NEWS & RELEASE|十方株式会社 Jippou Inc.

社員ブログ

Jippou Inc. 社員

オンライン商談と対面商談を徹底比較|営業担当者が知るべき特徴と活用法

2026年6月18日

オンライン商談と対面商談の違いとは

営業活動において成果を最大化するためには、自社の商材やターゲットに適した商談方法を選択することが重要です。

近年はオンライン商談が一般化したことで、営業担当者は「オンラインと対面のどちらを選ぶべきか」という判断を求められる場面が増えています。

しかし、オンライン商談と対面商談は単純に優劣を比較できるものではありません。それぞれに異なる特徴や強みがあり、営業の目的や顧客の状況によって最適な選択肢は変わります。

まずは両者の違いを理解し、それぞれがどのような場面に適しているのかを整理していきましょう。

オンライン商談とは

オンライン商談とは、ZoomやMicrosoft Teams、Google MeetなどのWeb会議ツールを活用して行う商談のことです。

営業担当者と顧客が同じ場所に集まる必要がなく、インターネット環境さえあればどこからでも参加できることが大きな特徴です。

コロナ禍をきっかけに急速に普及しましたが、現在では単なる代替手段ではなく、多くの企業で標準的な営業手法として定着しています。

オンライン商談では次のような営業活動が行われています。

・初回ヒアリング
・サービス説明
・デモンストレーション
・提案商談
・定例ミーティング
・契約前の打ち合わせ

以前は「重要な商談は必ず訪問する」という考え方が一般的でした。しかし現在では数百万円規模の案件であっても、オンラインのみで受注するケースが増えています。

特にITサービスやSaaS、人材サービス、コンサルティングなど、物理的な商品説明が不要な商材ではオンライン商談との相性が非常に良いと言えるでしょう。

対面商談とは

対面商談とは、営業担当者が顧客先へ訪問したり、自社オフィスへ来社してもらったりして、直接顔を合わせながら行う商談のことです。

長年にわたり営業活動の中心となってきた伝統的な営業スタイルです。

対面商談では画面越しでは得られない多くの情報を受け取ることができます。

例えば、

・表情の変化
・姿勢や仕草
・会議室の雰囲気
・参加者同士の関係性
・社内の空気感

などです。

こうした情報は顧客理解を深めるうえで非常に重要です。

また、人は直接会った相手に対して親近感や信頼感を抱きやすい傾向があります。

そのため、

・高額商材
・大型案件
・長期契約
・経営者向け提案

などでは、現在でも対面商談が重視されるケースが少なくありません。

オンライン商談と対面商談の違い① 移動時間

最も分かりやすい違いが移動時間です。

対面商談の場合、顧客先への移動が必要になります。

例えば片道1時間かかる顧客の場合、

・移動往復2時間
・商談1時間

で合計3時間が必要になります。

一方でオンライン商談であれば移動時間はゼロです。

前の商談が終わった直後に次の商談へ参加できるため、営業活動の効率は大きく向上します。

営業担当者の1日を比較すると、

対面営業
・商談2~3件

オンライン営業
・商談5~8件

というケースも珍しくありません。

営業組織全体で考えると、この差は非常に大きなものになります。

オンライン商談と対面商談の違い② 商談コスト

営業活動にはさまざまなコストが発生します。

対面商談の場合は、

・交通費
・宿泊費
・移動時間に伴う人件費

などが必要です。

特に全国展開している企業では、このコストが大きな負担になることがあります。

一方でオンライン商談の場合、必要なのはパソコンとインターネット環境程度です。

地方企業や遠方顧客とも低コストで商談できるため、営業エリアを大幅に広げることが可能になります。

オンライン商談と対面商談の違い③ 情報量

情報量という観点では対面商談に優位性があります。

人間のコミュニケーションは言葉だけで成り立っているわけではありません。

表情や視線、声のトーン、身振り手振りなど、多くの非言語情報によって意思疎通が行われています。

対面商談ではこれらの情報を自然に受け取ることができます。

一方、オンライン商談では画面越しになるため、どうしても情報量が制限されます。

特に複数名が参加する商談では、

・誰が決裁者なのか
・誰が反対しているのか
・誰が興味を持っているのか

といった空気感を把握しづらい場合があります。

オンライン商談と対面商談の違い④ 信頼関係の構築

営業活動において信頼関係の構築は極めて重要です。

この点では対面商談が有利とされています。

直接会うことで相手に安心感を与えやすく、雑談も生まれやすくなります。

実際に営業現場では、

「オンラインでは検討止まりだった案件が、訪問したら一気に進んだ」

というケースも少なくありません。

ただし近年ではオンライン商談の質も向上しており、必ずしもオンラインだから信頼関係を構築できないわけではありません。

むしろ顧客によっては、

「わざわざ訪問される方が負担」

と感じる場合もあります。

重要なのは商談方法ではなく、顧客にとって最適なコミュニケーションを選択することです。

オンライン商談と対面商談の違い⑤ 営業活動全体への影響

オンライン商談の普及によって、多くの企業で営業プロセスそのものが変化しています。

以前は、

テレアポ

訪問

提案

契約

という流れが一般的でした。

現在では、

テレアポ

オンライン商談

提案

必要に応じて訪問

契約

という流れが増えています。

つまりオンライン商談と対面商談は対立するものではなく、組み合わせて活用するものになっているのです。

成果を出している企業ほど、「オンラインか対面か」を議論するのではなく、「どのタイミングでどちらを使うべきか」を考えています。

営業成果を最大化するためには、それぞれの特徴を理解し、顧客や案件に応じて柔軟に使い分けることが重要です。

オンライン商談の5つのメリット

近年、多くの企業がオンライン商談を積極的に取り入れています。

以前は「対面でなければ営業は成立しない」と考えられていましたが、現在ではオンライン商談によって高い成果を上げている企業も少なくありません。

