NEWS & RELEASE|十方株式会社 Jippou Inc.
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Jippou Inc. 社員
BPOとは?種類・費用相場・失敗しない選び方を完全解説
2025年11月26日
BPOとは?業務プロセスの外部化が企業成長の速度を変える
BPO(Business Process Outsourcing)とは、企業の業務プロセスを外部の専門会社へ委託し、より効率的・高品質に運用する仕組みです。単純に「作業を外注する」ことではなく、プロセス全体を最適化する“経営戦略の一部”として導入されるのが特徴です。
近年、BPO市場は急速に拡大しています。その背景には、以下の3つがあります。
- ●慢性的な人手不足(採用難) … 特にバックオフィス・営業・カスタマーサポート領域で顕著
- ●DX化・クラウド化の波 … 技術進化により、外部委託の品質が向上
- ●固定費を変動費にしたい企業の増加 … 社員を採用せず、必要な分だけ外部に任せる
本記事では、BPOの種類、費用相場、導入メリット、会社の選び方、失敗例までを“これ一本で理解できる総合ガイド”としてまとめています。
この記事でわかること
・BPOの全体像/種類/費用相場
・導入メリット・デメリット
・業務別(営業・人事・バックオフィス)の具体例
・失敗しない選び方とチェックリスト
・BPOが向いている企業の特徴BPOの種類は大きく5つ|業務内容と役割を具体例付きで解説
BPOは「単純作業の委託」ではなく、会社の業務プロセスを丸ごと外部に任せる仕組みです。外注・派遣・一時的なヘルプとは異なり、継続的かつ戦略的に企業の業務品質を引き上げていくのが特徴です。
ここでは BPO を5つのカテゴリに分け、それぞれの特徴と具体的な業務例を解説します。
① バックオフィスBPO(経理・総務・事務系)
“最も導入されやすいBPO領域”。
経理や総務は属人化しやすく、多くの企業が課題を抱えています。▼対象業務
- ●請求書発行・入金管理
- ●勤怠管理・給与計算
- ●経費精算
- ●総務・庶務業務
- ●契約書管理
▼メリット
・人件費削減
・ミス削減(標準化)
・バックオフィスの属人化防止▼向いている企業
・総務・経理が1〜2名しかいない会社
・ルーティン業務を効率化したい企業
② 営業BPO(営業代行・インサイドセールス)
営業領域のBPOは成長市場。
完全外注/部分外注のどちらにも対応でき、成果に直結しやすいのが特徴です。▼対象業務
- ●テレアポ(アウトバウンド)
- ●インサイドセールス
- ●リード獲得
- ●MA運用
- ●商談代行
▼メリット
・短期間で商談獲得数を増やせる
・営業人材の採用不要
・再現性のある営業プロセスが作れる▼向いている企業
・営業がいない/少人数しかいない企業
・新規事業のリード獲得を急ぎたい企業
③ コンタクトセンターBPO(CS・問い合わせ対応)
顧客接点の品質を高めるために導入されるBPO。
電話・メール・チャットでの顧客対応をプロが代行します。▼対象業務
- ●コールセンター(受電/架電)
- ●カスタマーサポート
- ●チャットサポート
- ●ヘルプデスク
▼メリット
・対応品質の安定化
・対応速度の向上
・顧客満足度(CS)向上▼向いている企業
・問い合わせ数が波動する会社
・顧客対応の品質を上げたい企業
④ 人事・採用BPO(RPO:Recruitment Process Outsourcing)
採用活動の一部または全体を外部に委託するモデル。
採用難が続く中で急成長している領域です。▼対象業務
- ●応募者対応(メール・電話)
- ●面接日程調整
- ●スカウト文面作成
- ●求人媒体の運用代行
- ●面接代行
▼メリット
・採用スピードが上がる
・歩留まり改善
・採用担当者の工数削減▼向いている企業
・採用担当が1人の会社
・年間採用数を伸ばしたい企業
⑤ 専門職BPO(IT・マーケ・デザイン・分析)
技術・専門性の高い業務をプロに任せるモデル。
社内に専門人材を抱える必要がなくなるため、急拡大企業ほど導入する領域です。▼対象業務
- ●情シス(ITセキュリティ・アカウント管理)
- ●マーケティング運用(広告・SEO)
- ●デザイン制作
- ●データ分析
- ●SaaSツールの運用代行
