話をかけよう」

という精神論だけでは行動量は増えません。

実際に成果を出している組織ほど、スタッフが自然と行動できる仕組みを作っています。

ここでは、アクション数を増やすために有効な3つの目標管理手法をご紹介します。

解決策① メンバーごとに新鮮なリストを提供する

アクション数が伸びない組織では、リスト管理に問題があるケースが少なくありません。

例えば、

・何度も架電済みの企業ばかり
・担当者情報が古い
・電話がつながらない企業が多い

といった状況です。

この状態では営業担当者のモチベーションは上がりません。

誰でも成果が出ない環境では行動意欲が低下するからです。

一方、成果を出している組織では、常に新鮮なリストが供給されています。

例えば、

・新規リスト
・休眠顧客リスト
・展示会リスト
・資料請求企業リスト
・特定業界リスト

などを定期的に追加しています。

営業担当者は、

「今日はどんな企業が入っているだろう」

という期待感を持ちながら架電できます。

リストの鮮度は行動量に直結する

電話営業においてリストは「的」に例えられます。

どれだけ優秀な射手でも、的がなければ矢を放つことはできません。

逆に的がたくさん用意されていれば、自然と矢を放つ回数も増えます。

管理者は、

「アポが取れない理由は現場にある」

と考える前に、

「十分なリストを供給できているか」

を確認する必要があります。

過去データも活用する

新規リストだけが価値のあるリストではありません。

例えば、

・過去に担当者不在だった企業
・資料送付のみで終わった企業
・タイミングが合わなかった企業

も有効なターゲットです。

特に法人営業では、タイミングによって結果が大きく変わります。

以前断られた企業が半年後には興味を示すことも珍しくありません。

そのため、リストを一度使い切って終わりにするのではなく、資産として管理することが重要です。

解決策② 行動量の重要性を理解してもらう

アクション数を増やすためには、まずスタッフ自身が行動量の価値を理解する必要があります。

多くの新人スタッフは、

「アポが取れなかった」

ことばかりを気にします。

しかし管理者が本当に評価すべきなのは、まず行動量です。

例えば、

・100件架電してアポ1件
・50件架電してアポ1件

であれば、後者の方が効率は良いように見えます。

しかしサンプル数が少ない段階では偶然の要素も大きくなります。

長期的に成果を安定させるためには、十分な行動量が必要です。

確率思考を共有する

営業は確率のゲームです。

例えば、

・担当者接触率20%
・アポ率10%

なら、

50件架電では期待アポ数1件

100件架電なら期待アポ数2件

になります。

つまり行動量を2倍にすれば、成果も概ね2倍になります。

もちろん現実は単純ではありませんが、この考え方を理解しているスタッフは行動が止まりません。

一方、

「1件断られた」

「今日はアポが取れない」

という感情で動く人は行動量が不安定になります。

評価制度にも反映する

成果だけを評価すると、行動量が軽視されることがあります。

例えば、

・架電件数
・担当者接触件数
・担当者名取得件数
・再コール獲得件数

なども評価対象にすることで、行動そのものに価値を持たせることができます。

特にアウトバウンド営業では、

「良い行動を積み重ねた結果として成果が出る」

という考え方が重要です。

解決策③ 残り件数を見える化する

人はゴールが見えると行動しやすくなります。

逆に、

「今日は頑張ろう」

という曖昧な目標では行動量が安定しません。

そこで有効なのが、残り件数の見える化です。

例えば、

・本日の目標架電数200件
・現在120件
・残り80件

という状態がリアルタイムで見えるようにします。

すると、

「あと80件だから頑張ろう」

という心理が働きます。

ゲーム感覚を取り入れる

成果を出しているコールセンターでは、進捗管理をゲームのように見せているケースがあります。

例えば、

・達成率表示
・ランキング表示
・チーム対抗戦
・進捗バー

などです。

特に単調になりやすい電話営業では、こうした仕組みが効果を発揮します。

重要なのはプレッシャーを与えることではありません。

「達成したくなる環境」を作ることです。

小さな達成感を積み重ねる

大きな目標だけでは途中で疲れてしまいます。

例えば、

・午前中50件
・昼まで100件
・15時まで150件
・終業時200件

のように区切ると達成感を得やすくなります。

人は成功体験を積み重ねることでモチベーションが維持されます。

そのため管理者は、

「最終目標」

だけではなく、

「途中経過の成功」

も設計する必要があります。

行動量は管理方法で大きく変わる

アクション数を増やすためには、単に努力を求めるだけでは不十分です。

・新鮮なリストを提供する
・行動量の価値を理解してもらう
・進捗を見える化する

こうした仕組みを整えることで、スタッフは自然と行動しやすくなります。