その背景には、オンライン商談ならではの大きなメリットがあります。

ここでは、営業活動においてオンライン商談がもたらす代表的な5つのメリットを解説します。

1. 移動時間を削減できる

オンライン商談の最大のメリットは、移動時間を大幅に削減できることです。

対面商談の場合、顧客先への訪問が必要になります。

例えば、

・移動往復2時間
・商談1時間

の場合、1件の商談に3時間程度を要します。

これでは1日に対応できる商談件数に限界があります。

一方、オンライン商談であれば移動時間は発生しません。

前の商談終了後すぐに次の商談へ参加できるため、営業担当者の稼働効率は飛躍的に向上します。

実際にオンライン営業へ切り替えた企業では、1人あたりの商談件数が1.5倍から3倍程度に増加したというケースもあります。

営業活動では「商談数」が成果に直結する場面も多いため、このメリットは非常に大きいと言えるでしょう。

2. 商談件数を増やせる

移動時間が削減されることで、自然と商談件数も増加します。

営業活動において成果を上げるためには、一定以上の商談母数が必要です。

どれだけ優秀な営業担当者でも、商談数が少なければ受注件数は伸びません。

例えば受注率が20%の場合、

・商談10件=受注2件
・商談20件=受注4件

となります。

もちろん単純計算ではありませんが、商談数が増えれば成果を上げるチャンスも増えることは間違いありません。

特に新規開拓営業では、商談機会の創出が重要になります。

オンライン商談は営業担当者の時間的制約を大きく減らし、より多くの見込み顧客へアプローチできる環境を作ります。

3. 全国の企業へアプローチできる

対面営業では営業エリアに制限があります。

東京の企業が福岡の企業へ訪問する場合、交通費や宿泊費が発生し、移動時間も大きな負担になります。

そのため、多くの企業は営業エリアを限定しています。

しかしオンライン商談であれば、顧客がどこにいても関係ありません。

北海道から沖縄まで、全国の企業と商談することができます。

これは特にニッチなサービスを提供している企業にとって大きなメリットです。

地域を限定すると十分な見込み客が存在しなくても、全国へ営業対象を広げれば市場規模は大幅に拡大します。

また地方企業にとってもメリットがあります。

これまでは都市部企業との接点を作ることが難しいケースもありましたが、オンライン商談の普及によって地域格差は大きく縮小しました。

営業活動の可能性を広げるという意味で、オンライン商談は非常に強力な手段と言えるでしょう。

4. 営業コストを削減できる

営業活動にはさまざまなコストが発生します。

例えば、

・交通費
・宿泊費
・レンタカー代
・出張手当
・移動時間に伴う人件費

などです。

営業担当者が増えるほど、これらのコストも増加します。

特に全国展開している企業では、出張費が年間数百万円から数千万円になることもあります。

オンライン商談を活用すれば、これらのコストを大幅に削減できます。

削減した予算を、

・マーケティング
・広告運用
・営業人材採用
・営業支援ツール導入

などへ再投資できるため、企業全体の成長にもつながります。

また営業担当者自身も長時間の移動から解放されるため、生産性向上という効果も期待できます。

5. 資料共有やデモがしやすい

オンライン商談では画面共有機能を活用できます。

これにより、

・提案資料
・サービス資料
・Webサイト
・システム画面
・導入事例

などをリアルタイムで見せながら説明できます。

対面商談でも資料説明は可能ですが、紙資料だけでは伝わりにくい内容もあります。

例えばSaaSやシステム開発、ITサービスなどでは、実際の管理画面を見せながら説明した方が理解を得やすいケースが少なくありません。

また商談後に資料データをすぐ送付できるため、顧客の検討スピードを高める効果も期待できます。

録画機能を活用すれば商談内容を振り返ることも可能です。

営業担当者の教育や商談品質の向上にも役立つでしょう。

オンライン商談は営業活動の効率化に大きく貢献する

オンライン商談には、

・移動時間の削減
・商談件数の増加
・営業エリアの拡大
・コスト削減
・資料共有のしやすさ

といった多くのメリットがあります。

特に新規開拓営業では、限られた時間の中でどれだけ多くの見込み顧客と接点を持てるかが重要になります。

その点でオンライン商談は非常に優れた営業手法と言えるでしょう。

ただし、オンライン商談にはメリットだけでなくデメリットも存在します。

次章では、オンライン商談でよく課題として挙げられるポイントについて詳しく解説します。

オンライン商談のデメリット

オンライン商談は営業活動の効率化に大きく貢献する手法です。

移動時間や交通費を削減できるだけでなく、全国の企業へアプローチできるなど、多くのメリットがあります。

しかし、オンライン商談が万能というわけではありません。

実際に営業現場では、

「商談数は増えたが受注率が下がった」

「相手の反応が分かりにくい」

「信頼関係を築くのが難しい」

といった課題もよく聞かれます。

オンライン商談で成果を出すためには、メリットだけでなくデメリットも理解したうえで対策を講じることが重要です。

ここでは、オンライン商談でよく見られる代表的な課題について解説します。

1. 信頼関係を構築しにくい

オンライン商談で最も大きな課題として挙げられるのが、信頼関係の構築です。

営業活動では、顧客との信頼関係が成果を大きく左右します。

特に高額商材や長期契約が前提となるサービスでは、

「この会社に任せても大丈夫だろうか」

「この担当者は信頼できるだろうか」

という心理的な安心感が重要になります。

対面商談では、

・名刺交換
・会議室への案内
・雑談
・商談後の立ち話

など、自然なコミュニケーションが生まれます。

こうした何気ないやり取りが信頼関係の形成につながっています。

一方、オンライン商談では画面越しのコミュニケーションになるため、人間的な距離感を縮めることが難しくなります。

その結果、

・商談は盛り上がったが案件が進まない
・比較検討で負ける
・最後の一押しが効かない

といった状況が発生することがあります。

特に初回商談では、意識的に雑談やアイスブレイクの時間を設けることが重要です。