▼メリット
・高スキルを低コストで確保
・採用が難しい職種を外部化できる
・DX促進▼向いている企業
・専門職を採用する余裕がない企業
・DX・IT化を推進したい企業BPO導入の本質的メリット6つ|「外注=コスト削減」ではない
BPOの価値は「コスト削減」だけではありません。
現代の企業における最大のメリットは、“組織のボトルネックを外部のプロで解消し、成長速度を上げること”にあります。ここでは、企業がBPOを導入して得られる6つの本質的メリットを解説します。
① 固定費を変動費化できる(人件費リスクの削減)
社員を採用すると、人件費・社会保険・教育コスト・退職リスクが発生します。
BPOを活用すれば、必要な業務量にだけコストを割く「変動費化」が可能です。POINT
固定費の圧縮は、特に小規模企業・スタートアップ・新規事業で効果が大きい。
② 業務の標準化・属人化の解消
多くの企業で問題となっているのが、“誰か特定の人にしかできない業務”=属人化。
BPO会社は、業務手順書・SOP(標準化プロセス)を持っているため、作業が体系化され、品質が安定します。特に以下の業務で効果が大きいです。
- ●経理・バックオフィス
- ●顧客対応(CS)
- ●営業プロセス(インサイド)
③ コア業務へ集中できる(生産性向上)
企業の成長を決めるのは「何に時間を使うか」です。
ルーティン業務を社内で抱え続けると、以下の重要領域が後回しになります。- ●売上創出(営業・マーケ)
- ●新サービス開発
- ●経営判断
BPO導入によって雑務が減り、社員が本来取り組むべき業務に集中できます。
④ 専門家による「高品質」な業務運用
BPO会社は特定領域の専門集団です。
そのため社内で素人が行うよりも、圧倒的に高品質なアウトプットが出ます。例:営業BPOの場合
- ●スクリプト作成の専門性
- ●架電ノウハウの蓄積
- ●データ分析による改善
例:経理BPOの場合
- ●ミスの減少
- ●締め作業の高速化
- ●税務・会計の知識が豊富
⑤ スピード改善(業務処理・対応速度)
外部のプロは「早く・正確に・大量に」処理するための体制を持っています。
特に以下の領域でスピード改善が顕著です。- ●問い合わせ対応(CS)
- ●営業リードの追客
- ●経理処理
- ●採用の応募対応
社内で手が回らない業務でも、BPOを使えば即日で体制構築が可能です。
⑥ DX化・データ活用が推進される
BPO会社は新しいツールや仕組みの導入にも強いことが多く、
「ツール運用+業務改善」までセットで担えるのが最大の魅力です。例:営業BPOなら
- ●SFA/CRM運用(HubSpot等)
- ●MAツール(BowNow、Marketo等)
- ●架電管理ツール
例:バックオフィスBPOなら
- ●freee / マネフォ
- ●チャットボット運用
- ●ワークフロー自動化
社内にDX人材がいなくても、BPOを通じてシステム運用が可能になります。
BPO導入のデメリット4つ|事前に知っておくべきリスクと対策
BPOには多くのメリットがありますが、当然リスクも存在します。
重要なのは、リスクそのものではなく“正しい対策を取る”ことです。ここでは、BPO導入でよくある4つのデメリットと、その対処法を解説します。
① ノウハウ流出のリスク(業務がブラックボックス化)
プロに業務を委託すると、その業務知識が社内に残らない場合があります。
結果として「BPOなしでは回らない状態」になるリスクがあります。▼対策
- ●業務手順書(SOP)の共有を契約に含める
- ●週次・月次のレビューで業務内容を可視化
- ●重要なナレッジは社内にも蓄積する仕組みを作る
② コミュニケーションコストが増える
丸投げすると逆に非効率になります。
BPOは“外部のチームメンバー”として伴走させる必要があります。▼対策
- ●連絡チャネルを固定(Chatwork / Slack / Teams)
- ●業務指示はテンプレ化して渡す
- ●月次定例+週次MTGをルール化
特に「業務が属人化している会社」ほど、BPO側も情報不足で動きづらいため、最初の1ヶ月はコミュニケーションが増えるのは当然です。
③ 品質のばらつき(BPO会社によって大きく異なる)
BPOの世界は、会社ごとに品質差が非常に大きい領域です。
よくある失敗:
「安さだけで選んで品質が低かった」