営業組織の成果は個人の根性ではなく、管理の仕組みによって大きく左右されるのです。

次章では、アクション数をさらに高めるための「生産性向上の仕組みづくり」について解説します。

第5章 解決策④〜⑥ 生産性を高める仕組みづくり

アウトバウンドコールの現場では、

「もっと電話をかけてほしい」

という声が頻繁に聞かれます。

しかし実際に現場を観察すると、アクション数が伸びない原因は本人のやる気だけではありません。

・入力作業に時間がかかる
・毎回考えながら対応している
・何を確認すればよいか分からない

といった生産性の問題が隠れているケースも多くあります。

つまり、行動量を増やすためには「頑張らせる」のではなく、「効率よく行動できる仕組み」を作ることが重要なのです。

ここでは、アクション数向上につながる3つの改善策をご紹介します。

解決策④ なぜその目標なのかを共有する

営業管理者が陥りがちな失敗のひとつが、目標数値だけを伝えてしまうことです。

例えば、

「今日は200件架電してください」

と言われても、現場の担当者からすると理由が分かりません。

すると、

「なぜ200件なのか」

「150件ではダメなのか」

という疑問が生まれます。

納得感のない目標は行動につながりません。

一方で成果を出している組織では、数字の背景まで共有しています。

例えば、

・担当者接触率20%
・アポ率10%
・月間目標40件

だから、

・1日200件の架電が必要

というように説明します。

するとスタッフは、

「意味のある数字なんだ」

と理解できます。

行動と成果の関係を見せる

営業担当者は目の前の電話に集中しています。

そのため、

・架電数
・担当者接触数
・見込み数
・再コール数
・アポ数

がどのようにつながっているかを理解していないケースがあります。

そこで有効なのが数値の見える化です。

例えば、

100件架電

20件担当者接触

5件見込み

2件アポ

という流れを共有します。

すると、

「架電数が減ればアポも減る」

ことが理解できます。

結果として行動への納得感が高まり、アクション数も安定しやすくなります。

管理者は数字の翻訳者になる

優秀な管理者は数字を押し付けません。

数字の意味を説明します。

現場スタッフが

「なるほど」

と思える状態を作ることで、初めて数字が機能するのです。

解決策⑤ タイピングスキルを向上させる

意外と見落とされがちですが、タイピングスキルはアクション数に大きな影響を与えます。

例えば、

・担当者名
・ヒアリング内容
・不在情報
・再コール日時

を入力するたびに時間がかかれば、その分だけ架電時間が減ります。

1件あたり30秒の差でも、

100件対応すれば50分近い差になります。

つまりタイピング速度は、そのまま架電件数に影響するのです。

入力作業は積み重なる

多くの管理者は通話時間ばかり見ています。

しかし実際には、

・通話後入力
・検索作業
・情報整理

に多くの時間が使われています。

特に新人スタッフは入力に慣れていないため、

電話5分
入力3分

という状態になることもあります。

これでは行動量は増えません。

ショートカットや定型文を活用する

タイピング速度を改善する方法は、単純な練習だけではありません。

例えば、

・単語登録
・定型文
・ショートカットキー

を活用するだけでも作業時間は大幅に削減できます。

例として、

「担当者不在」

を毎回入力する代わりに、

「たふ」

で変換できるようにするだけでも効率は上がります。

また、

・受付不在
・担当者会議中
・資料送付希望

など頻出パターンもテンプレート化できます。

こうした小さな改善の積み重ねが、最終的に大きなアクション数の差になります。

システム操作の習熟も重要

電話営業では、

・CRM
・SFA
・ダイヤラー

など複数のツールを利用します。

操作に迷う時間が長いほど、行動量は減ります。

そのため新人教育では営業トークだけでなく、

「システムを素早く使う訓練」

も重要です。

成果を出している組織ほど、システム教育に力を入れています。

解決策⑥ ヒアリング項目をフォーマット化する

アクション数が伸びない現場では、電話中に考え込む場面が多く見られます。

例えば、

・何を聞けばいいのか
・どこまで確認するのか
・何を記録するのか

が明確になっていないケースです。

するとスタッフは会話のたびに判断を迫られます。

結果として、

・通話時間が長くなる
・入力時間が増える
・疲労が大きくなる

という状態になります。

取得すべき情報を統一する

成果を出している組織では、取得項目が決まっています。

例えば、

・担当者名
・役職
・在席曜日
・在席時間
・興味度合い
・再コール日時

などです。

このように項目が整理されていると、

スタッフは迷わず質問できます。

また管理者も分析しやすくなります。

「見込み」「再コール」を評価する

法人営業ではアポイントだけが成果ではありません。

例えば、