2. 相手の反応を読み取りにくい

営業では相手の反応を見ながら話を進めることが重要です。

しかしオンライン商談では、相手の表情や仕草を把握しにくいという課題があります。

例えば、

・興味を持っている
・疑問を感じている
・反対意見を持っている
・理解できていない

といった感情を読み取ることが難しくなります。

さらに相手がカメラをオフにしている場合は、ほぼ音声だけのやり取りになります。

その結果、営業担当者が一方的に説明を続けてしまい、

「顧客が何を考えているのか分からない」

という状況に陥ることがあります。

対面商談であれば気付けるような小さな反応も、オンラインでは見逃しやすくなります。

そのため、

「ここまででご不明点はありませんか?」

「この点についてどう思われますか?」

など、こまめに確認を入れることが重要です。

3. 通信トラブルのリスクがある

オンライン商談ならではの課題として、通信トラブルがあります。

例えば、

・音声が途切れる
・映像が止まる
・接続できない
・画面共有ができない

などです。

営業担当者にとっては当たり前に使っているツールでも、顧客側が不慣れなケースもあります。

商談開始直後に接続トラブルが発生すると、それだけで顧客のストレスになることがあります。

また重要な提案中に音声が途切れると、商談の流れが止まってしまいます。

これは営業担当者の印象にも影響します。

オンライン商談では、

・事前に接続確認を行う
・通信環境を整える
・予備の連絡手段を用意する

などの準備が欠かせません。

4. 商談への集中力が続きにくい

オンライン商談では、対面商談に比べて集中力が低下しやすい傾向があります。

顧客は自席や自宅から参加しているため、

・メール確認
・チャット対応
・電話対応

などを同時に行っているケースも少なくありません。

営業担当者が熱心に説明していても、実際には別の業務をしていることもあります。

またオンライン商談では画面越しの情報しか得られないため、どうしても単調なコミュニケーションになりやすくなります。

結果として、

・途中で集中力が切れる
・提案内容が伝わらない
・印象に残らない

という状況が起こりやすくなります。

そのためオンライン商談では、

・長時間の説明を避ける
・画面共有を活用する
・質問を多く取り入れる

など、顧客参加型の進行を意識する必要があります。

5. 雑談が生まれにくい

営業において雑談は決して無駄ではありません。

むしろ雑談の中から重要な情報を得られることも少なくありません。

例えば、

・現在の課題
・競合状況
・社内事情
・担当者の考え方

などは、商談本題よりも雑談の中で見えてくることがあります。

対面商談では、

「今日は暑いですね」

「オフィスが綺麗ですね」

といった自然な会話から商談が始まります。

しかしオンライン商談では、

「聞こえていますか?」

「それでは始めます」

という形でいきなり本題に入ることが多くなります。

結果として関係構築の機会が減り、顧客理解も浅くなりがちです。

営業担当者は意識的に雑談を取り入れ、相手との距離を縮める工夫が求められます。

オンライン商談の弱点を理解することが成果向上につながる

オンライン商談には、

・信頼関係を構築しにくい
・反応を読み取りにくい
・通信トラブルがある
・集中力が続きにくい
・雑談が生まれにくい

という課題があります。

しかし、これらはオンライン商談そのものの欠点というより、営業担当者の工夫によって改善できる部分も少なくありません。

重要なのはオンライン商談の弱点を理解したうえで適切に対策することです。

次章では、対面商談ならではの強みについて詳しく見ていきましょう。

対面商談の5つのメリット

オンライン商談が普及した現在でも、多くの企業が対面商談を重視しています。

実際に高額商材や大型案件、経営層向けの営業では、最終的に対面での打ち合わせが行われるケースも少なくありません。

その理由は、対面商談にはオンライン商談では得られない独自の強みがあるからです。

営業活動においては効率だけでなく、信頼関係の構築や意思決定の後押しも重要な要素です。

ここでは対面商談ならではの代表的なメリットについて解説します。

1. 信頼関係を築きやすい

対面商談の最大のメリットは、信頼関係を構築しやすいことです。

営業活動では商品やサービスそのものだけでなく、

「誰から買うか」

も重要な判断材料になります。

特にBtoB営業では、

・長期間の取引
・高額な契約
・継続的なサポート

が発生するケースも多く、顧客は慎重に判断します。

その際に大きな影響を与えるのが営業担当者への信頼です。

対面商談では、

・名刺交換
・表情
・声のトーン
・身振り手振り
・立ち居振る舞い

など、多くの情報を伝えることができます。

また、直接会うため心理的な距離も縮まりやすくなります。

例えば同じ提案内容であっても、

「実際に会ったことがある担当者」

の方が安心感を持たれやすい傾向があります。

そのため競合との差が小さい案件では、最終的に営業担当者への信頼が受注の決め手になることも珍しくありません。

2. 相手の反応を把握しやすい

営業活動では相手の反応を読み取る力が非常に重要です。

対面商談では、

・表情の変化
・視線
・姿勢
・うなずき
・資料を見る様子

など、多くの情報を観察できます。

例えば、

提案内容に興味を持った瞬間

価格の話で表情が変わった瞬間

競合の話題で反応した瞬間

などを把握できれば、その後の商談を有利に進められます。

オンライン商談でも表情を見ることはできますが、どうしても情報量は限定されます。

また参加者が複数いる場合、オンラインでは誰が主導権を持っているのか分かりにくいことがあります。

対面商談では会議室全体の雰囲気を感じ取れるため、顧客の本音や温度感を把握しやすくなります。

3. 高額商材や大型案件に向いている

対面商談は高額商材との相性が良いと言われています。

例えば、

・システム開発
・コンサルティング
・人材サービス
・設備投資
・業務委託契約

などです。

数百万円から数千万円規模の契約では、顧客も慎重になります。