「丸投げしたら作業レベルは高いけど運用レベルが低い」▼対策
- ●担当者のスキルを必ず面談で確認
- ●過去の運用事例を必ず聞く
- ●KPI管理の仕組みを明確にする(改善指標)
特に営業BPO・コールセンターBPOは担当者次第で成果が大きく変わります。
④ 社内に知見が蓄積されにくい
BPOに頼りきりになると、社内のスタッフが業務理解を深める機会が減ります。
結果、長期的には「自社内で改善ができない組織」になるリスクがあります。▼対策
- ●最初は部分委託にし、社内メンバーも巻き込む
- ●月次レポートで運用知見を共有してもらう
- ●重要な業務は“内製+外注”でハイブリッドにする
BPOは“外注先”ではなく 「社外パートナー(第2のチーム)」 として扱うことが成功の鍵です。
BPOの費用相場|バックオフィス・営業・CS・採用・ITの料金比較
BPOの費用は「業務の難易度」「担当範囲」「体制(人数)」「成果報酬か固定報酬か」によって大きく変動します。
ここでは主要5カテゴリの相場を“実務で使えるレベル”にまとめました。
① バックオフィスBPO(経理・総務・事務)
相場:月5万円〜50万円
- ●請求書処理:2万〜10万円
- ●入金管理:3万〜15万円
- ●給与計算:人数 × 1,000〜3,000円
- ●総務庶務代行:月5万〜20万円
バックオフィスは「業務量×標準化の成熟度」で金額が決まります。
② 営業BPO(営業代行・インサイドセールス)
相場:成果報酬型 or 固定報酬型の2種類
▼成果報酬型アポ獲得
- 1アポ:10,000〜35,000円(業界で大きく異なる)
▼固定報酬型(席数・時間ベース)
- 1席(フル稼働):月25万〜45万円
- インサイド(LR創出):月30万〜80万円
※SaaS、人材、専門領域ほど単価が上がる。
③ コンタクトセンターBPO(CS・問い合わせ対応)
相場:1席 月30万〜60万円
▼問い合わせ対応(受電)
- 月20万〜30万円(小規模)
- 月30万〜60万円(専任体制)
▼アウトバウンド
- 月30万〜50万円+成果報酬
AIやチャットボットを併用するケースも増え、運用形態によって幅が出ます。
④ 人事・採用BPO(RPO)
相場:月20万〜80万円
採用難により伸びている領域。
業務負荷が高い「応募対応」「面接調整」を中心に依頼されます。- 応募者対応:月10万〜30万円
- 面接調整:月10万〜30万円
- スカウト代行:1件100円〜300円
- RPO全体:月20万〜80万円
⑤ IT・専門職BPO(情シス・マーケティング・分析)
相場:月30万〜150万円
▼情シス(ITヘルプデスク)
- 小規模:月30万〜60万円
- 中規模:月60万〜100万円
▼デジタルマーケ運用
- SEO:月20万〜80万円
- 広告運用:広告費の20% or 月30万〜100万円
▼データ分析・BI構築
- スポット:20万〜80万円
- 継続サポート:月30万〜150万円
費用相場の重要ポイント
BPOの料金は“安い=得”ではありません。
成果を出す体制・改善サイクル・KPI管理の有無が価格以上に重要です。BPO会社の選び方|失敗しないための7つの基準
BPOは「どの会社を選ぶか」で成果の8割が決まります。
安さ・知名度・担当者の印象だけで判断すると失敗しやすく、
“自社課題に合った体制を持つ会社か”が最重要です。ここでは必ずチェックすべき7つの選定ポイントを解説します。
① 専門領域に特化しているか(総合型か特化型か)
BPOは領域ごとの専門性が非常に高いビジネスです。
“なんでもできます”タイプの会社は品質が安定しないケースもあります。▼チェックポイント
- 自社が依頼したい領域の専門性はあるか
- 担当者がその領域の実務経験を持っているか
- 専門領域のナレッジ(SOP)があるか
SaaS営業、採用BPO、バックオフィスは特に専門性の差が出ます。
② 実績・導入事例が豊富か(企業規模×業界)
実績は最も信頼できる判断材料です。
▼チェックポイント
- 同業界・同規模の会社での支援実績
- 成功事例だけでなく失敗事例も誠実に話すか
- 担当者ベースでも実績を確認する
特に営業・コールセンターBPOは担当者のスキル差による結果の差が極端です。
③ 体制・人員の“透明性”があるか
BPOの品質は「誰が・どんな体制で」行うかで決まります。