担当者名が取得できた

在席時間が分かった

再コール日時が確定した

これらも重要な成果です。

実際には、

担当者名取得

再コール取得

担当者接触

アポイント

という流れで成果が生まれます。

ところがアポしか評価しない組織では、こうした途中成果が軽視されます。

結果として、

「どうせアポじゃないから」

と情報取得がおろそかになります。

情報取得をゲーム化する

成果を出している組織では、

・担当者名獲得数
・再コール獲得数
・担当者接触数

をKPIとして管理していることがあります。

これにより、

「アポにならなくても成果が積み上がっている」

という実感が得られます。

行動量を維持するうえで、この感覚は非常に重要です。

生産性の改善はアクション数を大きく変える

アクション数を増やそうとすると、多くの企業は人員増加や残業を考えます。

しかし実際には、

・目標の意味を共有する
・入力作業を効率化する
・ヒアリングを標準化する

だけでも大きな改善が期待できます。

営業担当者の努力に頼るのではなく、行動しやすい環境を作ること。

それこそが管理者に求められる重要な役割です。

次章では、さらにアクション数を高めるための「成果が出やすい環境づくり」について解説します。

第6章 解決策⑦〜⑨ 成果が出やすい環境を作る

ここまで、アクション数を増やすための目標管理や生産性向上について解説してきました。

しかし、どれだけ優秀なスタッフでも、成果が出にくい環境に置かれると行動量は徐々に落ちていきます。

逆に言えば、

「電話をかけたくなる環境」

を作ることができれば、管理者が細かく指示を出さなくても自然とアクション数は増えていきます。

営業は人が行う仕事です。

だからこそ、数字や仕組みだけではなく、心理面や職場環境にも目を向ける必要があります。

ここでは、成果が出やすい環境を作るための3つの改善策をご紹介します。

解決策⑦ 成功しやすいリストから配布する

営業現場では、

「まずは件数をこなして慣れてもらおう」

という考え方がよくあります。

もちろん経験を積むことは大切です。

しかし、成果が出ないリストばかり渡してしまうと逆効果になることがあります。

例えば、

・電話がつながらない
・担当者が不在ばかり
・ターゲットがずれている
・ニーズが極端に薄い

こうしたリストで何日も架電を続けると、

「電話しても意味がない」

という感覚が生まれてしまいます。

するとアクション数は確実に低下します。

人は成功体験で動く

営業に限らず、人は成功体験によって行動が強化されます。

例えば、

・担当者名が聞けた
・在席時間が分かった
・再コールが取れた
・アポイントが取れた

こうした体験をすると、

「次もやってみよう」

という気持ちになります。

そのため新人には、

比較的成果が出やすいリストから渡すことも重要です。

例えば、

・過去に反応があった業界
・担当者接触率が高い企業規模
・ニーズが顕在化しやすい市場

などです。

営業力を鍛えることも大切ですが、まずは成功体験を積ませることが優先です。

リストの難易度を分ける

成果を出している組織では、リストに難易度を設定しているケースがあります。

例えば、

・Aランク:アポ化しやすい
・Bランク:標準
・Cランク:長期育成型

という形です。

新人にはAランクを中心に配布し、経験者には難易度の高いリストを担当してもらいます。

スポーツでも初心者がいきなり上級者と対戦しないのと同じです。

適切なレベル設定が成長を促します。

解決策⑧ 孤独を防ぐチーム環境を作る

電話営業は想像以上に孤独な仕事です。

一日中ヘッドセットを着け、

何十回、何百回と断られる。

特に在宅勤務や個別ブースが増えた現在では、この傾向がさらに強くなっています。

その結果、

・モチベーション低下
・行動量低下
・離職

につながることがあります。

成果を共有する文化を作る

営業現場では失敗よりも成功を共有することが重要です。

例えば、

・今日のアポ獲得事例
・受付突破の成功例
・担当者名取得の工夫
・切り返し成功事例

などです。

これを毎日共有するだけでも雰囲気は変わります。

特に新人にとっては、

「自分だけ苦労しているわけではない」

と分かることが大きな安心材料になります。

小さな成果を称賛する

管理者はついアポだけを評価しがちです。

しかし現場では、

・担当者名取得
・在席時間取得
・見込み獲得
・再コール獲得

も重要な成果です。

例えば、

「今日は担当者名を10件取得できました」

という成果をしっかり評価すると、スタッフは前向きになります。

法人向け営業では、担当者名の取得そのものが次回の成果につながる資産だからです。

管理者との距離を近くする

成果が出ない組織ほど、

管理者が数字しか見ていない

という傾向があります。

しかし現場スタッフが求めているのは、

・相談できる環境
・話を聞いてくれる存在
・一緒に考えてくれる上司

であることも少なくありません。