そのためオンラインだけで契約するよりも、直接会って話を聞きたいと考える企業は少なくありません。

また大型案件では複数の関係者が関わるため、

・現場担当者
・部門責任者
・役員
・経営者

など、それぞれに説明する必要があります。

対面商談であれば、その場で参加者全員の反応を確認しながら進められるため、合意形成もしやすくなります。

高額案件ほど対面商談の価値は高まると言えるでしょう。

4. 雑談から情報収集しやすい

営業活動において雑談は重要な情報収集の機会です。

実際に顧客の課題や本音は、商談本編よりも雑談の中から見えてくることがあります。

例えば、

「実は人材不足で困っていて…」

「今の取引先に少し不満があって…」

「来期から新しい事業を始める予定で…」

といった話は、雑談から自然に出てくるケースが少なくありません。

対面商談では、

・受付から会議室までの移動
・商談前後の待ち時間
・帰り際の会話

など、雑談が生まれる場面が数多くあります。

また顧客のオフィスを見ることで、

・社員数
・組織規模
・職場環境
・企業文化

などを把握することもできます。

こうした情報は提案内容を最適化するうえで非常に役立ちます。

5. クロージングしやすい

対面商談はクロージングとの相性が非常に良いと言われています。

クロージングとは、顧客に最終的な意思決定を促す営業プロセスのことです。

オンライン商談では、

「社内で検討します」

「また連絡します」

という形で終わってしまうケースがあります。

しかし対面商談では、その場の空気感や熱量を活かして意思決定を後押ししやすくなります。

例えば、

・導入時期
・予算
・契約条件

などをその場で具体的に詰めることができます。

また顧客も時間を確保して対面商談に参加しているため、オンラインよりも真剣に検討しているケースが多い傾向があります。

もちろん無理なクロージングは逆効果ですが、重要案件ほど対面商談の成約率が高くなるケースは少なくありません。

対面商談は信頼構築と受注獲得に強みがある

対面商談には、

・信頼関係を築きやすい
・反応を把握しやすい
・高額案件に強い
・情報収集しやすい
・クロージングしやすい

という特徴があります。

そのため営業活動において現在でも重要な役割を担っています。

一方で、対面商談には移動コストや時間的制約といった課題も存在します。

次章では、対面商談のデメリットについて詳しく解説します。

対面商談のデメリット

対面商談には信頼関係を築きやすい、高額案件に強い、クロージングしやすいといった大きなメリットがあります。

そのため現在でも多くの企業が重要な営業活動に対面商談を活用しています。

しかし一方で、対面商談には無視できない課題もあります。

特に営業組織全体の生産性や営業コストを考えた場合、対面商談だけに依存することには限界があります。

ここでは、対面商談における代表的なデメリットを解説します。

1. 移動コストが発生する

対面商談の最大のデメリットは、移動に時間と費用がかかることです。

営業担当者は顧客先へ訪問する必要があるため、

・電車代
・新幹線代
・航空券代
・宿泊費
・レンタカー代

などのコストが発生します。

さらに見落とされがちなのが移動時間です。

例えば、

・移動往復2時間
・商談1時間

の場合、1件の商談に合計3時間かかります。

営業担当者の人件費を考えると、実際にはかなり高額なコストが発生していることになります。

特に地方出張が多い企業では、年間数百万円から数千万円規模の出張費になるケースも珍しくありません。

もちろん重要案件であれば十分な投資価値がありますが、すべての商談を対面で行うことが必ずしも効率的とは言えません。

2. 商談件数に限界がある

移動時間が発生する以上、1日に実施できる商談件数には限界があります。

例えば東京都内であっても、

・移動30分
・商談60分

を繰り返せば、1日3~4件程度が現実的な上限になることが多いでしょう。

一方、オンライン商談であれば5~8件以上実施できるケースもあります。

営業活動は確率論の側面もあります。

受注率が同じであれば、商談数が多い方が受注件数も増えます。

例えば受注率20%の場合、

・商談10件=受注2件
・商談20件=受注4件

となります。

もちろん商談の質も重要ですが、商談機会そのものが少なければ成果にも限界があります。

特に新規開拓営業では、母数を確保することが重要なため、対面商談だけに依存すると営業効率が低下する可能性があります。

3. 営業活動が属人化しやすい

対面商談は営業担当者個人の能力に依存しやすいという特徴があります。

例えば、

・雑談力
・ヒアリング力
・提案力
・クロージング力

などによって成果が大きく変わります。

もちろん営業力は重要ですが、組織として考えると属人化はリスクになります。

特定の営業担当者だけが成果を出している状態では、

・退職
・異動
・休職

などが発生した際に業績へ大きな影響が出る可能性があります。

また対面商談は録画や共有が難しいため、成功事例を組織内で再現しにくいという側面もあります。

オンライン商談であれば録画して教育に活用できますが、対面商談では営業担当者の経験や勘に依存しやすくなります。

営業組織として成長するためには、対面商談だけでなくノウハウを蓄積しやすい仕組みづくりも重要です。

4. 日程調整が難しい

対面商談では日程調整の負担が大きくなります。

オンライン商談であれば、

「明日の15時から30分ほどお時間いただけますか」

という形で比較的柔軟に設定できます。

しかし対面商談の場合、

・営業担当者の移動時間
・顧客の予定
・会議室の確保

などを考慮する必要があります。

その結果、

「来週なら可能です」

「再来週になりそうです」

というケースも珍しくありません。

営業ではスピードが重要です。

顧客の興味が高まっているタイミングで商談できなければ、競合に先を越される可能性もあります。

日程調整の難しさは、対面商談ならではの課題と言えるでしょう。

5. 地域的な制約がある

対面商談中心の営業活動では、どうしても営業エリアが限定されます。

例えば横浜の企業が新規開拓を行う場合、

・神奈川県
・東京都
・千葉県
・埼玉県