▼チェックポイント
- 運用人数・役割分担が明確か
- リーダーの存在(品質管理)があるか
- 離職率が高すぎないか
担当が頻繁に変わる会社は品質が安定しません。
④ コミュニケーション設計が明確か(頻度・方法)
丸投げは失敗の原因です。
BPO成功の共通点は「密なコミュニケーション」です。▼チェックポイント
- 週次・月次報告が体系化されているか
- 専用チャットがあるか(Slack / Chatwork / Teams)
- トラブル時の連絡フローが明確か
BPOは外注先ではなく“第2のチーム”として機能する必要があります。
⑤ 業務標準化のノウハウ(SOP)があるか
SOP(Standard Operation Procedure)がある会社ほど品質が安定します。
▼チェックポイント
- 業務手順書が体系化されているか
- 引き継ぎが属人化していないか
- 定期的な改善プロセスがあるか
業務の成熟度はコストと品質に直結します。
⑥ セキュリティ体制が整っているか
特にバックオフィス・人事・CSは情報管理が最重要です。
▼チェックポイント
- アクセス権限の管理
- データ管理方針(クラウド・共有手順)
- コンプライアンス教育
セキュリティ体制が弱い会社は長期委託には向きません。
⑦ KPI設計・改善サイクルがあるか(成果の出し方)
BPOの価値は「改善できるか」で決まります。
KPI設計がない会社は、作業者に留まり、成果に繋がりません。▼チェックポイント
- KPIが数値で定義されているか
- 週次レポートで改善案を出してくれるか
- 担当者が数値を理解しているか
最重要
BPO会社は“安さ”ではなく 「再現性のある運用体制」×「改善サイクル」 で選ぶべきです。BPO導入でよくある失敗例|企業が陥りやすい5つの落とし穴
BPOは正しく使えば大きな成果が出ますが、導入の仕方を誤ると逆効果になります。
ここでは、多くの企業が実際に失敗してしまう“典型例”を紹介します。
① 要件定義が曖昧なまま依頼してしまう
最も多い失敗が「何を・どの範囲で・どの品質で行うか」が曖昧なままスタートしてしまうケースです。
▼ありがちな例
- 「とりあえずバックオフィス回り全部お願いします」
- 「営業のアポ取りをお願いしたい」→ どんなリード?何件?獲得条件は?
▼失敗の理由
- 双方の認識ズレが発生
- 期待値が合わないまま進む
▼対策
- 作業範囲(SOW)を明確化する
- 目標KPIを合意した上で契約する
② 価格だけで選んでしまう(品質の落とし穴)
「安さ」だけで選ぶことは最大のリスクです。
特に営業BPO・CS BPOは担当者によって成果が大きく変わります。▼失敗の理由
- 低単価=高離職率のケースが多い
- 運用品質が安定しない
- 改善サイクルが存在しない
▼対策
- 担当者のスキルチェックを行う
- 品質管理体制(QC/SV)の有無を確認する
- 具体的な運用レポート例を見せてもらう
③ 丸投げしてコミュニケーションが不足する
BPOは“外注”ではなく“外部のチームメンバー”です。
丸投げすると失敗する確率が格段に上がります。▼失敗の理由
- 現場情報がBPO側に届かない
- 改善のスピードが落ちる
- 緊急時の対応が遅れる
▼対策
- 週次MTG・月次レポートを必須にする
- 窓口担当者を社内に1名決める
- 成果物のレビューをルール化する
④ KPIが設定されていない(評価できない)
“評価できない=改善できない” ため、成果に繋がりません。
KPI未設計のまま依頼する企業は驚くほど多いです。▼失敗の理由
- 何が成功なのか判断できない
- 成果を示せず、関係者の不満につながる
▼対策
- 定量KPI(件数・時間・効率化)を定義
- KPIの“達成基準”を事前に決める
- KPIのモニタリング方法を合意する
⑤ 過度な期待を持ちすぎる(短期成果への幻想)
BPOは魔法ではありません。
特に営業BPO・採用BPOは立ち上がり期間が必要です。▼失敗の理由
- 初月から最大成果を求めてしまう
- 立ち上げ期間を見込まない
- プロセス改善を軽視する
▼対策
- 1〜3ヶ月の立ち上げ期間を前提にする
- 短期/中期のKPIを分ける
- 改善サイクルの導入を前提に契約する
失敗の本質
BPOは“準備と期待値調整”ができていれば成功する確率が大幅に上がります。BPOと相性がいい企業の特徴|導入すべき5つの企業タイプ