日々のコミュニケーションが活発な組織ほど、アクション数は安定しやすくなります。

解決策⑨ 成功事例を追体験できる環境を整える

営業スキルの向上には、成功体験が欠かせません。

しかし全員が毎日アポイントを獲得できるわけではありません。

そこで有効なのが、

他人の成功を追体験できる環境

を作ることです。

録音共有は最高の教材

電話営業において最も効果的な教育方法のひとつが録音共有です。

例えば、

・アポ獲得音源
・担当者名取得音源
・受付突破音源
・切り返し成功音源

などです。

文章で説明されるよりも、

実際の会話を聞く方が何倍も理解しやすくなります。

トッププレイヤーを見える化する

成果を出している人がどのように話しているのか。

どのように質問しているのか。

どのようなテンポで会話しているのか。

これらを共有することで、他のスタッフも学ぶことができます。

ただし重要なのは、

「真似しろ」

ではなく、

「参考にしてみよう」

というスタンスです。

人によって話し方は異なります。

自分に合ったスタイルを見つけることが大切です。

成功の再現性を高める

成果を出している組織には共通点があります。

それは、

個人のノウハウを組織のノウハウに変換している

ことです。

例えば、

・よく取れる切り返し
・担当者名取得トーク
・再コール獲得トーク

などを蓄積します。

すると新人でも成果を出しやすくなります。

結果として行動への不安が減り、アクション数も増加します。

アクション数は環境によって大きく変わる

電話営業の成果は、個人の努力だけで決まるものではありません。

・成果が出やすいリストを用意する
・孤独を防ぐ職場環境を作る
・成功事例を共有する

こうした環境整備によって、行動量は大きく変わります。

特に管理者は、

「なぜ行動しないのか」

を考えるのではなく、

「どうすれば行動しやすくなるのか」

を考えることが重要です。

次章では、アクション数をさらに押し上げるためのモチベーション向上施策について解説します。

第7章 解決策⑩〜⑪ モチベーションを高める施策

アウトバウンドコールにおいて、アクション数を増やすための仕組みや環境づくりは非常に重要です。

しかし、それだけでは十分とは言えません。

人が行う仕事である以上、最終的にはモチベーションも大きく影響します。

特に電話営業は、

・断られる
・つながらない
・成果がすぐに出ない

という特徴があります。

どれだけ優秀なスタッフでも、気持ちが落ち込む日はあります。

だからこそ管理者は、スタッフが前向きに行動を続けられる仕掛けを用意しなければなりません。

ここでは、アクション数向上に効果的な2つの施策をご紹介します。

解決策⑩ 社内キャンペーンやアポ獲得大会を開催する

電話営業は単調になりやすい仕事です。

同じような架電を繰り返していると、どうしても集中力が落ちてきます。

そこで効果を発揮するのが、社内キャンペーンやイベントです。

例えば、

・今週のアポ王決定戦
・担当者名獲得ランキング
・再コール獲得ランキング
・受付突破コンテスト

などです。

これらを定期的に開催することで、普段とは違う刺激を与えることができます。

アポだけを競わせない

多くの企業が失敗するのは、

「アポ数だけ」

で競わせてしまうことです。

しかし営業活動には運の要素もあります。

例えば、

・良いタイミングで電話できた
・たまたまニーズがあった

というケースもあります。

一方で、

・担当者名取得
・再コール獲得
・担当者接触

は努力によって改善しやすい指標です。

そのため、

・担当者名取得王
・再コール獲得王

のような企画も有効です。

特に法人営業では、こうした中間成果が後のアポイントにつながります。

小さな景品でも十分効果がある

キャンペーンというと高額な賞品をイメージする人もいます。

しかし実際には、

・ギフトカード
・ランチ代
・社内表彰

程度でも十分効果があります。

重要なのは金額ではありません。

頑張りが認められることです。

特にパートスタッフや業務委託スタッフが多い組織では、こうした承認の機会が大きなモチベーションになります。

チーム戦も効果的

個人戦だけでなく、チーム対抗戦もおすすめです。

例えば、

・Aチーム
・Bチーム
・Cチーム

に分けて、

・架電数
・担当者接触数
・見込み獲得数

を競います。

すると自然と情報共有が活発になります。

個人だけでなくチーム全体で成果を出そうという意識が生まれるのです。

解決策⑪ リーダーが現場で一緒に架電する

アクション数が伸びない組織に共通する問題があります。

それは、

管理者が電話をしていない

ことです。

もちろん管理業務も重要です。

しかし、現場と完全に離れてしまうと問題が起きます。

例えば、

・今どんな断り文句が多いのか
・受付が何を言っているのか
・担当者がどんな反応をしているのか

が分からなくなります。

すると現場への指示も的外れになってしまいます。

現場の空気を理解できる