あたりが現実的な営業範囲になることが多いでしょう。

しかしオンライン商談であれば、

・北海道
・東北
・関西
・九州

など全国の企業を対象に営業活動を行うことができます。

特にニッチな商材を扱う企業では、市場規模を広げるために全国展開が重要になることがあります。

対面商談だけに依存すると、本来獲得できるはずだった顧客との接点を失ってしまう可能性もあります。

営業機会の最大化という観点では、対面商談には一定の制約があることを理解しておく必要があります。

対面商談だけでは営業効率に限界がある

対面商談には、

・移動コストがかかる
・商談件数に限界がある
・属人化しやすい
・日程調整が難しい
・営業エリアが限定される

という課題があります。

だからといって対面商談が不要というわけではありません。

重要なのは、対面商談の強みと弱みを理解し、適切な場面で活用することです。

実際に成果を上げている企業の多くは、初回接触や情報収集はオンラインで行い、重要な提案やクロージングのみ対面で実施するなど、両者をうまく組み合わせています。

次章では、オンライン商談で成果を出すための具体的なポイントについて解説します。

オンライン商談で成果を出すためのポイント

オンライン商談は移動時間やコストを削減できる優れた営業手法です。

しかし、単に対面商談をオンラインに置き換えただけでは成果は上がりません。

実際に、

「商談件数は増えたのに受注率が下がった」

「提案はできているが案件が前に進まない」

という悩みを抱える営業組織も少なくありません。

オンライン商談では対面商談とは異なるスキルや工夫が求められます。

ここでは、オンライン商談で成果を出すために意識したいポイントを解説します。

事前準備を徹底する

オンライン商談では事前準備の重要性がさらに高まります。

対面商談であれば、多少準備不足であっても会話の流れの中で軌道修正できることがあります。

しかしオンライン商談では限られた時間の中で効率的に進める必要があります。

そのため、

・企業情報
・業界動向
・競合状況
・過去の接触履歴
・想定課題

などを事前に整理しておくことが重要です。

また商談の目的も明確にしておきましょう。

例えば、

・課題ヒアリング
・サービス紹介
・提案実施
・クロージング

などです。

目的が曖昧なまま商談を行うと、話が広がるだけで成果につながりにくくなります。

オンライン商談は準備段階で勝負の半分が決まると言っても過言ではありません。

カメラ・音声環境を整える

オンライン商談では営業担当者の第一印象が非常に重要です。

しかし、

・音声が聞き取りにくい
・映像が暗い
・背景が雑然としている

といった状態では、顧客に不安を与えてしまいます。

特に音声品質は重要です。

顧客は営業担当者の話を長時間聞くことになるため、聞き取りづらい音声は大きなストレスになります。

オンライン商談を行う際は、

・静かな場所を選ぶ
・マイク付きヘッドセットを利用する
・十分な照明を確保する
・背景を整理する

といった基本的な環境整備を徹底しましょう。

商談内容が同じであっても、見え方や聞こえ方によって印象は大きく変わります。

商談開始直後のアイスブレイクを大切にする

オンライン商談では雑談が生まれにくいという課題があります。

そのため、意識的にアイスブレイクを取り入れることが重要です。

例えば、

「本日はお時間いただきありがとうございます。」

だけで終わらせるのではなく、

「最近はオンライン商談が多いですか?」

「今日はかなり暑いですね。」

「御社のホームページを拝見しました。」

など、簡単な会話からスタートすると場が和みます。

営業担当者は早く本題に入りたくなるものですが、いきなり提案を始めると相手との距離感が縮まりません。

オンラインだからこそ、最初の数分間で信頼関係を作ることが重要です。

一方的に話し続けない

オンライン商談で失敗する営業担当者に多いのが、一方的な説明です。

画面共有をしながら資料を説明していると、

「とにかく話し続けてしまう」

という状況になりがちです。

しかし営業の基本はヒアリングです。

顧客が抱えている課題や悩みを理解しなければ、適切な提案はできません。

そのため、

「現在どのような課題がありますか?」

「この部分についてはどのようにお考えですか?」

「ここまででご不明点はありませんか?」

といった質問を積極的に取り入れましょう。

理想的な商談は、

営業担当者が話す時間50%

顧客が話す時間50%

程度とも言われています。

オンライン商談では特に双方向のコミュニケーションを意識することが大切です。

画面共有を効果的に活用する

オンライン商談の大きな強みの一つが画面共有です。

しかし資料をただ映すだけでは効果的とは言えません。

例えば、

・導入事例
・成果データ
・サービス画面
・シミュレーション結果

などを活用すると、顧客の理解度が高まります。

また資料の文字量が多すぎると、顧客は読むことに集中してしまい営業担当者の話が頭に入らなくなります。

オンライン商談用の資料は、

・シンプル
・視覚的
・要点重視

を意識するとよいでしょう。

顧客が「理解しやすい」と感じる資料は、商談の質を大きく向上させます。

商談時間を意識する

オンライン商談では長時間の説明は避けた方がよいでしょう。

対面商談に比べて集中力が続きにくいためです。

特に初回商談では、

30分~60分程度

に収めるのが理想です。

長時間の商談になる場合は、

・ヒアリング
・提案
・質疑応答

などを区切りながら進めると集中力を維持しやすくなります。

また終了時間を守ることも重要です。

時間管理ができる営業担当者は、それだけで信頼感を与えることができます。

商談後のフォローを迅速に行う

オンライン商談では商談終了後のフォローが特に重要です。

対面商談であれば訪問した印象が残りますが、オンライン商談は記憶に埋もれやすい傾向があります。

そのため商談終了後はできるだけ早く、

・お礼メール
・提案資料
・見積書
・参考資料

などを送付しましょう。

理想は当日中です。

対応スピードは顧客満足度にも影響します。

また次回アクションも明確にしておくことが重要です。

例えば、