BPOはすべての企業に適しているわけではありません。
「成果が出やすい企業」と「出にくい企業」が明確に存在します。ここでは、BPOと“特に相性が良い”企業の特徴を5つ紹介します。
① 少人数のバックオフィスで運営している企業
総務・経理・人事が1〜2名の企業は、業務過多になりやすく、属人化が進行します。
BPO導入により、ミス削減・標準化・人件費最適化の効果が大きく現れます。▼相性が良い理由
- 突発対応で業務負荷が限界になりやすい
- バックオフィスの採用が難しい
- 業務の波動が大きい(決算・入退社など)
② 営業リードが不足している企業(特にBtoB)
営業リード創出に課題がある企業は、営業BPOとの相性が非常に良いです。
特にインサイドセールス・テレアポは専門スキルが必要で、外注効果が大きい領域です。▼相性が良い理由
- 営業専任の人材が採用できない
- 営業プロセスが整っていない
- 営業活動が属人化している
③ 問い合わせ対応(CS)が追いついていない企業
顧客対応が遅れると、満足度低下・解約率増加につながります。
コンタクトセンターBPOはこの課題を即改善できます。▼相性が良い理由
- 問い合わせ量が予測できない
- 属人化が激しい(特定の人しか対応できない)
- 対応品質にバラつきがある
④ 採用に強い課題を持つ企業(採用難時代)
採用BPO(RPO)は、応募者対応・面接調整・スカウト生成など、
最も負荷が高い部分を代替できます。▼相性が良い理由
- 採用担当が1名しかいない
- 年間採用数を増やしたい
- 応募数は来ているが歩留まりが悪い
BPO導入プロセス|成功する企業が必ずやっている5ステップ
BPOは「任せたら終わり」ではありません。
最初の段階で正しく進めることで、成果の立ち上がりが劇的に変わります。ここでは、BPO導入の成功率を最大化する“5つのステップ”を紹介します。
① 現状分析(課題と業務量の可視化)
まずは自社の課題を正確に把握します。
- 属人化している業務はどこか
- 何に時間を使っているか(業務棚卸し)
- 改善すべきKPIは何か
ここが曖昧なままBPOを入れると、後で高確率で失敗します。
② 要件定義(依頼内容の明確化)
「どこを」「どこまで」任せるかを決めます。
- 業務範囲(SOW)
- 必要なスキル
- 担当者人数
- KPI/品質基準
要件定義が最重要。ここを曖昧にすると認識ズレが必ず発生します。
③ BPO会社選定(比較・面談)
必ず3社以上に相談し、担当者のスキル・体制を比較します。
- 専門領域の知見があるか
- KPI設計ができるか
- コミュニケーションの質
“担当者が有能かどうか”が結果の7〜8割を決めます。
④ 試験導入(スモールスタート)
最初から大規模委託はリスクが高いです。
まずは小さく始め、改善しながらスケールさせます。- 小さな業務から開始(1領域のみ)
- KPI達成率を観察
- 運用面の課題点を洗い出す
⑤ 運用改善(PDCA・定例会)
BPOは“改善サイクル”があって初めて成果が出ます。
- 週次MTG:運用状況の細かい改善
- 月次定例:KPI評価・改善提案
- 四半期レビュー:継続基準の確認
成功企業の共通点
「スモールスタート → 改善 → 拡大」という流れを守っている。まとめ|BPOは企業成長を支える“第2のチーム”
BPOは、単なる外注ではなく、企業の成長速度を高めるための強力なパートナーです。
本記事の内容をまとめると以下の通りです。
- BPOは業務プロセスを丸ごと外部化する仕組み
- バックオフィス・営業・CS・採用など幅広く使える
- 固定費削減・標準化・生産性向上などメリットが大きい
- 一方でノウハウ流出・コミュニケーションコストなどリスクもある
- 成功には要件定義と改善サイクルが必須
「人手不足」「業務過多」「専門人材の不在」など、現代の企業が抱える課題は増える一方です。
BPOを正しく使えば、社内リソースを圧迫せずに成長スピードを高めることができます。十方株式会社の提供領域
・営業BPO(テレアポ/インサイドセールス)
・問い合わせ対応代行(CS)
・バックオフィス簡易業務の委託
貴社の現状に合わせて、最適な運用設計をご提案します。「どの業務から外注すべきか分からない」という段階でも問題ありません。
まずはお気軽にご相談ください。