優秀なSVやマネージャーは、定期的に自ら架電しています。

実際に電話してみると、

・思ったより担当者につながらない
・受付が厳しくなっている
・スクリプトに改善余地がある

といった発見があります。

これらは現場に出なければ分かりません。

管理者自身が電話をすることで、より実践的な改善策を考えられるようになります。

背中で示す効果は大きい

スタッフは管理者の行動をよく見ています。

例えば、

「もっと電話してください」

と言うだけの上司と、

実際に電話している上司では説得力がまったく違います。

営業現場では特に、

背中で示す

ことが重要です。

管理者が率先して行動することで、

「自分も頑張ろう」

という空気が生まれます。

ロープレより実践共有が効果的なこともある

もちろんロープレも重要です。

しかし、

管理者が実際に架電した録音

を共有することも非常に効果的です。

例えば、

・受付突破音源
・担当者接触音源
・アポ獲得音源

などです。

スタッフはリアルな成功事例から多くを学びます。

また、

「管理者でも断られるんだ」

と分かるだけでも安心感につながります。

現場との信頼関係が生まれる

電話営業は数字で評価される世界です。

だからこそ、

「数字だけ見ている上司」

への不満が生まれることがあります。

しかし一緒に架電している管理者に対しては、

・相談しやすい
・共感してもらえる
・アドバイスを受け入れやすい

という関係が築きやすくなります。

結果として組織全体の行動量も向上していきます。

モチベーションは仕組みで維持する

営業組織では、

「やる気を出せ」

という指導が行われることがあります。

しかしモチベーションは気合いで維持できるものではありません。

・競争できる環境
・評価される環境
・管理者が伴走する環境

こうした仕組みがあるからこそ、人は継続的に行動できます。

アクション数を増やしたいのであれば、まず行動したくなる環境を作ること。

それが管理者に求められる重要な役割です。

ここまで11の改善策を紹介してきました。

次章では、それらの施策が実際に機能しているかを判断するために、管理者が見るべき重要KPIについて解説します。

第8章 アクション数を増やすために管理者が見るべきKPI

ここまで、アウトバウンドコールのアクション数を増やすための11の改善策を紹介してきました。

しかし、施策を実行するだけでは十分ではありません。

重要なのは、

「本当に改善しているのか」

を数字で確認することです。

営業組織の改善は感覚ではなく、データに基づいて行う必要があります。

例えば、

「最近頑張っている気がする」

「電話が増えた気がする」

では正確な判断はできません。

管理者は現場の状況を数値で把握し、問題点を特定しなければなりません。

そこで重要になるのがKPIです。

ここでは、アウトバウンドコールの現場で特に重要なKPIについて解説します。

架電数

最も基本となる指標が架電数です。

アウトバウンド営業は行動量が成果の土台になります。

そのため、

・1日何件架電したか
・1時間あたり何件架電したか

を把握する必要があります。

例えば、

Aさん:200件
Bさん:120件

の場合、

成果の差が能力なのか行動量なのかを判断できます。

また、

・午前中の件数
・午後の件数

を確認することで、どの時間帯に生産性が落ちているかも見えてきます。

架電数だけでは不十分

ただし、架電数だけを追いかけるのは危険です。

極端な話、

すぐ切られるリストに大量発信しても件数は増えます。

そのため、次に紹介する指標も合わせて見る必要があります。

接続率

接続率とは、

架電した件数のうち実際に誰かと会話できた割合

を指します。

例えば、

200件架電

60件接続

であれば接続率は30%です。

接続率が低い場合は、

・リスト品質
・時間帯
・電話番号の精度

に問題がある可能性があります。

現場の努力だけでは改善できないケースもあるため、管理者が注視すべき指標です。

担当者接触率

法人営業において非常に重要な指標です。

例えば、

200件架電

60件接続

15件担当者接触

であれば担当者接触率は7.5%です。

アポイントは担当者と話せなければ生まれません。

そのため、

アポ率より先に担当者接触率を見る

ことが重要です。

担当者接触率が低い場合

担当者接触率が低い場合は、

・受付突破が弱い
・担当部署確認が不足している
・担当者名取得ができていない

などの問題が考えられます。

この段階で改善できれば、アポ率も自然に向上します。

担当者名取得率

法人向けアウトバウンド営業では、担当者名取得は非常に価値があります。

例えば、

・担当者不在
・外出中
・会議中

だったとしても、

担当者名が分かれば次回の接続率が大きく向上します。

つまり担当者名取得は、

未来のアポイントを作る活動

と言えます。

アポだけを追うと見落とされる

管理者によっては、

「アポにならないなら意味がない」