・来週再度打ち合わせを行う
・見積を提出する
・社内検討後に連絡をもらう

などです。

商談後の流れが曖昧になると、案件が停滞しやすくなります。

オンライン商談は「効率」と「質」の両立が重要

オンライン商談は効率性に優れています。

しかし成果を出すためには、

・事前準備
・信頼関係の構築
・ヒアリング
・資料活用
・フォロー

といった基本を徹底する必要があります。

オンラインだから特別な営業手法が必要なのではありません。

むしろ営業の基本をオンライン環境に合わせて実践できるかどうかが重要なのです。

次章では、対面商談で成果を出すためのポイントについて詳しく解説します。

対面商談で成果を出すためのポイント

対面商談には、オンライン商談にはない強みがあります。

顧客との距離を縮めやすく、信頼関係を構築しやすいため、高額商材や大型案件では現在でも重要な営業手法として活用されています。

しかし、「直接会えるから契約が取れる」というわけではありません。

むしろ対面商談だからこそ、営業担当者の実力が成果に大きく影響します。

せっかく訪問の機会を得ても、顧客との関係構築や課題把握ができなければ受注にはつながりません。

ここでは、対面商談で成果を出すために意識したいポイントを解説します。

第一印象を意識する

対面商談では第一印象が非常に重要です。

人は会って数秒から数十秒で相手の印象を判断すると言われています。

営業担当者の場合、

・身だしなみ
・表情
・姿勢
・挨拶
・話し方

などが第一印象を大きく左右します。

例えば、

・スーツにシワがある
・靴が汚れている
・挨拶が暗い
・姿勢が悪い

といった状態では、商談内容以前にマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

反対に、

・清潔感がある
・笑顔がある
・ハキハキ話す
・礼儀正しい

といった営業担当者は信頼感を持たれやすくなります。

営業は商品だけでなく、自分自身も評価されていることを忘れてはいけません。

商談前の情報収集を徹底する

成果を出す営業担当者ほど事前準備に時間をかけています。

訪問前に企業情報を調べることで、商談の質は大きく向上します。

最低限確認しておきたい情報として、

・事業内容
・従業員数
・所在地
・売上規模
・主要サービス
・採用状況
・ニュースリリース

などがあります。

また、

・なぜ今回商談になったのか
・どのような課題を抱えていそうか
・競合との違いは何か

まで仮説を立てておくことが重要です。

事前準備が不足している営業担当者は、どうしても一般論の提案になりがちです。

一方で事前情報を踏まえて商談に臨めば、

「当社のことを理解してくれている」

という好印象を与えることができます。

提案よりもヒアリングを重視する

営業担当者は商品説明や提案に力を入れがちです。

しかし成果を出している営業担当者ほど、ヒアリングを重視しています。

なぜなら顧客が求めているのは商品説明ではなく、自社の課題解決だからです。

例えば営業代行の提案であっても、

「アポを取れます」

という話より、

「なぜ新規開拓が進まないのか」

を理解することが先です。

ヒアリングでは、

・現状
・課題
・理想状態
・導入背景
・意思決定プロセス

などを深掘りしていきます。

質問例としては、

「現在どのような課題がありますか?」

「その課題はいつ頃から発生していますか?」

「これまでどのような対策を行いましたか?」

などが有効です。

営業担当者が話す時間よりも、顧客が話す時間を増やすことを意識しましょう。

顧客の本音を引き出す

対面商談の大きな強みは、本音を聞き出しやすいことです。

オンライン商談では表面的な会話で終わることもありますが、対面では雑談や空気感から本音が見えやすくなります。

例えば、

「実は予算が厳しくて…」

「競合とも比較しています」

「前回の業者選びで失敗していて…」

といった情報は非常に重要です。

しかし顧客は最初から本音を話してくれるわけではありません。

本音を引き出すためには、

・相手の話を否定しない
・共感を示す
・焦って提案しない

ことが大切です。

顧客との信頼関係が深まるほど、本質的な課題が見えてきます。

提案内容を顧客ごとに最適化する

営業で成果が出ない理由の一つに、「誰にでも同じ提案をしている」というケースがあります。

もちろん提案資料のベースは共通で問題ありません。

しかし顧客によって課題は異なります。

例えば、

人材不足で悩む企業

新規顧客開拓で悩む企業

営業組織の育成に悩む企業

では、同じサービスでも伝えるべき価値が変わります。

ヒアリングで得た情報をもとに、

「御社の場合は○○がポイントだと思います」

という形で提案できれば、顧客は自分ごととして話を聞いてくれるようになります。

提案力とは説明の上手さではなく、顧客に合わせる力とも言えるでしょう。

次回アクションを明確にする

商談終了時には必ず次のアクションを決めましょう。

意外と多いのが、

「検討しておきます」

「またご連絡します」

で終わってしまうケースです。

これでは案件が停滞する可能性が高くなります。

例えば、

・見積提出日
・次回商談日
・社内共有期限
・契約検討時期

などを明確にします。

営業担当者としては、

「次回の約束を取る」

ことを一つのゴールとして考えると良いでしょう。

受注までのプロセスを具体化することで、案件の進捗管理もしやすくなります。

商談後のフォローも重要

対面商談は訪問して終わりではありません。

むしろ商談後のフォローが受注率を左右します。

商談終了後はできるだけ早く、

・お礼メール
・議事録
・提案資料
・見積書

などを送付しましょう。

対応が早い営業担当者は信頼されやすくなります。

また顧客も複数の会社を比較している可能性があります。

そのためフォローのスピードは競争優位性になることがあります。

対面商談は「信頼構築」が最大の武器

対面商談で成果を出すためには、

・第一印象
・事前準備
・ヒアリング
・課題把握
・提案の最適化
・フォロー

が重要になります。

中でも最も大切なのは信頼関係の構築です。

顧客は商品だけでなく、「誰と仕事をするか」を見ています。