と考えることがあります。

しかし実際には、

担当者名取得

再コール

担当者接触

アポ

という流れが存在します。

そのため担当者名取得件数も重要なKPIとして管理するべきです。

再コール獲得率

成果を出している営業組織ほど重視しているのが再コールです。

例えば、

・来週連絡してほしい
・月末なら時間が取れる
・担当者が戻るのは午後

といった情報です。

これらは見込み顧客のサインでもあります。

再コールは資産になる

新規架電だけを繰り返す組織では、

毎回ゼロからのスタートになります。

しかし再コール先が蓄積される組織では、

過去の接点を活かせる

ようになります。

特にBtoB営業では、

1回目の電話で決まることの方が少数派です。

だからこそ再コール獲得率は重要なのです。

見込み獲得率

担当者名取得や再コール獲得を含め、

今後商談につながる可能性がある企業数

を把握する指標です。

例えば、

・担当者名取得
・担当者接触
・興味あり回答
・再コール設定

などを総合的に管理します。

この数字が増えている組織は、将来的な成果も安定しやすくなります。

アポイント率

もちろん最終的にはアポイント率も重要です。

例えば、

200件架電

2件アポ

ならアポ率は1%です。

ただし重要なのは、

アポ率だけで現場を評価しないこと

です。

アポ率は、

・業界
・商材
・リスト品質
・市場環境

など多くの要因に左右されます。

そのため管理者は、

アポ率だけを見て判断しない

ことが重要です。

KPIは分解して見る

成果が出ない組織ほど、

「アポ数」

しか見ていません。

しかし本来は、

架電数

接続数

担当者接触数

担当者名取得数

再コール数

見込み数

アポ数

という流れで管理するべきです。

例えば、

アポが少ない

という問題があったとしても、

原因は

・架電不足なのか
・担当者接触不足なのか
・受付突破不足なのか

で改善方法が変わります。

数字を分解することで初めて正しい対策が見えてくるのです。

行動量と成果の相関を分析する

管理者が最終的に見るべきなのは、

行動量と成果の関係

です。

例えば、

・担当者名取得数が多い人
・再コール件数が多い人

が実際にアポも多いのであれば、

その指標は重要KPIであると判断できます。

逆に成果との相関が薄い指標は見直しが必要です。

成果を出している組織は、

感覚ではなく数字で改善している

という共通点があります。

KPI管理が組織の成長を加速させる

営業組織の改善は、

気合いや根性だけでは実現できません。

重要なのは、

・何を計測するか
・どの数字を見るか
・どこを改善するか

を明確にすることです。

架電数だけでなく、

担当者名取得数
再コール獲得数
担当者接触数

まで管理できるようになると、組織の改善スピードは大きく向上します。

次章では、実際にアクション数を伸ばし続けている組織に共通する特徴について解説します。

第9章 アクション数を増やしている組織の共通点

ここまで、アウトバウンドコールのアクション数を増やすための具体的な改善策やKPIについて解説してきました。

では実際に、高いアクション数を維持しながら成果を出している組織にはどのような特徴があるのでしょうか。

営業代行会社、コールセンター、インサイドセールス組織などを見ていると、成果を出している組織にはいくつかの共通点があります。

逆に言えば、これらの共通点を取り入れることで、自社の営業組織も改善できる可能性があります。

ここでは、アクション数を継続的に伸ばしている組織の特徴を見ていきましょう。

精神論に頼らない

成果が出ない組織ほど、

・気合いが足りない
・もっと頑張れ
・根性を見せろ

といった指導が増える傾向があります。

もちろん仕事に対する姿勢は大切です。

しかし、精神論だけでアクション数を増やすことはできません。

なぜなら、人間のモチベーションには波があるからです。

どれだけ優秀な営業担当者でも、

・疲れている日
・体調が悪い日
・気分が乗らない日

はあります。

成果を出している組織は、その前提で仕組みを作っています。

例えば、

・発信しやすいリスト
・使いやすいスクリプト
・分かりやすいKPI

などです。

つまり、

「頑張らなくても行動できる環境」

を整えているのです。

行動量を評価している

多くの企業では、

アポイント数

だけで評価が行われています。

しかし成果を出している組織は、

行動そのもの

も評価しています。

例えば、

・架電件数
・担当者接触数
・担当者名取得数
・再コール獲得数

などです。

これは非常に重要な考え方です。

なぜなら、成果はコントロールできませんが、行動はコントロールできるからです。

営業担当者にとっても、

「頑張った過程を見てもらえる」

という安心感につながります。

結果として行動量が安定しやすくなります。

成功体験を重視している

人は成功体験によって成長します。

例えば、