対面商談の強みを最大限活かし、顧客との信頼関係を深めることが受注への近道と言えるでしょう。

次章では、オンライン商談と対面商談はどちらを選ぶべきなのか、それぞれが向いているケースについて詳しく解説します。

オンライン商談と対面商談はどちらを選ぶべきか

ここまで、オンライン商談と対面商談それぞれのメリット・デメリットについて解説してきました。

ここで多くの営業担当者や営業責任者が気になるのが、

「結局どちらが良いのか?」

という点ではないでしょうか。

しかし実際には、オンライン商談と対面商談は優劣を比較するものではありません。

重要なのは、それぞれの特徴を理解したうえで適切に使い分けることです。

成果を出している企業ほど、「オンラインか対面か」を議論するのではなく、「どのタイミングでどちらを使うべきか」を考えています。

ここでは、それぞれの商談スタイルが向いているケースについて解説します。

オンライン商談が向いているケース

まずはオンライン商談が効果を発揮しやすいケースを見ていきましょう。

初回接触や情報収集

新規開拓営業では、まず顧客との接点を作ることが重要です。

しかし初回の段階で訪問を打診すると、

「まずはオンラインでお願いします」

と言われるケースも少なくありません。

実際、顧客側から見ても、

・移動が不要
・短時間で済む
・気軽に話を聞ける

というメリットがあります。

そのため初回商談や課題ヒアリングはオンラインとの相性が非常に良いと言えます。

営業担当者にとっても移動時間が不要なため、多くの見込み客と接触できます。

遠方企業への営業

オンライン商談は地理的な制約を取り払います。

例えば横浜の企業が、

・北海道
・東北
・九州
・沖縄

の企業へ営業する場合、毎回訪問していては大きなコストがかかります。

しかしオンラインであれば全国どこでも同じ条件で商談できます。

特に全国展開を目指す企業や、ニッチ市場を狙う企業にとっては大きなメリットです。

比較的単価が低い商材

例えば、

・SaaS
・Webサービス
・研修サービス
・求人広告
・業務支援ツール

などの場合、毎回訪問していては採算が合わないケースもあります。

商談単価が低いほど営業効率が重要になります。

そのためオンライン商談を活用して営業コストを抑える方が合理的です。

スピードが求められる案件

顧客の興味が高まっているタイミングを逃さないことも重要です。

例えば資料請求や問い合わせがあった場合、

翌日にオンライン商談

という対応は比較的容易です。

しかし訪問商談の場合、

・日程調整
・移動時間確保

などが必要になり、商談まで時間がかかることがあります。

スピード重視の案件ではオンライン商談が有効です。

対面商談が向いているケース

続いて、対面商談が効果を発揮しやすいケースを見ていきましょう。

高額商材の提案

契約金額が大きくなるほど、顧客は慎重になります。

例えば、

・営業代行
・人材紹介
・システム開発
・コンサルティング
・設備投資

などです。

数百万円から数千万円規模の契約になる場合、

「一度直接会って話を聞きたい」

と考える企業は少なくありません。

高額案件ほど信頼関係が重要になるため、対面商談の価値は高まります。

経営者向け営業

中小企業の経営者や役員クラスへの営業では、対面商談が有効なケースが多くあります。

経営者は日々多くの営業提案を受けています。

その中で信頼を得るためには、直接会うことが有利になる場合があります。

また経営者との商談では、

・会社の方向性
・将来構想
・経営課題

など深い話になることもあります。

対面の方が本音を引き出しやすくなる傾向があります。

最終提案やクロージング

初回商談はオンラインで行い、

最終提案だけ訪問する

という企業も増えています。

これは非常に合理的な方法です。

顧客側も、

「ここまで検討しているなら直接会いたい」

と考えるケースがあります。

また営業担当者としても、

・意思決定者の反応を見る
・不安点を解消する
・最終的な合意形成を行う

といった場面では対面の方が進めやすいことがあります。

長期契約が前提の案件

営業代行や人材サービスのように、契約後も長く付き合うサービスでは信頼関係が重要です。

顧客は単にサービスを購入するだけではありません。

今後数か月から数年間、一緒に仕事をするパートナーを選んでいます。

そのため、

「実際に会っておきたい」

と考える担当者も少なくありません。

長期的な関係構築を考えると、対面商談の価値は依然として高いと言えるでしょう。

最も成果が出るのはハイブリッド型営業

近年、多くの企業が採用しているのがハイブリッド型営業です。

これはオンライン商談と対面商談を組み合わせる方法です。

例えば、

テレアポ

オンライン商談

課題ヒアリング

提案

最終提案のみ訪問

契約

という流れです。

この方法であれば、

・オンラインの効率性
・対面の信頼構築力

の両方を活用できます。

実際、多くの営業組織で成果が出ているのは、このようなハイブリッド型の営業体制です。

商談方法よりも顧客に合わせることが重要

営業担当者は、

「オンラインの方が効率的」

「やはり訪問営業が強い」

と考えがちです。

しかし本当に重要なのは顧客視点です。

顧客によっては、

「オンラインで十分」

と考える場合もあれば、

「直接会いたい」

と考える場合もあります。

成果を出す営業担当者は、自分の都合ではなく顧客の都合を優先します。

その結果として信頼関係が生まれ、受注につながるのです。

次章では、営業組織としてオンライン商談と対面商談をどのように活用すべきかについて解説します。

営業組織としてオンライン商談と対面商談をどう活用するべきか

ここまで解説してきたように、オンライン商談にも対面商談にもそれぞれ強みと弱みがあります。

そのため営業組織として重要なのは、

「オンラインか対面か」

を決めることではなく、

「どのような基準で使い分けるか」

を明確にすることです。

実際に成果を出している企業は、営業担当者個人の判断に任せるのではなく、組織として商談プロセスを設計しています。

ここでは、営業組織としてオンライン商談と対面商談を最大限活用するためのポイントを解説します。

商談プロセスを標準化する

営業組織でよく起こる問題の一つが、営業担当者によって商談の進め方がバラバラになることです。

例えば、

Aさんは初回から訪問する

Bさんはすべてオンラインで進める

Cさんは案件によって判断する

という状態では、組織として再現性のある営業活動ができません。

そこで重要になるのが商談プロセスの標準化です。

例えば、

・初回ヒアリングはオンライン
・提案商談はオンライン
・契約前のみ訪問

といったルールを定めることで、営業活動の効率を高めることができます。

もちろんすべてを機械的に運用する必要はありませんが、基本ルールがあることで組織全体の生産性は向上します。

商談フェーズごとに最適な手法を決める

営業活動は複数のフェーズで構成されています。

例えば、

・見込み客獲得
・初回接触
・課題ヒアリング
・提案
・クロージング
・契約後フォロー

です。

これらすべてを同じ方法で行う必要はありません。

例えばBtoB営業の場合、

見込み客獲得

テレアポ

初回ヒアリング

オンライン商談

提案

オンライン商談

最終提案

対面商談

契約後フォロー

オンライン面談

という流れが効率的なケースもあります。

営業プロセスごとに最適な方法を設計することで、営業効率と受注率の両立が可能になります。

KPIを見直す

オンライン商談を導入すると、営業活動の指標も変わってきます。

従来の訪問営業中心の組織では、

・訪問件数
・面談件数

などを重視していました。

しかしオンライン商談が増えると、

・商談実施数
・商談化率
・提案率
・受注率

などの方が重要になります。

営業管理においては、

「何件訪問したか」

ではなく、

「どれだけ成果につながる商談を作れたか」

を見る必要があります。

特にオンライン商談は件数が増えやすいため、単なる商談数だけでなく質も評価することが重要です。

オンライン商談の録画を活用する

オンライン商談の大きなメリットの一つが録画機能です。

対面商談では再現が難しい商談内容も、オンラインであれば記録として残すことができます。

録画データは、

・新人教育
・営業研修
・商談分析
・成功事例共有

などに活用できます。

例えば、

受注率の高い営業担当者の商談

失注した商談

顧客の反応が良かった提案

などを共有すれば、営業組織全体のレベルアップにつながります。

営業は属人化しやすい仕事ですが、録画活用によってノウハウを組織資産へ変えることができます。

インサイドセールスとの連携を強化する

オンライン商談の普及によって、営業の分業化も進んでいます。

特に増えているのが、

インサイドセールス

フィールドセールス

という役割分担です。

例えば、

インサイドセールス
・テレアポ
・メール
・初回商談

フィールドセールス
・提案
・クロージング
・契約

という形です。

これにより営業担当者は、自分の得意分野に集中できます。

特に受注率の高い営業担当者は、アポイント獲得よりも商談やクロージングに時間を使う方が成果を出しやすくなります。

営業組織としては、どの業務を誰が担当するべきかを見直す良い機会と言えるでしょう。

顧客目線で商談方法を選ぶ

営業担当者は効率を重視しがちです。

しかし顧客が求めている商談方法を選ぶことも重要です。

例えば、

若い担当者
→オンライン希望

地方企業
→オンライン希望

経営者
→対面希望

大型案件
→対面希望

など、顧客によって考え方は異なります。

成果を出す営業組織ほど、

「自社がやりやすい方法」

ではなく、

「顧客が意思決定しやすい方法」

を選んでいます。

営業の本質は顧客課題の解決です。

商談方法も顧客満足度を高める視点で考えることが重要です。

営業組織に求められるのは柔軟性

オンライン商談が普及した現在でも、対面商談の価値がなくなったわけではありません。

また対面営業だけで成果を最大化できる時代でもありません。

営業組織に求められるのは柔軟性です。

案件ごとに、

・オンラインが良いのか
・対面が良いのか
・両方組み合わせるべきか

を判断できる体制が重要になります。

営業手法にこだわるのではなく、顧客にとって最適な方法を選択できる組織こそが、今後も成果を出し続けるでしょう。

まとめ

オンライン商談と対面商談には、それぞれ異なる特徴があります。

オンライン商談は、

・移動時間を削減できる
・商談件数を増やせる
・全国の企業へアプローチできる
・営業コストを削減できる

といった効率面で大きなメリットがあります。

一方、対面商談は、

・信頼関係を築きやすい
・顧客の反応を把握しやすい
・高額案件に強い
・クロージングしやすい

という強みがあります。

どちらが優れているという話ではなく、営業フェーズや顧客の状況に応じて使い分けることが重要です。

実際には、

初回商談はオンライン

重要な提案やクロージングは対面

というハイブリッド型の営業スタイルが、多くの企業で成果を上げています。

また営業担当者が商談に集中するためには、安定した商談機会を確保することも欠かせません。

新規開拓では、リスト作成やテレアポ、見込み客の発掘に多くの時間がかかります。

そのため近年では、営業代行やテレアポ代行を活用し、アポイント獲得を外部へ委託する企業も増えています。
※営業代行に関するご案内はこちら
※テレアポ代行に関するご案内はこちら

営業担当者が本来注力すべき商談や提案活動に集中できれば、オンライン商談・対面商談のどちらにおいても成果を最大化しやすくなるでしょう。

自社に合った営業体制を構築し、オンラインと対面それぞれの強みを活かした営業活動を実践していきましょう。

 

/home/jippou/jippou.co.jp/public_html/wp/wp-content/themes/Jippou/single-blogc.php on line 153
"> << 一覧に戻る

資料請求

お問い合わせ

pagetop

Copyright (C) jippou Inc. All Rights Reserved.

Copyright (C) jippou Inc. All Rights Reserved.