・初めて担当者名を聞けた
・初めて再コールが取れた
・初めてアポイントを獲得した

こうした経験は大きな自信になります。

成果を出している組織では、

小さな成功を大切にする文化

があります。

管理者も、

「アポじゃないから意味がない」

とは考えません。

むしろ、

「担当者名が取れたのは素晴らしい」

「再コール獲得は次につながる」

という評価をします。

この積み重ねが行動量を支えているのです。

数字がリアルタイムで見える

成果を出している組織では、数字の見える化が徹底されています。

例えば、

・本日の架電数
・担当者接触数
・見込み件数
・アポイント件数

などです。

数字が見えることで、

「あと20件で目標達成」

「今日は過去最高ペース」

といった意識が生まれます。

一方で数字が見えない組織では、

現状把握ができません。

結果として行動が曖昧になってしまいます。

ダッシュボード活用が進んでいる

近年はSFAやCRM、ダイヤラーなどの機能も進化しています。

成果を出している企業では、

リアルタイムで進捗が確認できる環境

を整備しています。

数字を可視化することは、行動量向上の基本と言えるでしょう。

教育が仕組み化されている

営業組織によっては、

「できる人を見て覚えてください」

という文化が残っています。

しかし、それでは再現性がありません。

成果を出している組織では、

教育が仕組み化されています。

例えば、

・新人研修
・ロープレ
・録音共有
・成功事例共有

などです。

新人でも一定水準の行動ができるように設計されています。

録音共有が文化になっている

特に電話営業では録音共有が有効です。

トッププレイヤーの会話を聞くだけで、

・話すスピード
・質問の仕方
・受付突破方法

などが学べます。

成果を出している組織ほど、

良い録音が自然と共有される文化

があります。

管理者が現場を理解している

営業組織の成果は管理者によって大きく変わります。

アクション数が高い組織では、

管理者が現場を理解しています。

例えば、

・実際に架電している
・録音を聞いている
・現場と会話している

などです。

そのため問題発見も早くなります。

逆に、

数字だけ見ている管理者

の場合、改善策が的外れになることがあります。

管理者自身も学び続けている

市場は常に変化しています。

受付の対応も変わります。

担当者の働き方も変わります。

そのため管理者自身も現場感覚を持ち続ける必要があります。

成果を出している組織ほど、管理者も学び続けています。

アクション数を資産として考えている

成果が出ない組織では、

今日のアポ数

だけを見ています。

一方で成果を出している組織は、

将来につながる活動

も重視しています。

例えば、

・担当者名取得
・在席情報取得
・再コール設定
・見込み化

などです。

これらはすぐに売上にはなりません。

しかし将来の成果を生む重要な資産です。

営業活動を単発で考えるのではなく、

積み上げ型で考える

ことが大切なのです。

アクション数が多い組織は偶然ではない

ここまで紹介した特徴を見ると分かるように、成果を出している組織は偶然アクション数が多いわけではありません。

・仕組みがある
・教育がある
・評価制度がある
・管理体制がある

こうした環境が整っているからこそ、高い行動量を維持できるのです。

つまり、

「優秀な人がいるから成果が出る」

のではなく、

「成果が出る仕組みがあるから成果が出る」

と言った方が正しいでしょう。

次章では、本記事のまとめとして、アウトバウンドコールで成果を出すために本当に重要な考え方について解説します。

第10章 アウトバウンドコールで成果を出すために忘れてはいけないこと

ここまで、アウトバウンドコールのアクション数を増やすための11の改善策について解説してきました。

しかし最後に理解しておきたいのは、

「アクション数を増やすこと自体が目的ではない」

ということです。

電話をたくさんかけることは重要です。

しかし、それだけでは成果にはつながりません。

本当に重要なのは、

適切な行動を継続し、その結果として成果を積み上げること

です。

最後に、アウトバウンドコールで成果を出すために忘れてはいけない考え方について整理しておきましょう。

量だけでは成果は出ない

営業の世界では、

「とにかく数をこなせ」

という言葉を耳にすることがあります。

確かに行動量は重要です。

しかし、闇雲に電話をかけるだけでは成果は伸びません。

例えば、

・ターゲットがずれている
・リスト品質が悪い
・スクリプトが機能していない

状態で架電数だけを増やしても効率は上がりません。

極端な話、間違った方向に全力疾走しても目的地にはたどり着けないのです。

「量×質」で考える

営業成果は、

量 × 質

で決まります。

例えば、

・適切なリスト
・適切なスクリプト
・適切な時間帯

で100件架電するのと、

何も考えずに100件架電するのでは結果が大きく変わります。

だからこそ、

量を確保しながら質を改善する

という考え方が重要になります。

ターゲティングが成果を左右する

アクション数を増やす前に見直すべきなのがターゲティングです。

営業現場では、

「もっと電話しよう」

という話になりがちですが、

「誰に電話するか」

の方が重要な場合もあります。

例えば、

・ニーズがある業界
・決裁者につながりやすい企業規模
・導入実績が多い業種

などです。

成果を出している組織ほど、

アポ率の高いターゲット

を分析しています。

データを活用する

営業は経験だけでなくデータも重要です。

例えば、

・どの業界でアポ率が高いか
・どの企業規模で受注率が高いか
・どの地域で反応が良いか

を分析します。

その結果をリスト作成に反映することで、アクション数あたりの成果を高めることができます。

担当者接触を最重要視する

法人営業において最も重要なのは担当者との接触です。

どれだけ電話をかけても、

担当者と話せなければ商談は生まれません。

そのため成果を出している組織は、

・受付突破
・担当者名取得
・在席時間取得

を重視しています。

担当者名は資産になる

特に担当者名の取得は重要です。

担当者名が分かれば、

・次回取り次ぎ率が上がる
・会話がスムーズになる
・信頼感が生まれる

というメリットがあります。

1回の電話でアポにならなくても、

担当者名が取得できた時点で前進している

と考えるべきです。

営業活動は積み上げ型の仕事なのです。

再コールを軽視しない

アウトバウンドコールで成果を出している担当者には共通点があります。

それは、

諦めない

ということです。

もちろん強引な営業をするという意味ではありません。

適切なタイミングで再度連絡するということです。

例えば、

・担当者不在
・時期が合わない
・予算確定前

というケースは数多くあります。

しかし数週間後、数か月後には状況が変わることがあります。

1回で決まらないことが普通

特にBtoB営業では、

初回架電でアポイントになる方が少数派

です。

むしろ、

担当者名取得

再コール

担当者接触

アポイント

という流れの方が一般的です。

だからこそ再コール管理は重要なのです。

PDCAを回し続ける

営業組織において最も危険なのは、

同じやり方を続けること

です。

市場は変化します。

競合も変化します。

顧客のニーズも変化します。

そのため、

・リスト
・スクリプト
・KPI
・運用方法

も定期的に見直す必要があります。

小さな改善を続ける

成果を出している組織は、

劇的な改革

をしているわけではありません。

むしろ、

・受付突破率を1%改善
・担当者接触率を2%改善
・再コール率を少し向上

といった小さな改善を積み重ねています。

この積み重ねが大きな成果につながるのです。

アクション数向上は組織づくりそのもの

本記事では、

・目標管理
・生産性向上
・環境整備
・モチベーション管理
・KPI管理

などを解説してきました。

これらは単なるテレアポのテクニックではありません。

営業組織づくりそのものです。

アクション数が高い組織は、

偶然そうなったのではなく、

行動しやすい仕組みを作っている

のです。

まとめ

アウトバウンドコールの成果は、アクション数によって大きく左右されます。

しかし、単純に架電件数を増やせば良いわけではありません。

重要なのは、

・成果が出やすいリストを準備する
・スクリプトやFAQを整備する
・担当者名や再コールを資産化する
・KPIを細かく管理する
・成功体験を積み重ねる

といった仕組みづくりです。

特に法人向け営業では、

担当者名取得

再コール獲得

担当者接触

アポイント獲得

という流れを意識することで、成果は大きく変わります。

また、自社だけで十分な架電体制を構築することが難しい場合は、営業代行を活用するという選択肢もあります。

営業代行会社には、

・架電ノウハウ
・スクリプト作成ノウハウ
・リスト運用ノウハウ
・KPI管理ノウハウ

が蓄積されています。

社内でゼロから体制を構築するよりも、早期に成果を出せるケースも少なくありません。

アウトバウンドコールの成果を高めたい企業は、まずアクション数を増やす仕組みづくりから始めてみてはいかがでしょうか。

※成果報酬型のテレアポ代行を行う法人はこちらをご覧ください。
※営業代行を行う法人の料金体系やサービス紹介はこちらをご覧ください。

 

/home/jippou/jippou.co.jp/public_html/wp/wp-content/themes/Jippou/single-blogc.php on line 153
"> << 一覧に戻る

資料請求

お問い合わせ

pagetop

Copyright (C) jippou Inc. All Rights Reserved.

Copyright (C) jippou Inc. All Rights Reserved.